
2025年4月、LINEの機能に「LINE AI」と「LINE AIトークサジェスト」が追加されました。このAI機能により、AIによる検索や画像生成、返信提案などが可能になり、日常のやり取りから業務まで、幅広いシーンで効率化が進むようになります。
本記事では、「LINE AI」と「LINE AIトークサジェスト」の機能と設定方法、料金プランを紹介します。活用事例や利用時の注意点までわかりやすく解説しているのでぜひ参考にしてください。
以下の動画では、AIでLINEボットを作成し、Q&Aを自動化している工程を解説しています。「顧客対応を効率化したい」「問い合わせ対応をAI化したい」といった方は、あわせてご参照ください。
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▼この記事で分かること LINE AIの機能・設定方法 |
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目次

「LINE AI」は、LINEアプリ上で手軽にAI機能を活用できるサービスです。質問への回答や情報検索、画像生成などを、トーク形式でサポートしてもらえます。
ユーザーはAIツールを追加する必要がなく、LINEのホーム画面から「LINE AI」にアクセスするだけで利用を開始できます。
続いて、LINE AIの主な機能について見ていきましょう。

LINE AIの主な機能は以下の3つです。
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▼LINE AIの主な機能
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いずれもLINEアプリ内で完結できるため、特別な知識や設定を必要とせず、トーク感覚でAIを活用できます。それぞれの機能を詳しく見ていきましょう。
LINE AIの基本となるのが、AIとの質疑応答・会話機能です。ユーザーが質問すると、一般的な調べものから仕事の相談、アイデア出しまで、AIが回答します。
例えば「Instagramの投稿アイデアを考えて」「英語で丁寧な返信文を作って」などと入力すれば、目的に合わせた文章を瞬時に生成してくれます。
AIに「あなたはマーケティングの専門家です」といった前提条件を伝えると、より専門的で精度の高い回答が得られます。
AI検索機能は、LINE AIがインターネット上の情報をもとに、知りたい内容を要約して検索してくれる機能です。複数のサイトを見て回る必要がなく、AIが関連情報を整理し、重要なポイントをわかりやすくまとめてくれます。
長文の内容を理解しやすく要約するのも得意です。ニュースやレポートの内容を短時間で把握したいときにも活用できます。
LINEで返信対応している際に、必要な情報をその場で検索・要約できるため、迅速かつ正確な対応をしたい場合にも最適です。
LINE AIでは、テキストだけでなく画像の生成や分析、簡単な編集にも対応しています。例えば「黒猫のキャラクター風イラストを描いて」と入力すると、指定した条件に合わせてAIが画像を生成します。生成した画像は保存・共有も可能です。
また、画像を送信して「この商品は何?」と質問すると、AIが画像を分析し、該当するブランドや製品カテゴリなどを推定して回答します。「背景をぼかして」「明るさを調整して」などの編集指示にも対応できます。

初期設定はわずか3ステップで完了します。以下の手順で進めていきましょう。
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▼LINE AIの主な機能
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まず、LINEアプリを開き、ホーム画面の「サービス」一覧から「LINE AI」を選択します。アイコンをタップすると専用ページが開き、利用準備が整います。

初めて利用する際は、利用規約への同意が求められます。内容を確認したうえで「同意する」をタップすれば設定完了です。
2回目以降はこのステップを省略できるため、スムーズにAIとの会話を開始できます。

設定が完了したら、さっそく質問を入力してみましょう。

「LINE AIトークサジェスト」は、LINEのトーク画面でAIが返信やスタンプの提案をしてくれるサポート機能です。AIがメッセージ内容や会話の文脈を理解し、適切な返信文やスタンプ、口調の変換をリアルタイムで提示します。
例えば、友だちから「お疲れさま!」とメッセージが届いた場合「ありがとう!」や「今日は忙しかった〜」などの返答候補が自動で表示されます。「タメ口」「敬語」など、シーンに応じた会話も可能です。
自動返信機能とは異なり、AIがユーザーの言葉や感情をくみ取ってコミュニケーションを補助する点が大きな特徴です。忙しい時や言葉選びに迷う場面でも、自然でスピーディーにやり取りできます。

