「LINEでステップ配信ができると聞いたが、やり方がよく分からない…」
「ステップ配信を導入したいが、LINE公式アカウントの機能とLステップの違いが分からないない」
このようなお悩みを抱えていませんか?
LINE公式アカウントでは「ステップ配信」を活用することで、ユーザーとの関係性を効率的に深めていけます。しかし、LINE公式アカウントのステップ配信機能には制限もあり、目的に応じてはLステップの導入を検討すべきケースもあります。
そこで本記事では、LINE公式アカウントにおけるステップ配信の基本から、Lステップとの違いや導入・設定方法を解説します。自社のLINEマーケティング施策を強化したい方は、ぜひ参考にしてください。
▼この記事で分かること
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マーケリンクは、これまでに600社以上のLINE公式アカウントやLステップの構築・運用を支援してきた実績があります。
初めての構築から既存アカウントの改善まで、無料で相談可能です。LINE運用に課題を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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目次
LINE公式アカウントのステップ配信は、あらかじめ作成したメッセージを、設定した条件に沿って順番に自動で届ける機能です。設定方法には、以下の2つのパターンがあります。
ジムやスクールなどは「予約特典の受け取り期限まであと◯日!」のように期限付きの訴求を段階的に配信し、入会につなげます。一方、飲食店など、すでにLINE友だち追加がされている場合は、効果のあった配信を集計し、ステップ化することも可能です。
それぞれのパターンを以下の動画で詳しく解説しているので、気になる方はご確認ください。
なお、LINE公式アカウントの無料プランでも、月200通までの配信上限内でステップ配信を利用できます。導入初期でも無理なく試せるため、まずは小規模に活用して、ユーザーの反応を見ながら改善しましょう。
ここでは、ステップ配信を導入することで得られる主なメリットを紹介していきます。
▼LINE公式アカウントのステップ配信を使うメリット
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LINE公式アカウントのステップ配信を活用すると、ユーザーの属性や行動履歴に応じたメッセージを届けられます。年齢や性別、開封履歴やタップ情報などをもとに、ユーザーの興味に合った内容を絞り込んで配信できます。
一斉配信とは異なり、受け手にとって価値のある情報だけを届けられる点が大きな強みです。開封率やクリック率の向上が期待できるだけでなく、ブロック率の低下やエンゲージメントの最大化にもつながります。
広告や販促メッセージに対する抵抗感が強いユーザーに対しても、必要性を感じる内容なら自然に信頼関係を築けます。
ステップ配信の魅力のひとつは、一度設定しておけば、その後は自動でメッセージ配信ができる点です。都度の配信作業が不要になることで、運用にかかる時間と手間を大幅に削減できます。
また、24時間365日、あらゆる時間帯に配信できる点も大きなメリットです。顧客の反応が高まるタイミングに即座にアプローチできるため、取りこぼしのリスクを最小限に抑えられます。人的ミスによる配信漏れや遅延などのリスクも回避できるため、対応遅れによる機会損失を最小限に抑えられます。
このように、ステップ配信の自動化は、特に、人手が限られている店舗にとって、業務効率化を実現する有効な手段です。
ステップ配信は、見込み顧客の関心度に応じて段階的に情報を届けられるため、顧客育成に有効です。商品やサービスの概要を伝え、導入事例やFAQを送信し、最終的にキャンペーン情報を案内するといった流れを設計できます。
このような仕組みをつくることで、顧客が抱える疑問や不安を解消しながら、段階的に購買意欲を高められます。一度きりの接点ではなく、継続的なコミュニケーションを通じて関係を深められる点も大きな利点です。
最終的には、商品やサービスの購入にも直結します。
LINEのステップ配信は、従来のメールと比べて圧倒的に開封率が高く、情報を確実に届けたい企業に適した手段です。LINEが日常的に利用されるアプリであり、プッシュ通知によってメッセージが即座にユーザーに届く設計だからです。
メルマガの場合は迷惑フォルダに振り分けられたり、通知に気づかれないまま未読になったりするケースが少なくありません。一方で、LINEはスマートフォンに直接通知が届くため、ユーザーが即座に内容を確認する確率が高くなります。
また、モバイルに最適化された画面構成により、閲覧からアクションまでの導線もスムーズになります。メルマガの効果に限界を感じている場合は、ステップ配信を活用することも視野に入れましょう。
ここからは、LINE公式アカウントとLステップのステップ配信の違いを7つ紹介していきます。
▼LINE公式アカウントとLステップのステップ配信の違いは?
