
Lステップで顧客情報を管理したいけれど、タグと友だち情報欄のどちらを使えばいいの?
Lステップを導入したばかりの担当者から、とても多くいただく質問です。どちらも友だちを分類・管理するための機能ですが、役割が違います。使い分けを決めないまま運用を始めると、あとでセグメント配信の絞り込みがうまくできなくなります。
結論からお伝えすると、「ある・なし」で分けられる情報はタグ、「中身(値)」を持たせたい情報は友だち情報欄で管理するのが基本です。
この記事では、両者の違いを比較表で整理したうえで、迷ったときの判断基準、業種別の使い分け例、セグメント配信での組み合わせ方まで解説します。
まずは両者の違いを一覧で確認しましょう。タグは「ラベル」、友だち情報欄は「顧客台帳の項目」とイメージすると理解しやすくなります。
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比較項目 |
タグ |
友だち情報欄 |
|---|---|---|
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イメージ |
友だちに貼るラベル |
顧客台帳の入力欄 |
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保存できる情報 |
付いているか・いないかの2択 |
テキスト・数値・日付などの具体的な値 |
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絞り込み方 |
タグが付いている/付いていない |
値が一致する、〇〇以上・以下など |
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メッセージへの差し込み |
できない |
できる(例:「〇〇様」) |
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向いている用途 |
行動履歴・状態の記録 |
属性・数値・日付の記録 |
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情報の例 |
資料請求済み、セミナー参加、購入済み |
氏名、生年月日、最終来店日、予算 |
どちらが優れているという話ではなく、「記録したい情報の形」に合わせて選ぶのがポイントです。
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タグに向いているのは、「はい/いいえ」で答えられる情報です。
なお、Lステップのフリープランではタグは10個までという制限があります。プランごとの違いは「Lステップのフリープランでできること・できないこと」で詳しく解説しています。
友だち情報欄は、友だちごとに「項目」と「値」を保存できる機能です。いわば、Lステップの中に顧客台帳を作るイメージです。

友だち情報欄は、項目ごとにテキスト・数値・日付などの形式を選んで作成します。形式によって、あとで使える絞り込み条件が変わります。
値は管理画面から手入力するほか、回答フォームの回答をそのまま友だち情報欄に保存したり、アクションで自動更新したりできます。
友だち情報欄に向いているのは、人によって「中身」が違う情報です。
友だち情報欄の大きな強みが、保存した値をメッセージ本文に差し込めることです。
山田様、前回のご来店(8月12日)から少し時間が空きましたね。今月のご予約はこちらからどうぞ。
このように名前や日付が入るだけで、一斉配信でも「自分宛て」のメッセージになります。タグではこの使い方はできません。
「この情報はどちらで管理すべき?」と迷ったら、次の4つを順に確認してみてください。1つでも当てはまれば、友だち情報欄が向いています。

「購入したかどうか」だけ知りたいならタグで十分です。一方で「いくら購入したか」「いつ購入したか」まで知りたいなら、友だち情報欄を使います。
最終来店日や来店回数のように、時間とともに変わる情報は友だち情報欄向きです。タグで管理しようとすると「来店1回」「来店2回」…とタグが増え続け、付け替えの手間もかかります。
氏名や予約日など、配信文に入れたい情報は友だち情報欄に保存します。タグの名前はメッセージに差し込めません。
「予算3,000万円以上」「最終来店から60日以上」のように範囲で絞り込みたい場合は、数値・日付形式の友だち情報欄が必要です。
4つすべて「いいえ」なら、タグで管理するのがシンプルです。
実際の運用ではどう使い分けるのか、代表的な3業種で整理しました。
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業種 |
タグで管理する情報 |
友だち情報欄で管理する情報 |
