コラム

Lステップとは?LINE公式アカウントとの違いや主な機能を紹介

2021.08.11

「LINE公式アカウントだけでは、顧客とのコミュニケーションやマーケティング活動に限界を感じている……」
「もっと効率的に、そして効果的に顧客とつながる方法はないだろうか?」

このようにお悩みの方はいませんか?

本記事では、LINE公式アカウントの機能を大幅に拡張し、高度なマーケティング活動ができる「Lステップ」について詳しく解説します。Lステップの基本的な概要から、LINE公式アカウントとの違い、具体的な機能まで網羅的にまとめました。

Lステップの導入を検討している方は、最後までお読みください。

▼この記事で分かること

・Lステップがどのようなツールなのか
・LINE公式アカウントとの違い
・Lステップでできること
・導入のメリット・デメリット
・どのような会社に向いているのか

マーケリンクには、LINE構築に関してこれまで600社以上の支援実績があります。 

Lステップで成果を出すには最初の設計が重要であり、初期段階でつまずいてしまうとその後の運用全体に悪影響を与えかねません。

安心・確実な構築を目指すなら、実績と体制が整ったプロの法人への依頼が賢明です。設計に不安がある方や、より具体的なアドバイスが欲しい方は、下記より無料相談にお申し込みください。

 

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Lステップとは?

Lステップとは、LINE公式アカウントの機能を拡張し、より高度なマーケティング活動ができるツールのことです。「LINE公式アカウントだけでは物足りない」「もっと効果的に顧客とコミュニケーションを取りたい」と考えている方におすすめできます。

LステップとLINE公式アカウントの違い

LINE公式アカウントは、基本的なメッセージ配信や顧客とのやり取りができるツールです。

一方、Lステップは、顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズされた体験の提供や、マーケティング活動の自動化を大幅に強化します。顧客一人ひとりに合わせたアプローチと、効率的な販促活動が実現できる点が大きな特徴です。

詳細は下記の動画で詳しくまとめています。気になる方はチェックしてください。

Lステップの料金

Lステップは、提供される機能に応じて複数の料金プランが用意されています。

プラン名 料金(税込) 月間送信数
フリープラン ・初期費用:0円
・月額料金:0円
〜200通
スタートプラン ・初期費用:0円
・月額料金:5,000円
〜5,000通
スタンダードプラン ・初期費用:0円
・月額料金:21,780円
〜30,000通
プロプラン ・初期費用:0円
・月額料金:32,780円
〜50,000通
大量送信プラン ・初期費用:0円
・月額料金:87,780円〜197,780円
100,000〜1,000,000通

フリープランも登場しており、より手軽に始められるようになりました。Lステップの各料金プランは下記をご参照ください。

>>【フリープラン登場】Lステップの料金一覧まとめ|各プランで使える機能を紹介

Lステップを導入してできること8選

Lステップを導入することで、LINEマーケティングの可能性は大きく広がります。ここでは、Lステップで実現できる8つの主要な機能を紹介します。

▼Lステップを導入してできること8選
Lステップ機能①|ステップ配信
Lステップ機能②|セグメント配信
Lステップ機能③|顧客管理
Lステップ機能④|チャットボット
Lステップ機能⑤|回答フォーム
Lステップ機能⑥|スコアリングランク
Lステップ機能⑦|セグメントリッチメニュー
Lステップ機能⑧|流入経路分析

顧客との関係構築から販売促進まで、さまざまな業務を効率化し、成果を最大化することが可能です。

Lステップ機能①|ステップ配信

ステップ配信

ステップ配信機能は、設定したシナリオに沿って、顧客に自動でメッセージを送信する機能です。

「友だち追加」をしたときのあいさつメッセージから順番に自動的に配信していきます。あらかじめ目的を決め、その目的に沿った内容をユーザーに順番に送ることで、一人ひとりにセールスを実施できます。

