Lステップのスコアリング機能とは?使うメリットや活用事例も解説
2022.01.29
「Lステップのスコアリング機能とはどんな機能なのか」
「スコアリング機能を使うとどんなメリットがあるのか」
気になりませんか?
Lステップのスコアリング機能は、ユーザーがある特定のアクションをした時にスコアをつけることができるため、興味を持って反応してくれたユーザーを特定する際に非常に便利です。
この記事では、Lステップのスコアリング機能について、メリットや活用事例、設定手順を紹介します。
動画でサクッと見たい方は以下をご覧ください。
Lステップのスコアリング機能とは?
スコアリング機能とはメッセージ内のリンクやリッチメニューなど、指定したリンクをクリックした際にポイントが追加される機能のことです。
例えば、リッチメニューをタップすると「1ポイント追加」という設定ができ、リッチメニューを何回タップしたかを知ることができます。
リッチメニューのタップなどLINEでのアクションが多いほど、そのアカウントに興味を持ってくれているため、成約に近い見込み客になりやすいと言えます。
スコアリング機能を使って「制約に近い見込み客」を優先的に見つけることで、効率的に売上げアップが目指せます。
累計スコアリングと直近スコアリング
スコアリング機能には「累計スコアリング」と「直近スコアリング」の2つがあります。
「累計スコアリング」とはこれまでどのくらいのリッチメニュータップなどのアクションがされてきたかの合計を表し、「直近スコアリング」は直近で反応していないスコアを減算した合計を表します。
スタートプラン、スタンダードプランは「累計スコアリング」のみの使用が可能で、プロプランは「直近スコアリング」も使用できるようになります。
スコアリングで興味関心があるユーザーを見つけるには、「直近スコアリング」が有効です。
例えば登録時にはたくさんタップしてくれた(累計スコアリングが高い)が、直近半年間は全くタップしてくれなかった場合、直近スコアリングを使用することで減算ができるため、本当に興味を持ってくれているユーザーなのか、正確なスコアで見ることができます。
【上記の例】
・累計スコアリングのみの使用→200
┗登録時にたくさんタップしてくれた合計
・直近スコアリングを使用→200-180=20
┗登録時にたくさんタップしてくれたが、直近は全くタップしていない
プロプランの方はぜひ「直近スコアリング」を活用してみてください。
スコアリング機能を使うメリット4つ
ではLステップのスコアリング機能を使うことで具体的なメリットとして以下の3つがあげられます。
1.反応の高いユーザーにアプローチができる
2.ニーズの再確認ができる
3.顧客のニーズに合わせて配信を変更できる
4.メッセージ費用の削減ができる
順番に解説します。
【メリット1】反応の高いユーザーにアプローチができる
ある特定のアクションをしたことでポイントを加算することができるため、例えばメッセージでスコアリングを付けたリンクや問い合わせフォームなどを用意した場合、アクションをした友だちがひと目で判断できます。
ポイントが高いユーザーはアカウントに興味を持ってくれていることがわかり、ポイントが高いユーザーのみにアプローチすることも可能です。
細かい分析をしなくても、反応が高いユーザーを数値化してすぐに見分けることができるのは大きなメリットと言えます。
【メリット2】ニーズの再確認ができる
例えば友だちに表示させるリッチメニューを定期的に変更をしたとします。
下記のようにリッチメニュー別でスコアリングを付ければ、どの情報に興味があるかを確認することができます。
リッチメニュー |
スコアリング |
Facebookに関するコンテンツ |
0ポイント |
Twitterに関するコンテンツ |
5ポイント |
YouTubeに関するコンテンツ |
10ポイント |
興味があるコンテンツを判断することで、登録している友だちが何のコンテンツに興味を持っているのかを知ることができます。
興味のあるコンテンツに合わせて配信内容や提案する商品のアプローチ方法を変えることができるため、より成約に繋がりやすくなります。
ニーズの再確認をする場合、スコアリング機能と一緒にタグ機能を使うことでセグメント配信をすることができるため、是非活用してみてください。
Lステップのタグ機能の使い方はこちらの記事をご覧ください。
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【メリット3】顧客のニーズに合わせて配信を変更できる
スコアリング機能を使うことで、顧客ニーズを把握することができます。
ニーズを把握したら、Lステップのセグメント配信を使うことで友だち別でメッセージを変更できるのです。
以下のようにニーズに合わせてメッセージの内容を変更します。
ニーズ |
メッセージ |
Twitter集客が知りたい |
Twitter集客のメッセージやリッチメニューを表示する |
YouTube集客が知りたい |
YouTube集客のメッセージやリッチメニューを表示する |
ニーズに合わせて配信を変更することで、ブロック率を下げることができて反応率が高くなることで、成約率アップも期待できます。
スコアリング機能と一緒に、セグメント配信も活用することをおすすめします。
Lステップのセグメント配信のやり方はこちらの記事をご覧ください。
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【メリット4】メッセージ費用の削減ができる
スコアリングが低いユーザーは興味を持っていないユーザーだと判断できるため、メッセージを配信しないことで配信通数の削減ができます。
