Lステップを効果的に活用するには、料金体系を正確に把握することが重要です。配信数や機能の違いによってプランが細かく分かれており、選択を誤るとコスト過多や機能不足を招くリスクがあります。
2025年6月から追加されたフリープランは魅力的ですが、アップグレードや解約時の注意点も多く、慎重な判断が必要です。
本記事では、Lステップの料金体系をプラン別に詳しく整理し、選ぶ際のポイントや注意点を紹介します。
この記事を読むことで、料金面の不安を解消し、スムーズにLステップを導入・運用できます。
▼この記事でわかること
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マーケリンクは600社以上のLINE公式アカウントを運用した実績があります。Lステップを活用した支援実績が多数あり、成果が出やすい「鉄板の型」をカスタマイズして導入可能です。
LINE公式アカウントの運用は、設計に失敗すると成果が出にくくなるため、アカウント構築の際はプロにご相談ください。マーケリンクでは、無料相談を受け付けています。
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目次
引用元:料金プランについて|Lステップ
Lステップの利用には、Lステップ本体とLINE公式アカウントの両方で料金が発生します。
LステップはLINE公式アカウントの拡張機能であり、Lステップ単体ではLINE配信ができません。そのため、LINE公式アカウントの契約が必須です。
LINE配信量とLステップの機能要件を照らし合わせて、プランを慎重に選ぶことが重要です。
Lステップには無料で試せるフリープランと、配信数に応じた通常プラン(スタート/スタンダード/プロ)、何十万通規模を送れる大量送信プランがあります。
以下の表は、各プランの月額料金や月間配信数をまとめたものです。
プラン名 |
月額料金(税込) |
月間配信数 |
初期/初月料金 |
フリープラン |
0円 |
~200通 |
初期費用・初月無料 |
スタートプラン |
5,000円 |
~5,000通 |
初期費用・初月無料 |
スタンダードプラン |
21,780円 |
~30,000通 |
初期費用・初月無料 |
プロプラン |
32,780円 |
~50,000通 |
初期費用・初月無料 |
大量送信プラン |
87,780円〜197,780円 |
100,000〜1,000,000通 |
初期費用無料 |
完全無料でLステップの基本機能を体験できるのが、フリープランです。初期費用・月額料金が発生せず、LINE公式アカウントと連携すれば、登録からすぐに運用を開始できます。
ステップ配信や顧客管理といった基本機能が備わっており、小規模な検証や社内テストに適したプランです。
ただし、月の配信数は200通までのため、本格的なマーケティング運用には不向きです。フォロワーが増えるとすぐに上限に達し、継続的なアプローチやセグメント別配信が難しくなります。
無料で導入できる点は魅力ですが、アップグレードの際は注意が必要です。有料プランへ切り替えたタイミングで即課金され、月途中であっても日割りは適用されません。配信予定や予算に応じて、移行のタイミングを慎重に判断してください。
以下のURLから、Lステップのフリープランについて解説した動画が確認できます。ぜひご確認ください。
本格的にLステップを運用するなら、通常プランを選ぶことをおすすめします。スタート・スタンダード・プロの3種類があり、配信通数や機能の範囲に応じて段階的に選択可能です。
ステップ配信やリッチメニュー、URLクリック計測、流入経路分析など、マーケティング施策に必要な機能が一通り揃っています。
Lステップを少数配信から始めたい事業者には、スタートプランが最適です。月額5,000円(税込)で5,000通まで配信でき、基本機能を網羅しています。
タグ管理・回答フォーム・簡単なリマインド配信など、最低限のマーケティング施策には十分対応可能です。顧客データの可視化もできるため、LINE運用の基礎づくりに向いています。
テンプレートも用意されており、初めてのユーザーでもスムーズに導入できます。
ステップ配信やセグメント配信を本格化させたいなら、スタンダードプランがおすすめです。月額21,780円(税込)で30,000通まで配信可能で、マーケティング機能が一通り揃っています。
特に、複雑な条件分岐やセグメント管理、リッチメニューの柔軟な設定など、顧客対応を最適化する上で不可欠です。ユーザー行動に基づいた個別アプローチを取れるため、エンゲージメントや成約率の向上にも貢献します。
大規模なLINE配信を効率化したい企業には、プロプランが最適です。月額32,780円(税込)で、月間50,000通まで対応し、多機能かつ拡張性の高い構成となっています。
プロプランだけが利用できる機能として、流入経路分析やクロス分析、アクション管理(スケジュール実行)などがあります。顧客プロファイルごとの高度な分析と自動化が可能です。