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LINE公式アカウントで、設定できるステップ配信の条件分岐は「友だち追加時」と「初回メッセージ送信時」のみです。追加後のあいさつで性別を判別し「男性向け」「女性向け」などと、内容を出し分けられます。
しかし、それ以降ステップ内で再度条件分岐できません。
一方、Lステップはステップ配信内の条件分岐に、回数制限はありません。そのため、初回メッセージの反応をもとに分岐し、次の配信でも反応ごとに分けて配信するといった柔軟な設計が可能です。
実際に弊社マーケリンクでは、次のようにLステップを活用して、自社のLINEコンサル講座を販売したことがあります。
このように、ユーザーの反応に応じて配信の流れを自動で切り替えられる点が、Lステップの大きな強みです
LINE公式アカウントの条件分岐は、以下の4つです。
これらの条件はLINEの「みなし属性」に基づくもので、ユーザーの設定や行動履歴から自動的に分類された推定情報です。そのため、実際の属性とずれている場合もあり、精度に限界があります。
また「特定のボタンを押した/押さなかった」など、ユーザーの具体的なアクションに基づいた条件設定はできません。
一方、Lステップでは配信条件に制限がなく、ユーザーの行動履歴をトリガーとして多様な条件分岐を設計できます。「リッチメニューでAをタップした人だけに限定配信」など、ユーザーの行動に応じた細かな設計が可能です。
LINE公式アカウントは、メッセージ配信時間を1時間単位で指定する形式です。Lステップは、LINE公式アカウント同様に「特定時刻」の設定に加え「経過時間」を基準とした配信にも対応しています。
「追加から3日後の19:00に配信」「登録から5時間後にリマインド送信」など、細かなタイミングを自由に設計できます。特に期間限定のキャンペーンやセミナー告知など、特定の日時に集中的に情報を届けたいケースに有効です。
LINE公式アカウントでは、ステップ配信の購読率を計測する機能がありません。そのため、ユーザーがどこまでメッセージを読んだのか、どのタイミングで離脱したかを確認する術がないのが現状です。
一方で、Lステップでは顧客情報と配信管理が連動しており、1日ごとの購読率が確認できます。例えば「3日目40%→4日目20%」といった変化から、内容や構成の課題を分析しやすくなります。また、購読率の高低を比較することでユーザーの関心傾向や離脱ポイントを明確にできるのも、Lステップの強みです。
LINE公式アカウントでは、リッチメニューをひとつだけしか表示できず、すべてのユーザーに同じ内容を見せる仕様になっています。
Lステップは、友だちの属性やステップ配信の進行状況に応じて、リッチメニューを自動で切り替えられます。例えば、以下のように動線を設計することも可能です。
・6日間にわたって商品紹介のステップ配信をする場合、1日目〜5日目までは商品の特徴やメリットを掲載したメニューを表示 |
このように、購入直前のタイミングにあわせてコンバージョン導線を強化できる点は、Lステップならではの特徴です。顧客の温度感に合わせた柔軟なUIを設計することで、CV率向上が期待できます。
Lステップには、ユーザーごとに「タグ付け」ができる機能がありますが、LINE公式アカウントには存在しません。ステップ配信の開封・未開封、アンケートの回答といった行動ごとに、タグを自動で付与できる仕組みが整っています。
タグ付け機能を活用すると、ユーザーをより細かく分類し、ニーズに合わせた配信がしやすくなります。例えば「資料請求したユーザー」「動画を最後まで見た人」などのタグを設定し、それぞれ内容を変えた配信が可能です。
また、タグを絞り込んで検索・抽出すれば、特定の条件を満たす見込み客にだけアプローチできます。タグごとに適切な訴求をすれば、無駄な配信を減らしつつ、開封率やクリック率の向上につなげられます。
Lステップには「スコアリング機能」があり、見込み客の温度感を点数化して管理できます。LINE公式アカウントには、スコアリング機能は備わっていません。
スコアリングは「アクションがあったら+1」のようにユーザーの関心度を数値化し、見込み度合いを可視化する仕組みです。スコアの高い層だけに限定オファーを送るなど、戦略的な配信ができるようになります。
なお、スコアリングには、以下の2つの概念が存在します。
スコアに応じて接触タイミングやメッセージ内容を調整すると、見込み顧客の育成が効率化し、LTVの最大化にもつながります。
以下の動画で、スコアリングの導入で「成約しそうな顧客を正しく見極める方法」を解説しているのでぜひご参照ください。
マーケリンクは、これまで600社以上のLINE公式アカウント・Lステップの支援をしてきました。飲食店・美容サロン・ECサイトなど幅広い分野での支援実績があります。
貴社の課題に合わせた最適な活用プランをご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。初回のご提案までは、無料で対応しております。
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ここでは、LINE公式アカウントでステップ配信を設定する具体的な手順を解説していきます。画像付きで一つひとつ確認しながら進められる内容になっているので、ぜひ一緒に操作してみてください。
▼LINE公式アカウントを使ったステップ配信のやり方
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以下の動画では、ステップ配信を構築する過程を詳しく解説しているので、合わせてご参照ください。
まずは、LINE公式アカウントにログインします。管理画面左側のメニューから「ステップ配信」を選択し「新規メッセージを作成」をクリックしてください。
「新規メッセージを作成」をクリックすると、以下のような設定ガイドが表示されます。上記の手順に沿ってメッセージを作成していきます。
