コラム

Lステップのクロス分析とは?クロス分析を使う4つのメリットと注意点

2021.09.14
「Lステップのクロス分析って何ができるのか」 「クロス分析を使う際の注意点があるのか」 と、悩んでいませんか? クロス分析を使うことで、成約率の高いユーザー層を見つけることができるため、Lステップの機能の中では積極的に使いたい機能です。 この記事では、Lステップのクロス分析の機能や使い方、メリットや注意点について解説します。 クロス分析について動画でさっとみたい方はこちらをご覧ください。

クロス分析とは?

クロス分析とは? Lステップのクロス分析とは、どういう属性の人が成約率が高いのかを分析する機能のことです。 例えば友だち集めの施策としてYouTubeとブログのやっていて、そこからLINE公式アカウントの友だち登録を通して商品を購入(成約)していただけたとします。この購入(成約)いただけた方が一体「YouTubeからなのか」それとも「ブログからなのか」クロス分析を使うと一発でわかります。 また、商品購入者は「男性なのか」「女性なのか」といった性別から、お住まいの地域、年齢などをまとめて分析をして、例えば20代男性で関東に住んでいる方の成約率が高いなどをデータから導き出すこともできます。 成約率の高い属性に向けて、配信や広告を出していくことで効率的に売上を上げる施策がうてます。

弊社(マーケリンク)の例

弊社(マーケリンク)のLINE公式アカウントでは多くの施策を組み込んでいます。中でもクロス分析にはとても力を入れていますが、いろいろなところで活用しています。

友だち登録と成約率の男女比の割合

弊社のLINE公式アカウントの場合、登録してくれている友だちの男性と女性の割合は、7:3で男性の方が多く、成約率をクロス分析をすると、約4倍男性の方が多いことがわかっています。 他の媒体(YouTubeなど)も男性の方がいため、おそらく具体的な数値を出した論理的な話し方が男性に好まれやすいため、男性の方が登録率が高いのではないかと考えています。 成約率も男性の方が高いので、弊社の場合は女性よりも男性に絞って集客をするとコスパが高いと判断できます。

リッチメニューのタップ数と成約率

LINE公式アカウントのリッチメニューのタップ率が高いほど、アカウントに対して親近感が湧いて成約率が上がったり、リピート率が上がったりするという仮説に対し、クロス分析で検証しました。 すると、タップした上位10%の人が成約率の約90%を占めていました。 これは一部の商品を切り取って分析したため、全部の商品とはこの段階では言えませんが、この検証から、もっともっとタップしてもらえるようなリッチメニューを作ることで、成約率を上げられる可能性が高くなることがわかりました。

成約率の高いSNS

マーケリンクでは書籍をはじめ、Twitter、ブログ、YouTubeなどさまざまな媒体でマーケティングをおこなっておりますが、「YouTube」はハズレの少ない媒体です。集客のみで月間400~500名ほど友だち登録をしていただけており、そこからの成約率もそこそこ高く、書籍からの登録率と比べると2.5倍高いです。 これは弊社だけでなくYouTubeを運営している他の企業様のほとんどで言えることですが、YouTubeの視聴回数に対して1%前後くらいの登録率があります。例えば月間で10万回再生があるとしたら1,000登録が見込めるという計算になります。 YouTubeは制作に時間がかかり少し手間ではありますが、1度作ると自動で集客してくれるため非常に便利な媒体として活用しています。

Lステップでクロス分析を使うメリット4つ

Lステップでクロス分析を使うメリット4つ Lステップのクロス分析を使うことで、さまざまな分析ができます。 ここでは、Lステップでクロス分析を使う4つのメリットを解説します。

組み合わせにより詳細な分析ができる

Lステップでは主に以下の分析機能が用意されています。
・タグ、友だち情報欄 ・流入経路分析 ・URLクリック測定
タグ、友だち情報欄では年齢や男女、お住まいの地域を管理することが可能ですし、流入経路分析は、読者の方がどこ経由で友だち登録してくれたのかがわかります。URLクリック測定は、Lステップで配信したメッセージ内のURLが何回クリックされたのかを計測することができます。 ただ、それぞれの機能は特定の分析しかできません。 しかし「タグ、友だち情報欄」と「流入経路」をクロス分析することで、YouTubeだと20代男性の登録が多い、など判断することができますし、同じように「流入経路」と「URLクリック測定」を分析することで、YouTubeから登録してくれた方のクリック率は高いなども調べることができるのです。 分析をいろいろ組み合わせることによって、成約率の高い層が細かくわかります。

詳細なターゲット設定ができる

例えばYouTubeやInstagram、Twitterなどのさまざまな媒体を使っていた場合、クロス分析をすることで「YouTubeから登録してくれた関東在住の20代男性」の商品成約率が高いことがわかったとします。 この場合、他のSNSよりもYouTubeに力を入れたほうが成約率が高くなる可能性がある判断できます。女性よりも20代男性が好む特典を用意したり、男性に向けた話し口調にしてみるなどの施策が検討できます。 クロス分析を使うことで詳細なターゲットに絞って集客でき、効率よく売上アップにつながるための具体的な施策が取り組めます。

顧客への具体的なアプローチができる

Lステップではアンケートをお願いすることで、顧客情報に自動的に反映できます。 例えば商品購入者の方に、アンケートで以下の項目を質問したとします。
・年齢 ・性別 ・お住まい ・職業 ・悩んでいること
アンケートを取ることで、どの属性の方が商品を購入してくれたのかがわかりますが、1人1人のデータでしか判断することができません。 しかし、Lステップのクロス分析を使えば、商品購入した方の全データからどの年代のユーザーからの購入率が高いかを判断できるため、例えば関東在住の20代男性」に絞って広告を出すことや、特別キャンペーン配信をすることもできます。 「関東在住の20代男性の方限定!」などのマイクロコピーをつけるだけでも効果は見込めるでしょう。

