LINE公式アカウントで可能なLINE広告出稿方法完全マニュアル!費用対効果がすごい!
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- LINE公式アカウントで出せるLINE広告って?
- LINE広告を出稿するには認証済みアカウントにする必要あり
- LINE広告の出稿条件もクリアする
- LINE公式アカウントでLINE広告を出稿する
- LINE広告をどんな条件で出稿するか
- 条件は絞ったほうがいいの?広く浅くのほうがいいの?
- LINE広告の最低出稿予算と入札単価
- LINE広告のキーポイント!CPF方式
- LINE広告でどんな広告を出すか
- LINE広告が流れる場所
- LINE広告を実際にかけてみたら具体的な事例編
- 覚えておきたい!A/Bテストの概念
- Salon new meでもA/Bテストを行ってみた
- LINE広告のROASを計算して広告効果の仮説を立てよう
- LINE広告を出稿するときに考えるポイント
- LINE公式アカウント友だちは一過性のものではなく資産になる
- LINE広告は代理店に任せず自社で行うことのススメ
LINE公式アカウントで出せるLINE広告って?
まずLINE広告の目的を共有します。その目的とは、1つ。「LINE公式アカウントの友だち数を増やすこと」これに尽きます。実際にLINE広告を出稿すると図のようになります。
LINE広告を出稿するには認証済みアカウントにする必要あり
では実際に、どのようにLINE広告を出稿するのでしょうか。大まかには次のような手順です。
↓
LINE広告を出稿する
↓
審査が終わったら実際に広告が流れる
LINE公式アカウントを認証済みアカウントにするためには、申請をして審査を経る必要があります。一般的に1週間から10日間ほどかかりますので、早めに申請することをオススメします。
LINE広告の出稿条件もクリアする
認証済みの審査が終わったら、ようやく広告が出せます。ただし、ここにも1つ関門が。

ここまでをまとめると、認証済みアカウントになれること、広告の出稿条件をクリアしていることの2点が必要になります。
LINE公式アカウントでLINE広告を出稿する
それではやっとここで、実際の出稿方法です。LINE広告を出すのは意外と簡単。まずは全体を捉えて、どんな要素が必要になるのか把握しましょう。大きく分けて、
②どんな広告を出すか

広告の出稿場所は管理画面の左下からです。認証済みアカウントにすると、「広告」のボタンが出現します。こちらを押した後は、「作成」ボタンを選択しましょう。
LINE広告をどんな条件で出稿するか
まずは図をご覧ください。LINE広告で定められる条件は、4つです。
年齢…14歳以下、15〜19、20〜24、…45〜49、50歳以上(5歳刻み)
エリア…都道府県単位だけではなく、市区町村単位まで。例)愛知県名古屋市中区
興味・関心…「ゲーム」「スポーツ」「ファッション」など全18ジャンル
ポイントは、広告出稿のエリアがかなり細かく、市区町村単位まで指定できるところです。都道府県単位というざっくりとしたくくりではないので、飲食店やサロン系などの店舗ビジネスにも相性バツグンです。
条件は絞ったほうがいいの?広く浅くのほうがいいの?