LINE AIトークサジェストの機能は以下の4つです。
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▼LINE AIトークサジェストの機能
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それぞれの特徴を確認していきましょう。

返信文の提案機能は、AIが会話の流れを理解し、自然で適切な返信文を自動生成してくれる仕組みです。例えば、友だちから「明日のランチどうする?」と送られた場合、以下のように複数の返信案が即座に表示されます。
ユーザーはタップするだけで送信できるため、入力の手間を削減できます。定型文ではなく、文脈やトーンに合わせて提案されるのが特徴です。

スタンプ提案は、AIがトーク内容を解析し、返信に適したスタンプを自動で提案してくれる機能です。
例えば、「お疲れさま!」というメッセージに対して、「ありがとう」「がんばったね」などの感情に合うスタンプが表示されます。ワンタップで送信できるため、テキストを打つ時間がないときにも便利です。
スタンプ提案を利用するには「LINEホーム→設定→スタンプ→サジェスト表示をON」に設定しておく必要があります。対応言語を設定しておくことで、AIがより適切な候補を表示します。
言葉に頼らず感情を伝えたいときや、カジュアルにやり取りしたいシーンに最適です。

口調を変換できる機能も搭載されています。以下のスタイルから選択可能です。
「お疲れさまです」を「おつかれにゃ!」や「ご苦労でござる」と変換するなど、用途や場面に応じて自在に表現を変えられます。特にビジネスチャットでは「丁寧な言い回しに直したい」とき、プライベートでは「少し柔らかくしたい」ときに重宝されます。
AIが自動で文法や言葉遣いを整えるため、誤字脱字や不自然な表現を防ぐことも可能です。

AI検索では、トーク内容をもとに関連する検索キーワードが自動で提案されます。
会話中に「新宿でランチしよう」といった話題が出ると「新宿 ランチ おすすめ」などの検索候補を表示してくれます。AI検索機能により、ブラウザを開かずにLINE内で調べ物が完結するのが大きなメリットです。
友人との予定調整やビジネスの情報共有など、トーク中に生じた気になることをその場で解決できます。

LINE AI・LINE AIトークサジェストの料金表は、以下の通りです。
| 無料 | LYPプレミアム会員:月額508円(税込) | 使い放題プラン:月額750円(税込) | |
| LINE AI | 1日3回まで | 1日10回まで | 無制限 |
| LINEAI トークサジェスト | 1日3回まで | 1日10回まで | 無制限 |
LINE AIとLINE AIトークサジェストは、無料でも利用できますが、利用回数は1日あたり最大3回です。短時間の試用や簡単な質問であれば十分に活用できます。
より多くの回数を使いたい場合は、有料プランへの加入がおすすめです。
LYPプレミアム会員に登録すると、利用回数が1日10回まで拡大します。このプランでは、AI機能だけでなく、1,500万種類以上のLINEスタンプが使い放題になり、PayPayクーポンなどの特典もセットです。
LINE AI使い放題プランに加入すれば、無制限に活用できます。ビジネスでの長時間利用や日常的にAIを使うユーザーに最適です。まずは無料で始めてみましょう。

ここでは、業務効率化を図りたいビジネスシーンと、日常をより便利で楽しくする活用方法の2つの場面に分けて紹介します。
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▼LINE AI・LINE AIトークサジェストの活用例
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ビジネスシーンにおける、LINE AI・LINE AIトークサジェストの活用例を以下にまとめました。
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▼LINE AIの活用例
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▼LINE AIトークサジェストの活用例
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日常的にLINEを使う企業なら、LINE AI・LINE AIトークサジェストを活用することで業務効率を高められます。
以下の動画では、AIを活用して顧客の声を分析し、改善提案まで自動化する方法を解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。
日常生活における、LINE AI・LINE AIトークサジェストの活用例は以下の通りです。
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▼LINE AIの活用例
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▼LINE AIトークサジェストの活用例
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LINEは日常的に使うものだからこそ、AI機能を取り入れることで、ちょっとしたやり取りや情報収集がよりスマートになります。