また、スタッフ権限設定にも対応。担当者が複数名いる場合、それぞれに各スタッフのアクセス権をレベル別に付与できるようになります。
スタートプランとスタンダードプランの場合は、管理者権限のアカウントが1つだけですが、プロプラン以上では無制限に発行できます。
10万通以上のメッセージ配信が必要な企業には、大量送信プランが必須です。通常プランではカバーしきれない配信数に対応し、大規模なLINEマーケティングにも柔軟に対応できます。
月間10万〜100万通までの段階別プランが用意されており、目的やリスト数に応じて選ぶことが可能です。
料金は月額87,780円〜197,780円(税込)で、配信数が多くなるほど段階的に上がります。初期費用はかからず、契約した初月から請求されるようになります。
短期間で多数のユーザーへ情報を届けたい場合、通常プランでは限界があるため、大量送信プランの導入を検討しましょう。
Lステップの導入や運用に不安がある場合は、専門家によるコンサルティングを活用するのが効果的です。テンプレートや独学だけでは難しい設計や自動化も、プロのサポートによって短期間で構築できます。
料金体系は依頼方法によって大きく異なり、単発か継続か、成果報酬型かで費用が変動します。ここでは、Lステップのコンサルの代表的な相場を見ていきましょう。
▼Lステップのコンサルの料金相場
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一時的に課題を解決したい場合や運用初期の設計を効率化したい場合には、スポットコンサルが有効です。
相場は1回あたり3万円〜20万円程度で、内容や時間によって価格は大きく変動します。Lステップの構成設計やステップ配信の組み方、リッチメニューの作成など、必要な部分だけを選んで依頼できるため、無駄のない発注ができます。
LINE公式アカウントとの連携設定やLステップのシナリオ設計でつまずくケースでは、短時間のアドバイスだけでも効果的です。
予算を抑えつつ、必要な部分だけサポートを受けたい方にとって、費用対効果の高い選択肢と言えます。
売上や獲得件数に応じて費用が決まる成果報酬型コンサルは、リスクを抑えて導入したい事業者に向いています。
費用は「LINE経由の売上」や「LINE友だち登録者数」に対して、10%〜30%程度が相場です。固定費が不要なため、スタート段階でも導入しやすい特徴があります。
ただし、契約前に成果の定義や計測方法を明確にしておかないと、トラブルになるリスクがあります。事前に双方の認識をすり合わせておくことが重要です。
Lステップは料金体系が複雑です。目的に合わないプランを選ぶと、必要な機能が使えなかったり、配信数の上限に達して配信停止になったりする恐れがあります。
コストと機能のバランスを見極めながら、自社に最適なプランを選ぶことが重要です。ここでは、検討時に見るべき4つの判断基準を紹介します。
▼Lステップの料金プランを選ぶ際のポイント
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Lステップの料金プランを検討する際は、月にどれだけの配信が必要か明確にしておくことが重要です。
各プランには配信上限が設定されており、上限を超えるとメッセージが送信できなくなります。スタートプランは月5,000通、スタンダードは30,000通、プロプランは50,000通まで対応可能です。
一斉配信に加え、ステップ配信やフォローメッセージを活用すると、実際の通数は想定より増える傾向にあります。配信通数の予測が難しい場合は、リスト数や配信頻度をもとに月間の概算を出しておくと安心です。
月間友だち追加数と友だち数をもとに配信数を予測し、各プランの配信上限と照らし合わせて最適なプランを選択しましょう。
利用目的に合った機能が備わっているかどうかは、料金プランを選ぶうえで欠かせない視点です。
ステップ配信やタグ管理、回答フォーム作成などの基本機能はどのプランでも利用できます。しかし、セグメント配信や流入経路分析、API連携といった機能は上位プランのみに限定されます。
また、コンバージョン計測や外部システムとの連携、ファネル分析を行いたい企業には、プロプランが最適です。スタッフごとの権限管理機能もあり、複数名での運用や社内体制に応じた運用ができるようになります。
機能が不足していると、やりたい施策が実現できなくなるリスクがあります。一方で必要以上の機能を選ぶと無駄なコストにつながるため、目的と運用方法に応じて必要な機能が揃っているかを見極めましょう。
運用を長く続けていくためには、毎月の予算に合ったプランを選ぶことが大切です。
Lステップ自体の月額料金に加えて、LINE公式アカウントの月額料金も合算して予算を検討する必要があります。初期費用や代行業者に依頼する場合の構築費用も忘れずに計算しましょう。