どんな条件で広告が出せるのか、わかったら次に出てくる質問がこれです。できるだけ広い範囲に出向したほうがいいのか、それともできるだけ狭く絞ったほうがいいのか。どちらなのでしょうか。
つまり、広告をかける条件は予算との兼ね合いというのが1つのアンサーになります。
LINE広告の最低出稿予算と入札単価
予算の話が出てきましたので、もう少し詳しく解説します。そもそもLINE広告は最低10,000円から出稿できるので、手軽に始めやすいです。
さらに「友だち1人獲得するのに、いくらまでなら出せる」という入札単価を設定できます。例えば、入札単価を300円に設定すれば、友だち1人獲得にかかる金額が300円を超えることは絶対にありません。
LINE広告のキーポイント!CPF方式
さて、気になる予算の話ですが、LINE広告を語る上で、欠かせない話をします。それがこのCPF方式です。私がなぜLINE広告を推しているかと言うと、これが理由になります。
CPFとは、Cost Per Friendsの略。つまり、友だちが1人追加されるごとに課金されるわけです。裏を返して言うと、広告がいくら流れても、友だちが1人も追加されなければ、広告費は1円も発生しません。
LINE広告でどんな広告を出すか
出稿の基礎的なことがわかったところで、次はどんな広告を出すかです。次の図をご覧ください。LINE広告はシンプルで、次の3つから構成されています。
②説明文(→75文字以内)
③画像
LINE広告が流れる場所
LINE広告は、次の2つの箇所に流れます。1つはLINEのタイムライン。そしてもう1つは、トークの1番上(図参照)です。最近この図のようにトークの1番上に流れる広告を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
LINE広告を実際にかけてみたら具体的な事例編
それではここから実際にLINE広告で友だちを獲得した事例を共有します。今回は愛知県名古屋市でパーソナルスタイリングサロン(20・30代向けのファッションコンサルやメイクレッスン)を経営しているSalon new me代表の仲本あんりさんにご協力いただきました。実際にかけてみた生のデータがこちらです。
Salon new meさんのペルソナに合わせて、年齢は20〜34歳の女性を対象にしています。エリアは愛知県名古屋市まで狭めず、愛知県という割と広めなエリアで設定しました。興味・関心もここではあえて絞り込まず、特に指定はしていません。(絞りすぎると広告単価が高くなってしまうため)
合計10,413円消化され、友だちが68人追加されています。入札単価は低めの200円で設定。実際には1人の獲得単価は153円というとんでもなく安い金額です。
Facebook広告やInstagram広告でLINE友だちを1人獲得しようとすれば、少なくとも1,000円ほどはかかります。それを考えると、このLINE広告は7分の1程度のコストで獲得できるから驚きでしょう。
さて、次の図は、どのくらいの期間でどれほどの友だち追加があったのかを表す分析表です。約10,000円の予算でほぼ2日とちょっとでかかり終わっていることがわかります。(数値は左からインプレッション数・友だち追加数・友だち追加率・友だち追加単価)
残念ながらLINE広告の場合、広告出稿期間は設定できません。広告が承認されたら、その日から予算を使い終わるまで、かかり続けます。
そして、それぞれの日のインプレッション(どのくらい広告が見られたかの回数)、友だち追加数、友だち追加率、友だち追加単価もわかります。
ご自身でLINE広告を出稿されると、実際にその数値が良いのか、悪いのかは判断するのは難しいかもしれません。しかし何度かLINE広告出稿経験すると、だんだん経験値としてわかってくるところはあります。
補足ですが、一旦、広告が承認されると、次から同じクリエイティブ(画像と文章)を使う場合は審査なしで出稿できます。この際、予算や広告の配信条件は変更できますので、便利ですね。
覚えておきたい!A/Bテストの概念
広告を出稿する際に覚えておきたい基本概念としてA/Bテストがあります。これはシンプルに言うと、Aという広告とBという広告、どちらの方が効果があるのか、ということです。
例えば、Aという広告は10,000円予算をかけて友だちが50人集まり、最終的にそのうちの5人が来店。売上は100,000円になりました。
Bという広告は予算を10,000円かけたところ、友だちが40人集まり、最終的にそのうち3人が来店。売上は60,000円でした。
この場合、Aの広告の方が結果は伴っているので、Aという広告を次回もかけていこうとなります。すごくシンプルに言うとこのようなイメージです。
Salon new meでもA/Bテストを行ってみた
先ほど見たSalon new meでも実際にA/Bテストを行ってみました。今回は、どちらの説明文が広告として効果があるのかを調べるために2つのパターンを用意しました。
