
Lステップでは2026年7月に、一斉配信、新しい回答フォーム、テンプレート、アクション管理、通知機能、API連携など複数のアップデートが実施されました。
今回のアップデートで注目したいのは、単に新機能が増えたことではありません。配信結果の分析、予約導線、顧客ごとのフォロー、外部システムとのデータ連携など、LINEマーケティングの運用改善につながる機能が強化された点です。
この記事では、2026年7月のLステップアップデート内容を整理したうえで、各機能をマーケティング実務でどう活用できるのかを解説します。
目次
2026年7月のLステップアップデートでは、主に6つの領域で機能追加・改善が行われました。配信管理から予約、顧客フォロー、API連携まで幅広い内容となっています。
主なアップデートは以下の通りです。
Lステップをすでに運用している企業ほど、「自社ではどのアップデートを使うべきか」という視点で確認するとよいでしょう。
今回のアップデートでは、一斉配信の整理と分析に関する機能が改善されています。特に注目したいのが、配信単位でタップ数やURLクリック数を確認できるようになったことです。
一斉配信の一覧画面で、配信をフォルダ分けできるようになりました。
配信数が少ない段階では大きな問題になりませんが、LINEを継続運用すると過去の配信が蓄積していきます。
例えば、
といった形で整理しておけば、過去施策を探しやすくなります。
運用担当者が複数いる企業では、「どの配信が何を目的としたものなのか」を整理する用途にも活用できます。
一斉配信では、メッセージ詳細画面から配信ごとのボタンタップ数とURLクリック数を確認できるようになりました。
同じテンプレートを複数回利用していても、テンプレート全体だけではなく、個別の配信結果を確認できます。
マーケティング実務では、例えば、
といった比較がしやすくなります。
LINE配信は「送って終わり」ではありません。配信→計測→比較→改善というPDCAを回すことが成果改善につながります。
新しい回答フォームでは、データ移行、ページタイトル、定員表示に関するアップデートが行われました。アンケートや申し込みフォームなどを活用している企業に関係する変更です。
新しい回答フォームを別のLステップアカウントへデータ移行できるようになりました。
公式情報によると、新しい回答フォームを埋め込んだテンプレートや絞り込み条件なども移行されます。これにより、移行先で回答フォームを一から作り直す手間を減らせます。
複数アカウントを構築・管理する企業や、構築した仕組みを別アカウントへ展開する場合には確認しておきたい機能です。
新しい回答フォームでは、オプション設定からページタイトルを変更できるようになりました。
例えば、
など、フォームの目的に合わせたタイトルを設定できます。
細かな変更に見えますが、ユーザーが「何のためのページなのか」を理解しやすくすることは、フォーム入力時の不安を減らすうえでも大切です。
選択肢に定員を設定した場合、回答画面で定員数を表示するかどうかを設定できるようになりました。
セミナーや説明会、イベントなどでは定員を見せたいケースもあれば、ユーザーには表示せず運営側だけで管理したいケースもあります。
用途に応じて表示方法を選択できるため、フォーム設計の自由度が高まったアップデートといえます。
2026年7月のアップデートでは、カルーセルメッセージやフレックスメッセージの選択肢から、Lステップの予約画面を開くアクションを設定できるようになりました。
追加されたのは、
というアクションです。
これまでは予約URLをコピーして貼り付ける作業が必要でしたが、選択肢やボタンから予約画面を開く設定がしやすくなっています。
このアップデートは、LINEから予約を獲得しているビジネスと相性がよいでしょう。
例えば、
などが考えられます。
重要なのは、予約機能を設置すること自体ではありません。
「誰に、どのタイミングで、どの予約を提示するか」まで設計することで、LINE上のコミュニケーションをCVにつなげやすくなります。
アクション管理では、リマインダを開始する際に、アクション実行日を基準としたゴール日時を指定できるようになりました。
Lステップ公式では、購入完了などのコンバージョン時のアクションを起点として、友だちに合わせたフォローを行う活用例が示されています。
例えば、マーケティング施策では次のような考え方ができます。
顧客全員を同じ日付で管理するのではなく、一人ひとりが特定の行動をした日を起点にコミュニケーションを設計する考え方です。
これにより、「毎月○日に送る」といった企業側のスケジュール中心の配信だけではなく、顧客の行動を起点としたフォローを設計しやすくなります。
今回のアップデートには、ユーザー向けの配信機能だけでなく、社内の運用効率化や外部システム連携に関係する改善も含まれています。
通知先一覧では、既存の通知設定を新しい通知先へコピーできるようになりました。