LINE AIとLINE AIトークサジェストは便利な機能が多い一方で、利用時にはいくつか注意すべきポイントがあります。ここでは、3つの代表的な注意点を紹介します。
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▼LINE AI・LINE AIトークサジェストを利用する際の注意点
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LINE AIの情報は、常に正確とは限りません。LINEの公式利用規約にも、以下のように記載されています。
「当社は、本サービスにおける生成AIによる提案、推薦、分析等の出力について、その正確性、有効性、適切性、妥当性等を保証しません。」
そのため、AIが提示する文章や検索結果は、あくまで参考情報として扱う必要があります。
特に、商品情報や数値データなどは、自分で公式サイトや一次情報を確認することがおすすめです。
AIの出力を鵜呑みにせず、あくまでサポートツールとして活用しましょう。
LINE AIとLINE AIトークサジェストには、無料プラン利用時の制限があります。無料ユーザーは1日あたり最大3回までと、あっさり終わってしまうため注意しましょう。
LYPプレミアム会員では、1日10回、LINE AI使い放題プランでは無制限で利用できます。
また、LINE AIトークサジェストでは、300文字を超えると、変換機能を利用できません。そのため、長文のメッセージを作成したい場合は、あらかじめ内容を短くまとめるか、分割して送信する工夫が必要です。
LINE AI・LINE AIトークサジェストの利用時に入力された内容は、サービス品質の向上を目的として、情報が共有される場合があります。公式の利用規約にも明記されており、生成精度の改善や不具合修正に活用される仕組みです。
そのため、企業の機密情報や個人情報など、外部に漏れると問題となるデータを入力するのは避けるべきです。社内資料の内容や顧客データ、金融情報などは入力しないことをおすすめします。

ここでは、LINE AI・LINE AIトークサジェストに関するよくある質問に回答します。
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▼LINE AI・LINE AIトークサジェストに関するよくある質問
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「LINE AIフレンド」は、AIキャラクターとの会話を楽しむことを目的とした機能です。特定のキャラクターとチャットしたり、質問を投げかけて会話を楽しんだりできます。
一方「LINE AI」は、より実用的なAIアシスタントとして設計されています。検索や文章作成・画像生成など、タスク処理に特化しており、情報収集や業務効率化をサポートします。
LINE AIトークサジェストは、友だちとの会話をサポートする機能です。返信文の提案や口調の変換などに対応しています。
他愛もない会話を楽しみたい時には、LINE AIフレンドを利用するのがおすすめです。
LINE AIアシスタントは、AI機能を搭載したLINE公式アカウントです。友だち追加をして、トークルームから利用できます。
LINE AIでは、機能面は似ているものの、LINE AIアシスタントは特に長文やWordファイルの要約・翻訳などに適しています。
無料版では1日10回まで、月額200円の有料プランに加入すると無制限で利用可能です。
現時点では、LINE AIトークサジェストに「完全自動返信」機能は搭載されていません。ユーザーが内容を確認して送信する仕組みになっています。
企業や店舗がLINEを活用して問い合わせ対応や予約返信などを自動化したい場合は、チャットボットツールの利用が有効です。
マーケリンクでは、チャットボットとAIを組み合わせた自動返信システムの構築をサポートしています。目的や業種に合わせた最適な設計をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
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LINE AIとLINE AIトークサジェストは、LINEアプリ内で手軽に使えるAI機能です。質問への回答、画像生成、返信提案などを通じて、日常からビジネスまで幅広いシーンで活躍します。
無料でも利用可能ですが、より多く使いたい場合は有料プランの活用がおすすめです。利用時は、出力内容の正確性や情報の取り扱いに注意しながら、あくまで補助ツールとして活用しましょう。
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