いつもありがとうございます、堤です。
▼僕のことがはじめまして!の方はこちらの自己紹介記事をご覧ください(^^)
1日のうち20時間は平気で寝ていられる堤です。以前、Facebookを始めた頃のプロフィール写真はよく寝られることを理由にコアラを画像にしていました。ちなみにめちゃくちゃどうでもいい豆知識ですが、コアラにもどうやらイケメンのコアラとブサメンのコアラがいるらしく、
▼こちらがイケメンのコアラ
いわゆるコアラと言われれば、僕たちが見ているのは、こちらのイケメンのコアラのようです。
それではブサメンのコアラ?ってどんな感じなのというと、
▼こちらがブサメンのコアラ
まあまあブサイクやな。笑
ちなみに動物園はイケメンのコアラを敢えて選んで飼育しているとか。
敢えてブサイクなコアラをたくさん飼育してもそれはそれで面白そうだけど笑
「ブサイクなコアラしかいない動物園」
こういうのもある意味ブランディングだと思っていて、世の中の多くがイケメンのコアラを飼育している中、敢えて逆のブサイクなコアラで攻めていく。
このブログをご覧になった、動物園関係者さん、ぜひブサイクなコアラしかいない動物園を実現させてください。
なんのこっちゃ。
動物園でもそうなのだから、個人事業主はもっとセルフブランディングが大切。そしてそんな個人事業主が必ずと言っていいほど、直面する「あるある」を今日はいつものチョけた感じとは少し違い、真剣に考えてみたいと思います。
個人事業主あるあるとは?
個人事業主の皆さん。
皆さんはこんなケースに直面したことはないでしょうか?
例えば、皆さんはこんなLINEメッセージ等を受け取ったこと、ないでしょうか?
「〇〇さん、お疲れさま!久しぶり!この前の〇〇のイベント見たよ!大盛況だったね~~。私も集客できるようになりたいな~と思っていて、よかったら今度お茶しない?」
通称「お茶お茶星人」です。(ネーミングセンスない笑)
こんな感じであなたに話しかけてくる人の意図は明らかで、
・なんとなくあなたが最近活躍しているみたいだから話でも聞いておこう
・集客についてちょっと詳しそうだから話でも聞いておこう
・なんとなく仲良くなっておいたほうが得そうだからお茶でもしとくか
・あわよくば自分のビジネスを売り込んでやろう
みたいな気持ちで話しかけてきます。
何が言いたいかと言うと、
「無料で皆さんの持っている知識や経験を聞こうとする人たちがあまりにも多い」
ということです。
そしてこうした望まない、お茶の誘いにうんざりとしている個人事業主の方も多いということも事実です。もちろん、自分がその誘ってきた人と話がしたいなら別ですが、今日はそんな自己のための利益丸出しでお茶に誘ってくる人とお茶には絶対行かないほうがいい理由5つを書いていきたいと思います。
理由1: 個人事業主だからこそ時間は有限である
僕も含めてそうですが、個人事業主の皆さんこそ、時間は有限です。僕たち個人事業主って身1つで動いているので、僕たちの時間が無用な「お茶」によって奪われてしまうと、途端に仕事がまわらなくなってしまいます。

例えば、僕は一見、ポテチを食べながらゴロゴロしているように見えても、(僕は普段英会話スクールCOMULINKを運営しています)
・COMULINK英会話スクールのレッスン
・COMULINK英会話スクールのレッスン準備(準備が意外と時間がかかる)
・COMULINKスクールのマネジメント
・新規レッスン体験者の対応・フォロー
・スクール生徒向けの動画コンテンツ作成
・新規スクール立ち上げの講師研修
・COMULINK英会話スクールのブログ執筆
・COMULINK主催の英会話セミナー企画~運営
・MARKELINKのブログ執筆
・マーケティング勉強会の準備、実施
・マーケティング生への動画コンテンツ作成
・マーケティング生のサポート
・MARKELINK主催のSNSセミナー企画~運営
・各種SNS発信
などなど…
数え上げたら本当にキリがないくらい実はこれくらいやることはあります。
僕の仕事の基本は英会話レッスンなのですが、英会話レッスンという基本の仕事の合間に「お茶」を入れたとしても、それは僕にとって休憩時間ではなく、本来ならばその時間でブログ執筆や動画撮影・事務対応をしているので、あくまでも仕事時間です。
そんな中、「お茶」を文句に誘われ、行ってみたら、その人のサービスの売り込みだった…なんてオチだったら、これほど無為な時間はありません。
理由2:お金を払ってサービスを受けてもらっている人に失礼
これは特に僕のように無形商材を扱っている人は当てはまると思います。例えば、僕は英会話を教えることや、イベントやセミナー集客のためのSNSの使い方を教えることをサービスとしています。最近でこそいなくなりましたが、起業当初は無料で英会話レッスンをしてくれ、という人も実際にはいました。皆さんも例えば、ご自身が「売上アップのコンサルティング」をされているとして、無料でお茶しながら、いろいろと質問攻めにあったらあまりいい気はしませんよね。
僕の英会話の例ですが、当然、同じ英会話レッスンをきちんとお金を払って受けてもらっている人がいる(というか全員そう)ので、同じサービスを無料で1回でもやってしまったら、それは大変失礼なことです。英会話を学びたいけど、続くかどうかわからない人のために、英会話体験レッスン会や安価で申し込めるセミナーがあります。僕は無料で何か知識を得ようと誘ってくる人がいたら、その時はレッスン体験会やセミナーに来てもらうように促しています。
理由3:無料で依頼してくる人はやはり無料の価値にしか思っていない
お茶をしながら何か無料で依頼してくる人は、あなたのサービスを無料の価値のものとしか捉えていません。最近は、デザイン系の依頼なども格安で請け負うパターンが多くなり、名刺作成や似顔絵作成もその最たる例です。例えば、あなたが「無料」で描いてもらった似顔絵と「5,000円」出して描いてもらった似顔絵だったらどちらを大切にしますか?年末の大掃除の時に、母親から「その似顔絵、本当に必要なの?」と言われたときに無料で描いてもらったものであったら、
「ま、どうせ無料だしいっか」
と、なってしまいませんか。
理由4:負の無料スパイラルから抜け出せなくなる
無料で依頼してきた人の知人も無料で依頼してくる可能性があります。例えば、こんな場面が想像できますね。
A:「この前無料で英会話2時間教えてもらちゃった~」
B:「え、2時間も!いいなあ!お金払うのは嫌だけど、無料なら私もやってもらおうかな!」
A:「良かったら、紹介するよ!」
B:「いいの?!でも全然本気で始める気はないよ?」
A:「いいよいいよ、どうせ堤さん優しいし!」
こうして友達の友達がまた無料で英会話を教えて!良かったらお茶でも!みたいな感じで負のスパイラルから抜け出せなくなります。
理由5:高額で仕入れた食材をタダで料理して出すことと一緒
皆さんは、近所のスーパーに行って、この野菜タダで売ってよ!なんてお店の人に言わないですよね。でもなぜか、形のない、僕たちのようなサービス・無形商材を扱っている個人事業主に対してだと、平気で「今度英会話教えて~」「今度お茶でもしながら集客について教えて~」と言ってきます。「じゃあ体験レッスンに来て!」とか「そういう場合は初回個別セッションを4,000円でやっているよ!」とか言うと、「それならいいわ~」と手のひらを返したように言ってきます。
僕でも皆さんでもそうだと思いますが、その知識やスキルを習得するのに基本は膨大なお金と時間を使っています。例えば僕は英会話を習得するのに「最短・最速で英会話できるようになった」と言っても教えられるレベルになるまで、1年半は最低でもかかったと言えます。その間につぎこんだお金は留学等も含めるとウン百万円です。読んだ英語本は100冊以上、基本的には語れない分野はないほどの英語に関する知識があります。そんなウン百万円かけて培った自分のスキルをタダ同然でサービスを受けてもらう。これは見出しにもあるように、レストランで言えば、高額で仕入れた食材を一生懸命調理したにも関わらず、タダで料理として出していることと同じです。
以上、ここまで見てきたように無料のお茶の誘いやタダ同然で仕事の依頼を受けることはデメリットしかりません。仮にその依頼を断ったとしても、あなたにとってマイナスになることは何もありません。「このお誘い断ったら嫌われちゃうかな?」とあなたが考えすぎているだけです。むしろ無料依頼の負のスパイラルをどんどん断ち切ることができるので、プラスだとも捉えることができます。
考えてみると、これは事実なのですが、僕はよく、
「たけちゃんの周りには素敵な人しかいないねえ!」
と色々な人から言われます。時にこうしたお茶星人の無料依頼を断るからこそ、こうした素敵な人間関係ができているのだと思います。
ただし、
こちらから意図的に無料でオファーするのはアリです。
例えば、まだ自分に経験がない状態の時。英会話で言えば、生徒が1人もいない状態で、先生として教えたことがない。モニターとして生徒になってもらって、経験を積んでから、お金を頂いてレッスンを行いたい。また、モニターを受けてくれた生徒さんをお客様の声としてホームページに書きたい。そういう場合、自分から意図的にオファーする場合はOKだと思います。ただしこれも期間を決めて行わないと、なあなあになってしまうので、注意しましょう。
さっくりさくさくまとめ!
ここまで個人事業主が安易にお茶の誘いにのったり、無料で仕事の依頼を引き受けるべきではない理由を大きく分けて5つ書いてきました。
理由1: 個人事業主だからこそ時間は有限である
理由2:お金を払ってサービスを受けてもらっている人に失礼
理由3:無料で依頼してくる人はやはり無料の価値にしか思っていない
理由4:負の無料スパイラルから抜け出せなくなる
理由5:高額で仕入れた食材をタダで料理して出すことと一緒
ただし戦略的に無料で仕事をするのはアリ
形のない商材の場合、自分自身もやってしまいそうになりがちなことなので、改めてこの記事を書くと共に、自分自身を戒めているつもりです。
そして意図しないお茶のお誘いや無料の仕事オファーに悩んでいる全ての個人事業主の皆さまを代表してこの記事を書きました。1人でも多くの方に届きますように。
(2018年3月更新)
本記事を僕の個人Facebookにシェアしたところ、過去1の反応を皆さまから頂きました。やっぱり皆さんも同様に思っていたようで、想いを発信することは大切なことなんだなあ、と改めて思いました。共感してくださった皆さま、ありがとうございます。
>>他にも僕の想いがつまったブログ書いています。こちらは起業1年半を記念して書いたブログ。「無題のブログ」です。
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