Aは「お得訴求型」です。図のようにLINE公式アカウントに友だち登録すると、10%OFFクーポンがもらえるよ!と訴求しています。
Bは「イメージ訴求型」です。このサロンに来ると、3時間であなたが変わっちゃいます!とベネフィットを訴求する説明文になっています。
A/B共にそれ以外の条件は同じです。果たしてどちらの方が結果は良かったのでしょうか。
結論から言うと、Salon new meの場合、友だち追加率・友だち追加単価においては、Bの「イメージ訴求型」の方が数字的には圧倒的に良かったです。ここから配信をして、どちらの広告の方が結果は良かったかはこれからの検証になります。
「売上」という観点ではまだ結果は白黒ついていませんが、これからの検証が楽しみです。
LINE広告のROASを計算して広告効果の仮説を立てよう
それでは少しだけ発展的な話をします。先ほどの事例では、約10,000円の広告出稿で、友だちが68人追加されたことがわかりました。ここまでは現実の話です。
そしてここからは仮説です。仮に追加されたこの68人に対して、来店を促す配信をしました。すると、3名が来店してくれました。3人合計の売上は75,000円でした。
この場合、とってもシンプルに考えると、10,000円の広告費をかけたら、75,000円の売上が上がったことを意味します。パーソナルスタイリングの場合、原価はほぼゼロですから、売上が丸々利益になります。
ということは、この場合、広告費の回収率、すなわち投資対効果はなんと750%です。
では広告費を2倍の20,000円にしたら?普通に考えると、売上も2倍ですよね。売上(利益)は150,000円となります。
もちろんこれはとてもシンプルに考えた仮説ですので、現実的にはキャパシティーの問題なども関わってきます。ただ、この考え方を身につけておくことは大切です。
LINE広告を出稿するときに考えるポイント
では上記の話を一般論としてまとめます。LINE広告を出稿する際に考えるべきポイントは、
例:10,000円に対して50人の友だち追加(友だち追加単価は200円)
②その友だち追加に対して即ブロックする人は何人か
例:50人の友だち追加に対し、10人が即ブロック
*実際には即ブロックする人も一定数の割合でいます。経験上、20%くらいは見ておいた方がいい気がします。
③有効な友だち数に対し、あいさつメッセージや配信でどのくらいの人が来店(商品購入)してくれるか
例:40人の有効友だちに対し、配信したら1%の来店があった
④商品単価はいくらか。粗利はいくらか。
例:来店した4人が単価25,000円の商品を購入。合計100,000円の売上。このうち原価率は30%なので、粗利は70,000円。
LINE公式アカウント友だちは一過性のものではなく資産になる
それでは最後にとても重要な話をします。上記のモデルでは、1回の配信で来店した来店率を考えましたが、LINE公式アカウントの配信の場合、1回目の配信で来店するとは限りません。裏を返して言うと、2回目や3回目の配信で来店することもあるでしょう。
また1回商品を購入してくれたお客様が、また別の配信で、別の商品を買うと言うことも珍しくありません。
つまり、LINE広告で集めたお友だちは、一過性のものではなく、資産になり得るのです。この点を考えると、もはやLINE広告をやらない理由が見当たらないのではないでしょうか。
事実、私自身も、1人の登録者がAというサポート商品も、Bという別の商品も購入してくださることなんてごまんとあります。
LINE広告は代理店に任せず自社で行うことのススメ
最後の最後に、本質的な話をさせてください。一昔前まではこうした広告出稿は広告代理店に任せるケースがほとんどでした。しかし、今回のLINE広告に見てわかるように、実は広告の出稿自体はとても簡単なのです。
しかもどんな点に気をつけて出稿したら良いかは、すべてこのブログに基本的には書いてあります。
自社で広告運用すれば自社にノウハウやデータが溜まっていくので、本当にオススメです。わざわざ代理店に高い手数料を払ってまでやってもらう必要はないと考えます。
ところが、広告代理店を使うメリットもあります。それはこうした代理店はノウハウや膨大なデータが溜まっていることが多く、広告をかけ始める最初の段階で、適切なアドバイスをしてくれることに価値があります。
つまり、ずっと広告出稿を丸投げするのではなく、最初の段階で少し相談にのってもらうのがオススメです。どんな点に気をつけて運用すればいいか、最初にコンサルティングを受け、あとは自社で運用していきましょう。
広告運用がある程度回れば、あとは追加された友だちをに対し、いかに刺さる配信で商品購入につなげるか、ですね。その辺りのアドバイスまでできる広告代理店やコンサルタントならば、コンサル料を払う価値はあると思います。
配信1つで来店率・商品購入率は大きく変わります。実はここだけの話、広告運用そのものよりも、こちらの方が本質的には大事だったりします。

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