
ここ1年で、LINE構築という仕事は大きく変わりました。
ChatGPTをはじめとする生成AIの登場により、これまで数時間かかっていた作業が数分で終わるようになり、「LINE構築者はAIに仕事を奪われるのでは?」という声も増えています。
実際、AIだけでリッチメニューのデザインを作れたり、ステップ配信を書けたり、なんと構築もできてしまう時代です。
では、本当にLINE構築者という仕事はなくなってしまうのでしょうか。私はそうは思いません。なくなるのは、AIを使わないLINE構築者です。逆にAIを使いこなし、より本質的な価値を提供できる人には、今まで以上に仕事が集まるでしょう。
今回は、これから仕事を失ってしまう可能性が高いLINE構築者の特徴を5つ紹介します。
目次
これから最も価値が高くなるのは、LINEを作れる人ではありません。成果が出る導線を設計できる人です。例えば美容室から依頼を受けたとします。
「LINEを作ってください。」
と言われたからといって、
・予約ボタン
・メニュー
・お問い合わせ
だけを配置して終わる人は、AI時代では価値がどんどん下がります。本来最初に考えるべきなのは、「この美容室は何を目的にLINEを導入するのか」ということです。
例えば、
・新規集客を増やしたいのか
・リピート率を上げたいのか
・客単価を上げたいのか
・スタッフ採用をしたいのか
目的によって、LINEの設計は全く変わります。
さらに、
・どの商品が一番利益率が高いのか
・一番来てほしいお客様は誰なのか
・Instagramから流入してくる人が多いのか
・Google検索から来る人が多いのか
ここまでヒアリングして初めて、本当に成果が出る導線が作れます。AIも設計図・導線をアウトプットを作成することはできます。しかし、これに限ったことではないですが、LINE構築者が「100点」のアウトプットを知らないと、いくらAIを駆使してもそこに辿り着くことはできません。そもそものLINEスキルがないと、それが正しいのか、間違っているのか判別できないのです。AI時代ほどヒアリング力と設計力が重要になるのです。
昔は一文字ずつ文章を書き、一枚ずつ画像を作り、一つひとつコピーを考えるのが当たり前でした。しかし今は違います。
例えば、
・ステップ配信
・カルーセル投稿
・ブログ記事
・画像制作
・キャッチコピー
・返信テンプレート
これらはAIが数十秒〜数分で下書きどころか完成形を作ってくれます。もちろん、そのまま使うのではなく、人のチェックや修正は必要です。しかし、ゼロから考える必要はありません。例えば、以前であれば30本のステップ配信を書くのに20時間かかっていたとします。
AIを使えば、下書き作成は2時間程度で終わることも珍しくありません。空いた18時間を営業や改善提案に使える人と、今まで通り文章を書き続ける人。1年後にどちらの売上が伸びるかは明らかです。
未だにステップ配信やリッチメニュー等の画像をAIに作ってもらったことのない人。一度、作ってもらってみてください。過去に600社以上のアカウント構築に携わった私でさえ、今やAIが一瞬でアウトプットするこれらの生成物には叶わないと感じているくらいです。
AIは仕事を奪う存在ではありません。優秀なアシスタントです。そのアシスタントを使わず、一人ですべて抱え込んでいる人ほど、競争力を失っていきます。
AI時代になると、品質だけでは差別化できません。重要なのは「どれだけ早く価値を届けられるか」です。例えば以前は、「リッチメニューは1週間後に提出します。」「構築には3週間かかります。」という流れが普通でした。しかし現在では、ヒアリング当日にAIでデザイン案を作り、その日のうちに方向性を確認することも十分可能です。
さらに、
・文章
・画像
・導線図
・配信内容
まで初稿をその日のうちに提出できるケースもあります。クライアントからすると、「仕事が早い人」というだけで安心感につながります。極論、初回営業(ヒアリング)後に、設計図等のアウトプットをなるべく早く出すことは可能でした。しかしこれがもっと早く今や誰でもできる状態になっていると言えます。
従来の価値観で「リッチメニューは1週間後に出せばいいや」「構築ってやっぱり3週間はかかってしまうものだよね」と捉えて旧態依然とした形で仕事をしてしまっている構築者は要注意です。
AIで即アウトプットが出せるのに、こうした構築者は取り掛かりが遅いのです。なので、締切ギリギリ間際になって焦ってクオリティーも良くない、という悪循環に陥ります。
AIによってスピードが上がった今、「昔と同じスピード」で仕事をしているだけで、相対的に仕事が遅い人になってしまうのです。時代に合わせて自分の基準値を上げていく必要があります。
営業でもAIを使える人と使えない人の差は非常に大きくなっています。例えばリッチメニューを提案する場面。
昔はスライドに、
□ホーム
□お問い合わせ
□予約
といったワイヤーフレームを書いて説明していました。しかし今は違います。
AIを使えば、
・ブランドカラー
・店舗の雰囲気
・ロゴ
・世界観
まで反映した完成イメージを短時間で作ることができます。例えば歯科医院へ営業するとき、「こんなリッチメニューになります。」と実際の完成イメージを見せるのと、「ここに予約ボタンが入ります。」と口頭だけで説明するのでは、どちらがイメージしやすいでしょうか。
答えは明らかです。
さらに、Instagram投稿のサムネイルやLINE配信画像も、AIを使えば数パターンをすぐ提案できます。クライアントは「完成形」を見て判断したい時代です。AIを活用できない人は、提案力そのものでも差をつけられてしまいます。
最後に、これが一番重要かもしれません。これから価値が下がるのは、「LINEを作ります。」というサービスです。逆に価値が上がるのは、「売上が上がる仕組みを作ります。」というサービスです。例えば、InstagramからLINEへ誘導し、LINEで教育。Zoom相談へつなぎ、契約後はLステップでフォローし、AIを使って配信改善まで行う。
ここまで設計できる人は、単なるLINE構築者ではありません。マーケティングパートナーです。クライアントが本当に欲しいのはLINEではありません。売上であり、問い合わせであり、採用であり、リピート率向上です。
LINEはそのための手段にすぎません。だからこそ、「LINEだけできます。」という人よりも、「集客から成約まで仕組み化できます。」と言える人の方が、今後ますます必要とされるでしょう。
だからこそLINEだけのスキルにとどまらず、SNS全般のマーケティング知識があり、もちろんこうしたAIの最新情報を取り入れていける人がこれからの時代は勝ちます。昨日と同じ知識で作業している人は、退化していると考えていいでしょう。
AIは文章を書き、画像を作り、動画を作成し、LINE構築までできる時代になりました。でもこうした情報が巷に落ちているわけではありません。AIの一般的な使い方を熟知し、それを自分の業務に落とし込んだらどう効率化できるのか?売上UPに使えるのか?を常に考えていきましょう。
この視点がないとせっかくのAIも宝の持ち腐れでしかありません。AIを使ってちょっと配信作成が楽になった、で終わってしまいます。
AIを味方につけた人ほど、より短時間で高品質なアウトプットを提供でき、クライアントに大きな価値を届けられるようになります。AI時代に選ばれるLINE構築者とは、「AIに置き換えられる人」ではなく、「AIを使って成果を最大化できる人」です。
LINE構築者は危機感を持って、AIをキャッチアップしていくべきです。これからの時代は、その違いが仕事量や売上に直結していくでしょう。