各設定項目の内容と操作方法を、順を追って紹介していきます。
ステップ配信の作成画面に進んだら、まずは配信に関する基本情報を入力します。以下の4項目を順に設定してください。
「有効期間」は、キャンペーンや時限コンテンツなどで配信期間を限定したいときに入力します。プランによって配信数に制限がある場合は「配信の上限数」を設定することで、コストを適切に管理できるようになります。
続いて、開始条件「友だち追加」をクリックすると、以下のような編集画面に移ります。
開始条件の種類を「友だち追加」「オーディエンス」から選び追加日を入力。追加日は「いつ以降に追加されたユーザーを対象とするか」を指定します。
追加経路を「すべての経路」「特定の経路」から設定します。「特定の経路」は、検索・ホームタブ・友だち追加アイコンなどから選択可能です。
すべての項目を設定し終えたら「保存」をクリックして開始条件の設定を完了させます。
「ステップ追加」をクリックし、「メッセージを配信」を選択します。すると、以下の設定項目が表示されるので埋めていきます。
LINE公式アカウントのステップ配信では、1回につき最大3つの吹き出しを送信できます。吹き出しを追加したい場合は「+追加」をクリックしてください。
メッセージ入力後は、プレビュー画面で表示内容を確認し、問題がなければ「保存」を押して完了となります。
条件分岐を入れる場合には「分岐追加」をクリックすると以下のようになります。
条件をクリックすると、属性・オーディエンスから絞り込むことが可能です。
「+」をクリックすると「条件2」が現れます。条件1に該当しない方への配信経路を作成可能です。すべての配信経路が完成したら、「利用開始」を押して完了です。
最後に、LINE公式アカウントを使ってステップ配信する際のポイントを確認しましょう。
▼LINE公式アカウントを使ってステップ配信をする際のポイント
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LINE公式アカウントでステップ配信する際は、シナリオ設計が重要です。配信の目的とターゲットを定めた上で、ゴールから逆算してシナリオを設計すると、成果が出やすくなります。
また、ステップ配信はストーリーテリング(物語を使って伝える)を意識すると効果的です。ユーザーの興味や悩みに寄り添う形で、メッセージを展開し「もっと知りたい」と感じてもらえる流れをつくりましょう。
各メッセージは1テーマに絞り、1回の配信でユーザーに与える情報量を最小限に留めることで、伝えたい内容がより明確になります。
ステップ配信を成功させるには「いつ送るか」も欠かせない要素です。LINEは日常的に使われるアプリであるため、通知を受け取る時間帯がユーザーの反応に大きく影響します。
例えば、ビジネスパーソンがターゲットなら、通勤時間や夜のリラックスタイムに送ることで開封率の向上が見込めます。主婦層をターゲットとする場合は、家事の合間にスマホをチェックしやすい午前10時前後や、昼食後の14時台が狙い目です。
ターゲットのライフスタイルや行動パターンに合わせた時間帯に配信することで、より高いエンゲージメントが期待できます。実際の配信データをもとに、開封率やクリック率の変化を分析し、自社にとって最適な時間帯を見つけ出しましょう。
LINEのステップ配信では、1通のメッセージに多くの情報を詰め込みすぎないことが成功の秘訣です。長文や複雑な構成は読まれづらく、途中で離脱されるリスクが高くなります。
そのため、各配信では「1つのメッセージに1つの目的・情報」を守るようにしましょう。
また、ユーザーに行動を促す場合も、複数の選択肢を提示するより明確な行動喚起を1つだけ設定するほうが、反応率が高まりやすくなります。複数のリンクや選択肢を並べると、かえって行動しにくくなるため注意が必要です。
ステップ配信において動画の活用は、ユーザーの理解促進や興味喚起に効果的です。テキストや画像だけでは伝えきれない商品やサービスの魅力を、動画によって視覚的に訴求できます。
近年では、ステップ配信の1日目から「この動画を見れば申し込みたくなる」と思わせる設計をしているケースが多くなっています。その理由は、ステップ配信の初日が一番見られやすいからです。
動画には「臨場感」も加わるため、特に初見のユーザーに対して好印象を与える効果があります。動画の重要性については、実績豊富なマーケリンクが解説する以下の動画もあわせてご覧ください。
ステップ配信で成果を出すには、プロの知見を取り入れることをおすすめします。なぜなら、成果につなげるには、高度な設計力や分析力などの専門的なスキルが求められるためです。
LINE運用に強いコンサルタントであれば、自社では見落としがちな改善点を客観的に指摘してくれます。
また、運用体制が整っていない企業では、配信設定やシナリオ構築に手間がかかり、本来の業務に支障が出る可能性もあります。このような場合には、外部の構築代行や支援サービスを活用することで、業務負担を軽減しながら成果の最大化が期待できます。
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マーケリンクはこれまで600社以上の運用支援をしており、飲食・美容・ECなど多様な業種で成果を上げてきました。課題のヒアリングから施策設計、構築・運用までワンストップで対応可能です。
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LINE公式アカウントのステップ配信を活用すると、ユーザーとの関係性を深めながら効率的に成果を狙うことが可能です。しかし、Lステップにしか備わっていない高度な機能も多く存在するため、目的や配信内容に応じた使い分けが重要になります。
両者の違いや設定手順を理解することで、目的に合った効果的なLINE運用が実現できます。ぜひ本記事を活用し、ステップ配信の実践にお役立てください。
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