|---|---|---|
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美容サロン |
新規・リピーター、施術メニュー(カット、カラー等)、回数券購入済み |
氏名、生年月日、最終来店日、来店回数、担当スタッフ |
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不動産 |
希望種別(新築・中古・土地)、内見予約済み、住宅ローン相談希望 |
希望エリア、予算、希望間取り、入居希望時期 |
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BtoB(士業・コンサル) |
資料ダウンロード済み、セミナー参加、商談中、契約済み |
会社名、役職、従業員数、契約更新日 |
共通するのは、行動やステータスはタグ、その人固有の属性や数値は友だち情報欄という考え方です。たとえば不動産の「希望エリア」は選択肢が多く変更されやすいため、友だち情報欄で管理したほうが整理しやすくなります。
タグと友だち情報欄は、どちらか一方を選ぶものではありません。絞り込み条件で組み合わせると、「今この人に送るべきメッセージ」を精度高く届けられます。
「一度来店したけれど、しばらく来ていないお客様」だけに配信する場合の設定例です。
この3つをAND条件で組み合わせ、本文には友だち情報欄の「氏名」「最終来店日」を差し込みます。すでに予約している人には届かず、「自分のことを覚えてくれている」と感じてもらえる配信になります。
全員に同じ物件情報を送るよりも、ブロックされにくく、反応率も上がりやすくなります。配信後は、一斉配信のクリック数を確認して条件を見直しましょう。効果測定の方法は「一斉配信で回答フォーム・カレンダー予約のクリック数を確認」で紹介しています。
タグと友だち情報欄の運用でよく見かける失敗を、対策とあわせて紹介します。
担当者ごとに自由にタグを作ると、「資料請求」「資料DL」「資料請求済み」のように似たタグが乱立します。どれを絞り込みに使えばいいか分からなくなり、配信漏れや誤配信の原因になります。
対策:「【流入】Instagram」「【行動】資料請求」のように、フォルダ名と接頭辞をそろえた命名ルールを決めましょう。タグを新しく作るときは、既存のタグで代用できないか確認する習慣も大切です。
友だち情報欄をテキスト形式で作り、「2026/8/12」のように日付を入力してしまうケースです。見た目は日付でも文字列として扱われるため、「60日以上前」のような期間指定ができません。金額や回数も同様です。
対策:友だち情報欄を作る前に「この項目でどう絞り込みたいか」を決め、日付は日付形式、数値は数値形式で作成しましょう。回答フォームから保存する場合も、フォーム側の入力形式を合わせておくと安心です。
「希望エリア:渋谷区」をタグでも友だち情報欄でも記録していると、片方だけ更新されて内容が食い違います。どちらを正とするか分からず、配信条件も担当者によってバラバラになります。
対策:「この情報はこちらで管理する」という対応表を作り、チームで共有しましょう。前述の「業種別の使い分け例」の表をそのまま雛形に使えます。
友だち数が少なく、配信内容もシンプルなうちはタグだけでも運用できます。ただし、氏名の差し込みや「最終来店から〇日」のような絞り込みはできないため、導入初期から友だち情報欄も設計しておくと、あとからの作り直しが不要になります。
できます。対象のタグで友だちを絞り込み、友だち情報欄に値を一括で登録する方法が一般的です。移行後は、旧タグを条件にした配信やアクションが残っていないか必ず確認しましょう。
もっとも手軽なのは回答フォームです。友だち追加直後のアンケートや予約フォームで回答してもらい、友だち情報欄に自動保存する設定にしておくと、手入力の手間がかかりません。質問数は必要なものに絞ると回答率が上がります。
使えます。一斉配信の絞り込みでは、タグと友だち情報欄の条件を組み合わせられます。具体的な設定例は「セグメント配信での組み合わせ方」をご覧ください。
Lステップのタグと友だち情報欄は、「ある・なし」で分けられる情報はタグ、「中身(値)」を持たせたい情報は友だち情報欄、という基本さえ押さえれば迷うことはありません。
導入初期に使い分けのルールを決めておくことが、将来の配信の精度を大きく左右します。まずは自社で管理したい情報を書き出し、「タグか、友だち情報欄か」を仕分けするところから始めてみてください。
マーケリンクでは、Lステップの初期設計からタグ・友だち情報欄の構成づくり、セグメント配信の運用までサポートしています。「今のタグが散らかっていて整理したい」「自社に合った顧客管理の形を作りたい」という方は、お気軽にご相談ください。