いつもありがとうございます、堤です。
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従量課金制で大幅値上げ?そうではなかった真実
まず、簡潔に回答します。従量課金制で使用料が大幅に上がってしまう可能性があるのは、かなりの大企業のみです。(または中小企業でも相当数、友だち登録者数が多い場合)
個人事業主・一般的な中小企業の方は、大幅値上げということはありませんので、安心してください。その理由を以下で詳しく解説していきますので、その仕組みを理解していただくと、さらによいかと思います。
移行後のプランを確認してみよう!
LINE公式アカウントの表から「月の無料メッセージ数」を見てみましょう。フリープランでは月の無料メッセージ数は1,000通です。ここはLINE@のときとかわっていません。ただし、有料プランには変更があります。
プロ→「ターゲット数が100,000人以内であれば無制限」
それに対し、LINE公式アカウントでは「月の無料メッセージ数を超えた分は従量課金制」になっているということです。
月額で支払いをしているのに、これでは値上げなのでは?と思われる方がいるかと思います。
グラフにしてみた
LINE@の価格表
LINE公式アカウントの価格表
二つのサービスの価格表から、グラフを作成してみました。
大まかにはこのグラフのようになっています。
まず、縦軸が料金(単位は円)、横軸が友だち数(単位は人)です。
最適な配信頻度である週1回配信するという前提のもと計算しました。
(計算を分かりやすくするために税別金額で統一しています。)
青色がLINE@の料金、オレンジ色がLINE公式アカウントの料金です。
それでは、実際に計算して料金がかわるポイントをおさえましょう。
最初のポイントは1,000通
まず最初は無料で使用できる上限、1,000通です。
1,000通÷4回=250人
251人からはどちらもベーシックプラン、ライトプランに加入しなければそれ以上配信できません。
ただし、どちらも5,000円なのでしばらくはかわりないですね。
追加メッセージを購入する分、LINE公式アカウントが少し高くなる
次のポイントは15,000通になります。
15,000÷ 4回=3,750人です。
ただし、LINE公式アカウントのライトプランでは1通あたり5円で追加メッセージを配信できます。
追加購入をしていくと、
ライトプランの月額5,000円+追加購入分10,000円=15,000円となります。
追加購入分を通数に直すと10,000円÷5円(1通の単価)=2,000通となります。
つまり、17,000通÷4回=4,250人がLINE公式アカウントでライトプランからスタンダードプランにアップグレードするタイミングということですね。
段階的に金額の上がるLINE公式アカウントに対し、LINE@では5,000人までは5,000円でした。
つまり、3,750人〜4,250人の間であればLINE@が少し割安になることがあります。
再び、大企業のLINE公式アカウントの料金が高くなるのは何人?
では、LINE@とLINE公式アカウントで大企業の使用料金が上がるのはどのタイミングなのでしょうか。
料金が横並びになるのは20,000円です。
LINE公式アカウントでは、先ほどと同様追加購入分がありますので、
スタンダードプラン15,000円+追加購入分5,000円=20,000円
つまり、5,001円分の追加メッセージ数を購入するとLINE公式アカウントのほうが高くなります。
5,000円÷3円(1通の単価)≒1,667通
1,667通÷4回≒417人
無料メッセージ通数でまかなえる11,250人(45,000通)を足した、
11,667人になると20,004円になるのでLINE公式アカウントのほうが高くなります。
以後、グラフの通りLINE公式アカウントのほうが高くなっていきます。
LINE@に比べてLINE公式アカウントのほうが高くなる人数は?
いかがでしたか?計算が多く少し難しく感じられたかもしれませんが、
3,750人〜4,250人の間であればLINE@が少し割安になることがあります。
また、11,667人以上になるとLINE公式アカウントのほうが追加メッセージを購入するごとに高くなっていくことが分かります。
あくまで、週1回の配信を守り続けるとこういった計算になりますので、参考にしてくださいね。
LINE公式アカウントに変更したら、いつがプランのかえどき?
いずれにしても、LINE公式アカウントに移行しなければならないことはかわりません。
そのなかでもなるべくお得に使うためには以下のタイミングで切り替えるのがおすすめです。
4,250人を目処にスタンダードプランにアップグレードする。
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