Lステップの通常プランは、月額5,000円〜32,780円(税込)の範囲で設定されています。初期費用はかかりませんが、アップグレード時は申し込み直後に課金され、日割りは適用されません。
予算に限りがある場合は、まずスタートプランから始めて、配信数や機能要件の変化に応じて段階的に移行する方法が適しています。施策の拡張やキャンペーンの実施で、配信上限や機能制限にぶつかることもあるため、先を見据えた設計が重要です。
事業規模が大きいほど、上位プランの導入が必要です。
配信通数や運用体制は、企業の規模に比例して複雑になります。そのため、現時点の規模だけでなく、将来的な成長や顧客数の増加も見据えてプランを検討する必要があります。
個人事業主や小規模な店舗など、少人数で運用する場合はスタートプランでも十分対応可能です。配信通数や基本機能に過不足がなく、低コストで運用を始められます。
一方、中規模以上の企業やマーケティング活動が活発な事業者では、スタンダードプラン以上の利用が前提となるケースが多くなります。複数スタッフで運用する場合は、スタッフ権限設定やオペレーター機能がある上位プランが欠かせません。
拡張性を重視し、自社の成長フェーズに合った料金プランを初期段階から選びましょう。
マーケリンクは600社以上のLINE公式アカウントを運用した実績があります。Lステップを活用した支援実績が多数あり、成果が出やすい「鉄板の型」をカスタマイズして導入可能です。
LINE公式アカウントの運用は、設計に失敗すると成果が出にくくなるため、アカウント構築の際はプロにご相談ください。マーケリンクでは、無料相談を受け付けています。
LINEで今すぐ相談する
マーケリンクのLINE公式アカウント・
Lステップ構築サービスの特徴と実績紹介
Lステップは機能ごとにプランが明確に分かれており、自由に移行も可能です。ここでは、Lステップの料金プランに関する注意点を3つ紹介します。
▼Lステップの料金プランに関する注意点
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フリープランから有料プランへ移行した場合、その時点で料金が発生します。通常プランでは30日間の無料お試しが用意されていますが、フリープランからのアップグレードには特典が適用されません。
例えば、フリープランからスタンダードプランに変更した場合、申し込み日が月初でなくても21,780円(税込)の月額料金が即時課金されます。月途中の切り替えであっても、日割り計算には対応していません。
アップグレードを検討している場合は、配信開始日や施策の開始タイミングを踏まえ、月初に移行するのが賢明です。あらかじめスケジュールを立てたうえで、最適な切り替え日を設定しておくと、無駄なコストを防げます。
Lステップでは、プランのダウングレードに制限があります。プロプランと大量送信プランの間では相互に移行できますが、下記の変更には対応しておりません。
また、すべての有料プランからフリープランへのダウングレードも不可です。
将来的な利用頻度や機能の必要性が変動する可能性がある場合は、安易に上位プランへ移行しないことも大切です。はじめから継続的に活用できるプランを選び、長期視点での費用対効果を見据えることが、無理のない運用につながります。
Lステップでは月途中の加入やプラン変更でも、日割り計算はされません。どのタイミングで有料プランに加入しても、月額料金は全額請求されるため注意が必要です。
例えば、月の後半にスタンダードプラン(月額21,780円)へ加入した場合でも、月末までの数日間であっても21,780円が請求されます。同様に、無料トライアル期間終了後に有料プランへ自動的に移行する場合も、切り替えた瞬間に当月分の料金が全額発生します。
Lステップの公式仕様として、月途中の契約であっても日割りは提供されておらず、プラン切り替え時の返金対応も基本的に行われません。そのため、配信スケジュールや施策の実施時期を見据え、月初に契約・変更するのが合理的です。
Lステップは用途や配信規模に応じて複数のプランが用意されています。どのプランが適しているかは、予算、配信数、活用目的、チーム体制などによってバラバラです。
ここでは、それぞれのプランがどのような方に向いているかを具体的に解説します。
▼Lステップの各プランがおすすめの方
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フリープランは、Lステップの基本機能を無料で体験してみたい方に最適です。LINE公式アカウントの拡張機能を少しだけ使ってみたい場合にも向いています。
月額費用や初期費用をかけずに導入できるため、まずは気軽に始めたい個人や小規模事業者は、フリープランを検討してください。
配信数は月200通までに制限されていますが、ステップ配信やタグ管理、フォーム作成など、主要な基本機能は試せます。LINE運用に慣れていない方でも、実際の管理画面で操作感を確認しながら理解を深められます。