担当者の交代や通知方法の変更時に設定を一からやり直す必要がなくなり、設定作業や設定漏れを減らしやすくなります。
LINE運用が属人化している企業では、機能設定だけでなく「担当者が変わっても運用できる状態」をつくることも必要です。
API連携では、対象となる友だちを指定して、その1人の詳細情報を取得できるAPIが追加されました。
公式情報では、外部システムからLステップのタグや友だち情報を1人分だけ取得したい場合に便利と説明されています。
APIを活用することで、Lステップ単体で顧客情報を管理するだけではなく、外部システムとの連携を前提とした設計の幅も広がります。
ただし、実際のAPI連携では自社システムの仕様や取得したいデータ、運用フローなどを整理したうえで設計する必要があります。
Lステップのアップデートを成果につなげるには、新機能をすべて使うのではなく、自社のLINEマーケティングで発生している課題に合わせて必要な機能を選ぶことが大切です。
例えば、課題と活用方法を整理すると次のようになります。
機能ありきで設計すると、「設定は増えたが成果との関係が分からない」という状態になりがちです。
まず「友だち追加」「回答」「予約」「商談」「購入」など、自社がLINEで増やしたいCVを決め、そのCVまでのどこに課題があるのかを確認しましょう。
見るべきKPIも目的によって異なります。友だち追加数、有効友だち数、回答率、配信クリック率、予約率、商談化率、成約率、ブロック率などから、自社のファネルに必要な指標を設定します。
Lステップは、社内にLINEマーケティングの知識と継続的な改善体制があれば内製できます。一方、機能設定だけでなくマーケティング全体を再設計したい場合は、専門会社への相談も選択肢です。
内製しやすいのは、次のような企業です。
一方で、「新機能は把握しているが、自社でどう使えばよいか分からない」「Lステップの設定はできてもマーケティング設計ができない」「配信後の分析・改善まで手が回らない」といった場合には外部支援を検討する合理性があります。
支援会社を選ぶ際は、以下のような点を確認しましょう。
株式会社MARKELINKでは、LINE公式アカウントやLステップの構築・運用支援を行っています。
今回のようなLステップのアップデートについても、単に「新しい機能を設定する」という考え方ではなく、自社の集客・顧客育成・予約・商談・購入などのファネルの中で、どの機能をどこに組み込むべきかを考えることがポイントです。
企業によって異なりますが、マーケティング改善という観点では、配信ごとのタップ数・URLクリック数の確認、予約画面を開くアクション、リマインダ設定の改善などは確認しておきたい変更です。
配信の分析、CV導線、CV後のフォローという異なる段階に関係するため、自社の課題に合わせて活用を検討しましょう。
すべての機能を使う必要はありません。
まずLINE運用の目的とKPIを整理し、現在のファネルで改善したい部分に関係する機能から導入することをおすすめします。機能を増やすことではなく、予約率や商談化率など、自社が設定したKPIの改善につなげることが目的です。
既存のLINE運用に課題がある場合は、見直すきっかけになります。
特に、長期間同じシナリオを使っている、配信結果を十分に分析できていない、予約や購入後のフォローが設計されていない場合は、新機能の追加だけではなく、現在の導線やシナリオそのものを確認するとよいでしょう。
2026年7月のLステップでは、一斉配信、新しい回答フォーム、テンプレート、アクション管理、通知機能、API連携など幅広いアップデートが行われました。
今回のアップデートをLINEマーケティングに活かすうえでは、新機能を使うこと自体を目的にせず、自社の顧客ファネルのどこを改善するのかを決めることがポイントです。
社内にLステップの知識があり、シナリオ設計からデータ分析、継続的な改善まで対応できる場合は、自社でアップデート内容を取り入れて運用できます。
一方、「新機能を自社の施策にどう組み込めばよいか分からない」「配信や予約機能は使っているものの、売上や商談につながる導線になっているか判断できない」「既存のLステップ構築を含めて見直したい」という場合は、専門会社へ相談する方法もあります。
株式会社MARKELINKでは、LINE公式アカウント・Lステップの構築・運用を支援しています。新機能の設定だけでなく、LINEへの集客、属性・ニーズ情報の取得、ナーチャリング、予約・問い合わせ・商談への導線、配信結果の分析改善まで含めたLINEマーケティング設計を支援できます。
今回のアップデートを自社のLINE運用にどう活用すべきか整理したい方や、既存アカウントの構築・配信設計を見直したい方は、MARKELINKへご相談ください。現在のLINE運用を踏まえ、導入すべき機能だけでなく、その先の予約・問い合わせ・商談・購入につなげるための設計をご提案します。下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください。