「LINE広告ではどのようなセグメントが設定できるのか」
気になっていませんか?
セグメントとは属性やグループのことであり、どのユーザーをターゲットに広告を出稿するか決定する重要な役割があります。LINEは国内で約8,900万人(2021年6月現在)の利用者数がいるため、限定して広告配信をする方法を知らなければ広告費を無駄にしてしまうこともあります。
この記事では、LINE広告で設定可能なセグメントや様々な配信手法、広告効果を高めるセグメント活用法も解説します。
LINE広告で設定可能な6つのセグメント
LINE広告で設定が可能なセグメントとして以下の6つがあります。
・行動セグメント
・年齢セグメント
・性別セグメント
・興味・関心セグメント
・地域セグメント
属性セグメント
属性セグメントは、以下の項目でターゲットを絞る配信方法です。
項目 | 詳細 |
配偶者 |
|
子供 |
|
携帯キャリア |
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推定収入 |
|
属性セグメントを使うことで、「既婚者で子供がいる推定収入が収入上位21%~50%のSoftbankを使っている方」など絞って配信をすることができます。
子供向けのサービスや未婚者向けのサービス、更には収入がある程度ある方にセグメントを絞ることもできます。
行動セグメント
行動セグメントは、以下の項目で配信を絞る設定方法になります。
項目 | 詳細 |
テレビ視聴頻度 |
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キャリアの変更 |
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コンバージョン |
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ゲームプレイタイプ |
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モバイル端末の変更 |
|
ネットワークの利用状況 | Wi-Fiを利用していない |
行動セグメントを設定することで、テレビをよく見る方やアプリをよくダウンロードする方など絞ることができます。
さらにスマホのキャリアや端末を変更しやすい方に限定することもできるのです。
性別セグメント
性別セグメントは、以下の項目で配信を絞ることができます。
項目 | 詳細 |
性別 |
|
女性向けサービスを男性に向けて配信をしても成約されないため、実は重要なセグメントです。
性別の絞り込みはLINE内での行動履歴を基にしたセグメント配信となっています。
年齢セグメント
年齢セグメントは、以下の項目でターゲットを絞る配信方法です。
項目 | 詳細 |
年齢セグメント |
|
残念ながら1歳単位での設定はできませんが、5歳単位でセグメントをすることができます。
年齢セグメントを使うことで、ターゲットの年齢を絞って配信をすることが可能です。
興味・関心セグメント
興味・関心セグメントは、以下の項目でターゲットを絞る配信方法です。
項目 | 詳細 |
興味・関心 |
|
興味・関心セグメントを設定することで、あなたの提供するサービスに興味を持ちそうなターゲットに絞って配信をすることができます。
ダイエットなら「美容・コスメ」、旅行なら「旅行」などセグメントを絞ることで、クリック率や成約率を高めることができます。
地域セグメント
地域セグメントは、以下の項目で配信を絞る設定方法になります。
項目 | 詳細 |
配信対象の選択 |
|
指定方法の選択 |
|
配信・除外の設定 | 地域や半径の起点となる場所を設定して配信または除外をする |
地域セグメントを使うことで、飲食店や美容室などの店舗型の集客に活用することができます。
また東京でセミナーを行う場合などにも、関東在住の方に限定して配信を行うことが可能です。
LINE広告が持つ様々な配信手法
ここからはLINE広告が持つ様々な配信手法について見ていきましょう。
・オーディエンス配信
・類似配信
・リエンゲージメント配信
・自動最適化配信
LINEターゲティング配信
LINEターゲティング配信は以下のセグメントを指定して配信をする方法となっています。
・行動セグメント
・年齢セグメント
・性別セグメント
・興味・関心セグメント
・地域セグメント
性別・年齢・興味関心・地域・属性・行動などのユーザーの基本属性のセグメントです。
LINEターゲティング配信で使われるデータは、LINE上の行動履歴による分析されたみなし属性になります。
オーディエンス配信
オーディエンス配信とは、どのようなユーザーを対象に配信をするのか設定できる機能のことです。
対象にするユーザーの設定は以下になります。
項目 | 詳細 |
ユーザーIDアップロード | ユーザーIDを元に設定をする |
クリックリターゲティング | 過去のメッセージでURLをクリックしたユーザーを対象にする |
インプレッションリターゲティング | 過去のメッセージを開封したユーザーを対象にする |
チャットタグオーディエンス | チャットでタグを付けたユーザーを対象にする |
追加経路オーディエンス | 指定した経路で友だち登録をしたユーザーを対象にする |
ウェブトラフィックオーディエンス | LINE Tagを基にしたユーザーを対象にする |
リンクのクリックやメッセージの返信などのアクションを行ったユーザーなど「特定したユーザー」に限定して配信をする機能です。
類似配信
類似配信とは、LINEの友だちとサイトに訪れたユーザーと似たオーディエンスへと配信できる機能のことです。
作成できるオーディエンスは以下になります。
項目 | 詳細 |
ウェブトラフィックオーディエンス | サイトに訪れたユーザーのオーディエンスを作成する |
モバイルアプリオーディエンス | アプリをダウンロードして開いたり、アプリ内で課金をしたユーザーのオーディエンスを作成する |
IDFA/AAIDアップロード | 保有済みのIDFA/AAIDデータを基にオーディエンスを作成する |
電話番号アップロード | 保有済みの電話番号を基にオーディエンスを作成する |
メールアドレスアップロード | 保有済みのメールアドレスを基にオーディエンスを作成する |
LINE公式アカウントの友だちオーディエンス | LINE内の友だちやブロックしているユーザーを基にオーディエンスを作成する |
類似オーディエンス | 作成済みのオーディエンスを基にユーザーを見つける |
動画視聴オーディエンス | 選択した動画を視聴しているユーザーを基にオーディエンスを作成する |
類似度が高いとリーチ数は小さくなりますが反応率は高くなります。
逆に類似度が低いとリーチ数は伸びやすいですが、反応率は下がる傾向にあるため注意をしましょう。
リエンゲージメント配信
リエンゲージメント配信とは、アプリをインストールしているけど、休眠しているユーザーへ向けて配信する広告のことです。
アプリをダウンロードしたユーザーは、3日後には8割がアプリを利用しなくなっているとのデータもあります。
休眠しているユーザーへと広告を配信して、再度アプリを利用してもらいときは、リエンゲージメント配信がおすすめです。
自動最適化配信
自動最適化配信とは、広告入札を自動で最適化してくれる機能のことです。
LINE広告には、手動入札と自動入札の2つがあります。
入札方法 | 詳細 |
手動入札 | 「CPM(Cost Per Mille)」や「CPC(Count Per Minute)」の単価で入札の設定を手動で行う |
自動入札 | 同じような他の広告の情報を参考にして自動で入札単価を設定する |
自動入札設定を行うことで、入札単価を抑えてくれる上に配信効率まで自動で設定してくれます。
LINE広告を配信する上で積極的に活用したい設定となっているのです。
LINE広告は掲載媒体も豊富
LINE広告では以下のように配信媒体も豊富に用意されています。
配信先 | 利用者数 |
トークリスト(Smart channel) | 月間8800万人以上 |
LINE NEWS | 月間7500万人以上 |
タイムライン | 月間6800万人以上 |
ウォレット | 月間5400万人以上 |
LINEマンガ | 累計2700万ダウンロード数 |
LINE ポイント | 月間2.8億PV数 |
LINE BLOG | 累計2,500ブログ以上作成(公式ブロガー数) |
LINE チラシ | 国内8600万人の利用者数 |
LINE クーポン | 全国約50,000店舗以上 |
LINEショッピング | 累計4000万人(会員登録ユーザー数) |
LINE広告ネットワーク | 月間5400万人以上 |
上記の媒体から掲載したい面を選ぶことはできません。
しかし、セグメント設定を行うことで、配信したいターゲットに広告を出すことができます。
まとめ
この記事では、LINE広告で設定可能なセグメント配信について解説しました。まとめると以下になります。
・テレビの視聴頻度・キャリアの変更で設定できる
・性別や年齢でセグメントできる
・興味関心のあるジャンル別で設定できる
・住んでいる地域やその半径で設定できる
セグメント設定をすることで、LINE利用者の中からターゲットを絞って配信をすることができます。
また、ターゲットを絞ることで広告費を抑えつつ反応率をアップできるため、目的に合わせたセグメントを積極的に活用して広告効果を高めましょう。
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