仮説の答えを調べることができる

ビジネスで売上アップを目指すためには、仮説を立ててそれを元に実行し、間違っている場合やズレている場合は、軌道修正をしていくことが大切です。 軌道修正をしなければ間違った場所へ進んでしまい、努力が全て無駄になることもあります。 しかし、Lステップのクロス分析を使えば「どの媒体から集客されたユーザーの成約率が高いのか?」を容易に判断することができるため、すぐに軌道修正をすることができます。 弊社(マーケリンク)の場合、リッチメニューのタップ回数の高い上位1割の人が、コンバージョンの9割を占めていることが分析でわかりました。このことから、リッチメニューのタップ率は成約率に比例する、という分析結果のもと、リッチメニューをタップされやすいものに再製作しなおしました。 仮説の時点では、クリック率が高い方ほど購入率が高いことは予想していましたが、クロス分析を使っていなければ、仮説の答えはわかりませんでした。 仮説の答えを知ることで、どこを修正してどこに力を注ぐべきかが数値としてわかるため、より効率的に売上アップにつなげることができるのです。

クロス分析を使う上での注意点3つ

クロス分析を使う上での注意点3つ Lステップを使って売上げアップを目指すなら、クロス分析は必ず使って欲しい機能の1つですが、使用する際には以下の注意点を意識して使うようにしましょう。

自動で使うには「プロプラン」でしか使えない

Lステップには以下の3つのプランが用意されていますが、
・スタートプラン(月額2,980円) ・スタンダードプラン(月額21,780円) ・プロプラン(月額32,780円)
Lステップのクロス分析機能は「プロプラン」でしか使うことができません。 もし、クロス分析を自動でおこなうことが目的でLステップを利用するなら、プランの選び方を間違えないように注意をしてください。

手動なら他のプランでも使える

Lステップの他の機能を組み合わせて、エクセルなどで分析することで他のプランでも手動で「クロス分析」することが可能です。 例えばセミナーを行った場合、以下のようなデータを取得できたとします。
使う機能 詳細
回答フォーム セミナー参加のコンバージョンの判断
アンケート 男性or女性の判断
事前におこなったアンケートで、友だちの男女比率が男性10人で女性5人、回答フォーム機能を使ってセミナー申込みをしてくれた方が、男性1人と女性1人だったとします。 この場合、成約率を見ると女性の方が男性の2倍高いと判断できます。 少し手間はかかりますが、手動であればプロプランでなくてもクロス分析をおこなうことができます。

把握したい顧客データはアンケートで取得する

クロス分析は顧客データと組み合わせることで、購入率の高いユーザー層をより具体的に把握することができます。 顧客データは「アンケート」を作成して回答してもらうことで、例えば年代や男女比、職業にお住まいの地域を把握することができます。 友だち登録時に簡単なアンケートを実施したり、すでに登録済の友だちにはアンケート回答特典をつけることで回答率を高めることができます。

分析だけではなくアクションもおこなう

クロス分析を使う目的は、仮説の答えを確認して次の仮説を立てながら軌道修正をすることです。 分析をした後には分析結果をもって改善策を実行し、さらに仮説をたてて分析をする、PDCAを繰り返すことで成約率は2倍、3倍と上がっていくことでしょう。 たくさんの分析を作成したものの、数値をとっただけで満足してしまっては分析の意味がありませんので、必ず改善策を実行するようにしてください。

Lステップのプラン別で使える機能と料金を解説

Lステップのプラン別で使える機能と料金を解説

Lステップのプラン別で使える機能

プラン名 スタートプラン スタンダードプラン プロプラン
機能

チャット (旧1対1トーク)

個別トーク

シナリオ配信 (セグメント配信)

一斉配信 (セグメント配信)

キーワード応答
テンプレート
回答フォーム
リマインダ配信
タグ管理
友だち情報欄管理
カスタム検索管理
アクション管理 ○ *スケジュール実行なし *スケジュール実行なし
データ移行
URLクリック測定
コンバージョン
サイトスクリプト
リッチメニュー
クロス分析
流入経路分析
スタッフ権限設定

Lステップのプラン別の料金

プラン名 スタートプラン スタンダードプラン プロプラン
費用 初月料金 0円 0円 0円
スポットコンサル 1回無料 1回無料 1回無料
リッチ画像 無料プレゼント 無料プレゼント 無料プレゼント
月契約(税込) 2,980円/月 21,780円/月 32,780円/月
月間配信数 ~1,000通 ~15,000通 ~45,000通
Lステップのプラン別の料金の詳細は以下の記事をご覧ください。

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まとめ

Lステップのクロス分析について解説しました。以下にまとめます。
  • クロス分析とは、複数のデータを分析する機能
  • Lステップで集めた複数のデータをまとめて分析できる
  • 詳細な分析によりターゲット像がよりイメージできる
  • 分析結果により顧客ニーズを把握できる
  • クロス分析により仮説の答えを把握できる
  • Lステップのクロス分析機能を利用したい場合は「プロプラン」のみで利用できる
  • データ分析をするためにはアンケートで取得する必要がある
  • 分析を行ったら必ず同時にアクションもおこなう
また、スタートプランを検討しているけどクロス分析も使いたいという場合は、スタートプランで顧客データを集めながら、まずは手動で分析をおこなってみることもよいでしょう。 弊社(マーケリンク)のLINE公式アカウントではさまざまなクロス分析を屈指して成約率を上げています。どんな施策をしているのか気になった方はぜひ下のボタンから登録して、いろいろ触ってみてくださいね。

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