メッセージ通数は配信することで費用がかさむので、スコアリング機能を活用することで不要な一斉配信を避けてメッセージ費用を節約することが可能です。
Lステップのスコアリング機能の活用事例
では実際にスコアリング機能をどのように活用できるのか事例をご紹介します。
クリック数によって会員ランクを変更する
スコアリング機能を使い、クリック数が多い会員のランクを上げることもできます。
以下のようにスコアリングのポイントが10以上の友だちだけ、ランクを上げるなど対応が可能です。
友だち |
スコアリング |
Aさん |
0ポイント |
Bさん |
5ポイント |
Cさん |
10ポイント |
会員ランクが高い人は「成約率が高い人」「成約しそうな人」であるため、ポイントが高い人に向けてサービスの配信をすることで成約率アップにつながるでしょう。
特別プレゼントや限定リッチメニューを表示させる
会員ランクを上げることで、ランク別でリッチメニューを切り替えることも可能です。
例えばリッチメニューに「毎日タップするといいことが起こるかも?」というボタンを用意して30ポイント貯まったら限定のプレゼントがもらえるリッチメニューに変わったり、通常よりも少しオシャレなリッチメニューに変更することで、おもしろさや特別感を演出することができます。
毎日タップしてLINEを見てもらうことで覚えてもらえることができ、実は成約に繋がりやすくなります。
クロス分析に活用する
クロス分析とは、年齢や性別などの複数データを分析する機能のことです。
クロス分析を使えば、どこから集客されたユーザーのスコアリングが高いなどの判断もできるため、
反応が高い見込み客が登録する、集客媒体やクリック数が多いコンテンツなどを把握できます。
さらにクリック数が多いユーザーは少ないユーザーに比べると、購入率はどのくらい違うのかなどを調べることができます。
マーケリンクでもスコアリング機能と成約率をクロス分析したところ、リッチメニューをタップした回数が多い10%は成約率が非常に高いことがわかりました。これにより「タップされるリッチメニューを作成することは成約率に直結するため重要」ということがわかり、リッチメニューの制作にさらに力を入れるようになりました。
スコアリング機能はさまざまな機能と併用することで、成約率アップに直結するマーケティングを行うこともできますし、重要なデータを取得することができます。
Lステップでクロス分析を使うメリットはこちらの記事をご覧ください。
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Lステップのスコアリング機能の操作方法
ここではプロプラン契約を前提として累計スコアリングの方法を解説しますが、スタートプラン、スタンダードプラン契約の方も途中までは同じです。
スコアリング機能の操作方法の大きな流れとしては
1.累計スコアリングと直近スコアリングの2つを用意する
2.アクション管理で直近スコアリングを毎日1点ずつ減算させる
1つずつ解説します。
累計スコアリングと直近スコアリングの2つを用意する
例えばテンプレートのカルーセルで選択肢Aを押したらスコアリングされるとします。
その場合は「選択肢名」にAと記載して「アクション設定」をクリックします。
「友だち情報操作」をクリックします。
「累計スコアリング」と「直近スコアリング」にそれぞれ定数1点加算を設定します。
アクション管理で直近スコアリングを毎日1点ずつ減算させる
このままですと累計スコアリングも直近スコアリングも1点ずつ加算されていく一方なので、直近スコアリングを例えば夜中の0時に減算させていく設定する必要があります。
そこで、左メニューのメッセージにある「アクション管理」をクリックします。
「+新しいアクション」をクリックしてアクション設定をしていきます。
保存するアクション名は友だちには見えないため管理しやすい名前をつけて、友だち情報操作には「直近スコアリング」に「定数1点をー(減算)」するを設定します。
スケジュール管理のスケジュール決定から「繰り返し設定」をクリックします。
繰り返し設定では「開始日」、いつ繰り返しをするのか「実行時間」、「繰り返す間隔」、終了日が決まっていたら「終了日」を設定します。
ここでは毎日1点ずつ減算させる操作を登録したいため、以下のように設定します。
これで完了です。
まとめ
この記事では、Lステップのスコアリング機能や使うメリット、活用事例について解説をしました。
まとめると以下になります。
【概要】
・指定したURLをクリックするとポイントが増える機能
・無駄なメッセージ通数を削減できる
・直近スコアリングを使うことで成約しそうなアクティブユーザーが数値でわかる
【メリット】
・指定したURLをクリックするとポイントが増える機能
・反応の高いユーザーを見つけられる
・ユーザーの悩みやニーズを確認できる
・ニーズに合わせた配信ができる
【活用事例】
・クリック数に応じた会員ランク変更ができる
・ランク別でリッチメニューの変更ができる
・スコアリングをクロス分析に活用できる
Lステップのスコアリング機能を使うことで、成約しそうな反応の高い見込み客を見つけることができ、見込み客に対して直接メッセージが送れます。
さらに、見込みのあるお客さんにダイレクトに営業メッセージを送ることで、闇雲にメッセージを送るよりも通数が削減でき、売上アップも期待できます。
直近スコアリングを使う方が誰が成約しそうなのか正確な数値が見えますが、累計スコアリングだけでも十分見込み客の指標にはなりますので、ぜひ活用して見てください。
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