LINE公式アカウントの機能を拡張し、ステップ配信や自動応答を導入したい方には、スタートプランが最適です。
月額5,000円(税込)で導入でき、初期費用も不要なため、小規模な事業者や個人でも手が届きやすい価格設定です。
スタートプランでは、タグ設定・回答フォーム・リマインド配信など、基本的な自動化機能が揃っています。LINE上での顧客対応を効率化し、作業時間の短縮や対応品質の安定にもつながります。
リッチメニューの高度な設計やパーソナライズされた配信を活用したい場合は、スタンダードプランが有力な選択肢です。タグや属性情報に基づいたセグメント配信が可能となり、顧客の関心に応じた情報提供が実現します。
また、スタンダードプランの特徴は、LINE上でのやり取りをもとに、行動履歴を蓄積・分析できる点です。配信の無駄を減らし、エンゲージメントの高いコミュニケーションを継続できます。
リスト数や配信通数が増えてくると、スタートプランでは不十分なケースもありますが、スタンダードプランでは月30,000通まで対応できます。
複雑なシナリオ設計や、詳細なセグメント配信を駆使してユーザーごとに最適なメッセージを届けたい事業者には、プロプランが必須です。特に「流入経路分析」や「クロス分析」を用いた施策は、プロプランから使えるようになります。
このような機能があることで、ユーザーの登録経路や反応傾向をもとに、施策ごとの成果を可視化できます。行動に基づくセグメント配信も自動化できるため、少ない手間で、ユーザー一人ひとりに合ったメッセージ配信が可能です。
また、スタッフ権限の管理や複数アカウント発行もできるため、社内に複数担当者がいる場合や、大量の顧客データを扱う場合に向いています。
月に数万通以上のLINE配信が必要な企業には、大量送信プランが最適です。
月10万通~100万通といった大規模な配信に対応しており、配信通数に応じた段階的なプランが設計されています。通常プランの配信上限では足りない事業者や、頻繁に一斉告知を行う必要がある場合に適しています。
また、高頻度での配信や大量配信時の到達安定性も重要な要素です。大量送信プランは配信処理の安定性や速度にも配慮されており、大切な情報を確実に届けることが求められる業態に向いています。
最後に、ユーザーからよく寄せられる料金まわりの質問に回答します。
▼Lステップの料金に関するよくある質問
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Lステップの支払い方法はクレジットカード決済のみです。
国内外の主要ブランドに対応しており、VISA、MasterCard、JCB、American Expressなどが利用できます。法人・個人を問わずクレジットカードでの自動引き落とし形式となっており、毎月の契約更新時に登録カードへ請求されます。
Lステップの料金体系は、月額固定制でプランごとに配信通数や機能が異なります。基本的には5つのプランに分かれており、それぞれ配信可能通数や対応機能に応じて月額料金が設定されています。
フリープランは0円で、スタート・スタンダード・プロプランは月額制、大量送信プランは配信数に応じて段階課金される形式です。
はい、Lステップの利用にはLINE公式アカウントの料金も別途必要です。
Lステップは、LINE公式アカウントの拡張ツールのため、LINE側の契約が前提となります。Lステップ側の月額費用とは別に、LINEの配信通数に応じた従量課金が発生します。
Lステップで自動配信を設定しても、送信された分はすべてLINE側で課金対象です。
Lステップの料金は、2023年6月1日に改定されました。この改定は、同日に実施されたLINE公式アカウントの料金見直しを受けて実施されたものです。
LINE側でメッセージ配信数や課金体系が大きく見直された影響により、Lステップでもプラン構成や対応内容が一部変更されました。
また、2025年6月にはフリープランが新設されました。料金や仕様は今後もLINE公式側の変更に合わせて調整される可能性があります。Lステップの公式サイトで最新の料金表を確認することをおすすめします。
Lステップは、フリープランからプロプラン、大量送信プランまで用意されており、配信数や機能、事業規模に応じて柔軟に選択できます。特に、月途中でのアップグレードや料金発生タイミングに注意が必要です。
想定外のコスト発生を防ぐには、配信計画や成長見込みを加味したプラン選定をする必要があります。
運用後に後悔しないためにも、必要な機能とコストのバランスを慎重に検討しましょう。
マーケリンクは600社以上のLINE公式アカウントを運用した実績があります。Lステップを活用した支援実績が多数あり、成果が出やすい「鉄板の型」をカスタマイズして導入可能です。
LINE公式アカウントの運用は、設計に失敗すると成果が出にくくなるため、アカウント構築の際はプロにご相談ください。マーケリンクでは、無料相談を受け付けています。