いつもありがとうございます、堤です。
▼2019年7月下旬!LINE公式アカウントの教科書『LINE公式アカウントマスター養成講座』発売です!
その他、管理者ではなく、運用担当者として、他の企業のLINE公式アカウントに入っているものも含めると、全部で40アカウントはあります。
まずここでは前提条件として、複数のLINE公式アカウントが作成・運用できると覚えておいてください。また、違う観点から説明すると、1つのLINE公式アカウントを複数人で運営することも可能です。私のLINE公式アカウントも、私以外にスタッフ6名で運用しています。
LINE公式アカウントで複数のアカウントを所持する方法
まずはLINE公式アカウントで複数のアカウントを所持する方法について見ていきましょう。
その方法はいたって簡単です。もし新規で新しいアカウントを開設したい場合は、いま持っているアカウントを開設したときのように、新しくアカウント開設をすればいいのです。
LINE公式アカウントは、あなたの個人LINEのアカウントと紐付けされています。新規でLINE公式アカウントを開設するときも、同じように個人LINEと紐付けすれば、複数のアカウントを所持できるのです。
LINE公式アカウントの開設方法は、こちらの記事で解説しています。
また、既存のLINE公式アカウントを所持する場合は、権限の付与を行うことでそのアカウントを所持できます。
権限の付与方法はこちらの記事を参考にしてください。
LINE公式アカウントは1人1アカウントかそれとも複数運用するべきか
LINE公式アカウントが複数作成・運用できることがわかると、次に問題になってくることがあります。それは、1人で複数アカウントを運用するべきか、そうでないかという問題です。
例えば、私は独立当初、大きく分けて2つの事業がありました。「SNS・WEBマーケティングの事業」と「英会話スクールの事業」です。当然どちらの事業でもLINE公式アカウントを運用していたのですが、結論から言うと、それぞれ別のアカウントを作っていました。
アカウントを分ける理由は明快です。WEBマーケティングのお客様と英会話スクールのお客様は明らかに、属性が違うからです。LINE公式アカウント登録の動機も違えば、訴求する配信も異なります。
こういった場合、アカウントは分けたほうが、ブロック率が下がるメリットがあります。逆に1つのアカウントで運用してしまうと、英会話スクールのお客様にWEBマーケティングの配信をすることになってしまいます。自分に関係のない配信が流れてきた、ということで簡単にブロックされてしまう可能性があるのです。
こう考えると、事業が複数ある場合は、複数アカウントを作成したほうがメリットも多いような気はします。ところが、商品やサービスが複数ある場合でも、1つのアカウントで運用した方がいい場合もあります。
1つのアカウントで運用したほうがいい場合
ここで商品、サービスという言葉を使ったのにも理由があります。私の知り合いで、「占い」と「コーチング」を仕事にしている方がいます。彼女の場合もアカウントを2つにしていますが、問題点があります。
それは、アカウントを2つに分けていることによって、しっかり運用しきれていないということです。アカウントを2つにすると、当然アカウントページを2つ作成する必要があります。単純に考えて2倍の手間がかかります。
さらにそれぞれのアカウントに20名くらいの登録者しかいないということも問題です。個人でビジネスを行う場合、ただでさえ、登録者数を集めるのが難しいです。
1つのアカウントであれば、そのアカウントだけを宣伝すればよいので、登録促進も明確です。しかし、2つのアカウントがあると、名刺にも記載しにくいですし、登録者数が分散してしまうのです。
個人起業家の場合
まずは1つのアカウント運用から始めて、慣れてきたり、登録者数が増えたりしたら、アカウントを分けることをおすすめします。先ほどの例の「占い」と「コーチング」の場合、どちらでアカウントを作ったらよいの?という話になりそうですが、答えはどちらでもありません。
個人起業家の場合、個人をブランディングするとよいです。つまり、アカウント名を個人名にして、占いのことも、コーチングのことも、どちらのことも発信すればOKです。
占いとコーチングは全然別物だから、アカウントを同じにすることはできない!という本人の言い分もわかります。しかし、見方によっては、「人の魅力を引き出す」「人を導き出す」という点では、占いもコーチングも同じです。
「どんなアカウントにしたらよいのかわからない…」「上手に配信できるか不安だ…」「友だち集めに苦労しそう…」などと思っている方は、ぜひ個人名で最初は1つのアカウントで活用していかれることを強くオススメします。
なお、補足ですが、アカウントを複数運用した場合、当然、無料の1,000通分はそれぞれのアカウントに付与されます。先ほどの例で言うと、占いのアカウントでも1,000通配信でき、コーチングのアカウントでも1,000通無料で配信できます。
複数のアカウントで運用したほうがいい場合(応用編)
LINE公式アカウント初心者の場合は、アカウントを1つから運用し始めた方がよいです。しかし、発展的な活用方法として、アカウントを「多数」運営していく方法もあります。例えば、私の会社では現在3種類ほどの定期開催しているセミナーがあります。このセミナーごとにLINE公式アカウントを作成します。
「WordPress集客力UPセミナー」「LINE公式アカウント集客攻略セミナー」「ライターとして在宅・副業+10万円セミナー」というセミナーひとつひとつに、参加者のフォローアップをするLINE公式アカウントを制作し、作成するのです。1:1のチャットで個別にフォローもできますし、一斉配信してもよいです。
このようにセミナーに参加してもらったら、個別にフォローしていくことで、最終的に自社商品やサービスを購入して頂く手法もあります。要は、自社サービスを購入するかどうか、白黒はっきりつくまで、フォローするのです。もちろん強引な押し売りはいけませんが、徹底的にフォローしていくことで、成約率を上げることもできます。
この手法で、大成功されているのが、私の知人の株式会社女子マネの代表取締役である中里桃子さんです。彼女はセミナーごとにLINE公式アカウントを使い分けて、2018年には、半年間の講座(5万円)を70本売り上げました。個別にフォローしていくのは、相当な労力がかかりますが、それでもやってみる価値はありそうです。
まずは一つのアカウント運用から始めよう
この記事では、LINE公式アカウントで複数のアカウントを所持する方法と、その注意点を解説しました。
LINE公式アカウントの運用をこれから初めていき人は、まずアカウントは一つから始めましょう。そして慣れてきたら、複数運用するのがおすすめです。
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