一般的なメールマガジンの開封率は10%前後だと言われていますが、Lステップで送った場合は開封率が60%以上、クリック率は25%以上です。

LINE公式アカウントでもステップ配信ができますが、条件分岐は初回のみです。分岐できる項目も限られているため、戦略的にステップ配信を使いたい場合にはLステップの方が幅広く使えます。

Lステップ機能②|セグメント配信

セグメント配信

セグメント配信とは、ユーザーを特定の条件でグループに分け、そのグループ毎に対してメッセージを送る配信方法のことです。「年齢」「性別」「住んでいる地域」はもちろん、「見込み客」「スタッフ」というようなタグをつけることで、配信相手を絞り込めます。

タグの設定は手動・自動の両方に対応。例えば「このセミナーに興味がありますか?」といったアンケート配信をし「興味あり」にタップした方だけに「セミナー興味あり」といったタグが付けられます。

また、商品を購入した方にアフターフォローのメッセージ配信も可能です。一斉配信ではなく、タグによって配信相手を絞ることでユーザーに必要な情報だけを送信できます。

メッセージを送る通数も節約できるだけでなく、受け取る側も必要な情報を受け取れるため、ストレスを与えることもありません。

Lステップ機能③|顧客管理

顧客管理

Lステップでは、一人ひとりの個人情報を管理できます。氏名や連絡先はもちろん、個々の顧客がどのような属性を持ち、どのような行動履歴があるのかを把握できます。

また、顧客ごとにタグ付けやステータス設定ができるため、顧客の興味関心や購買意欲を正確に確認することが可能です。

これらの情報を活用することで、顧客一人ひとりに最適なアプローチを取れるようになり、より効果的なマーケティング施策を展開できます。

Lステップ機能④|チャットボット

チャットボット

LINE公式アカウントでは、個別トークと自動応答を併用して使えませんでした。

しかし、Lステップでは1対1でトークをしながら自動応答ができます。 

チャットボットとは「チャット」する「ボット(=ロボットの略)」のことです。チャット上で特定のキーワードを入れると、あらかじめ設定しておいたメッセージが自動的に返信されるようになります。

一例として、ユーザーからの質問にすぐに返信しなかった場合、関心が薄れてしまったり、顧客獲得のチャンスを逃してしまったりする恐れがあります。

また、定休日や営業時間など、よくある質問を自動応答に設定しておけば、ユーザーからの問い合わせにいつでも対応することが可能です。

Lステップ機能⑤|回答フォーム

回答フォーム

回答フォーム機能を利用すると、LINE上で簡単にアンケートや申し込みフォームを作成・配布できます。アンケート項目は自由に設計できるため、顧客のニーズに合わせた質問項目を設定可能です。

顧客はLINEアプリを離れることなく、必要事項を入力して送信できるため、アンケートの回答率が向上します。

イベント参加申し込みや、商品・サービスに関するフィードバック収集などに活用すると便利です。回答されたデータは自動的に顧客情報と紐づけられるため、集計や管理の手間も省けます。

Lステップ機能⑥|スコアリングランク

スコアリングランクは、顧客の行動履歴に応じてポイントを付与し、顧客の関心度や購買意欲を数値化する機能です。

Lステップでは、クリック数やアクセス数、メッセージの送信数、購入回数、質問回数など指定したアクションに対してスコアリングができます。数値や項目は自由に設定が可能です。

スコアに基づいて顧客をグループ分けし、それぞれに最適化されたメッセージを配信すると、コンバージョン率の向上につながります。

Lステップ機能⑦|セグメントリッチメニュー

セグメントリッチメニュー機能では、顧客の属性や行動履歴に応じて、表示されるリッチメニューの出し分けができます。例えば、初めて利用する顧客には、店舗へのアクセス方法や、初回限定クーポンの案内を表示させることが可能です。

一方、リピート顧客には、新商品情報や、会員限定の特典を提示するといった使い分けができます。

適切にリッチメニューを出し分けることで、顧客は自分にとって関連性の高い情報にアクセスしやすくなり、顧客体験の向上につながります。

Lステップ機能⑧|流入経路分析

流入経路分析は、顧客がLINE公式アカウントに登録した経路を特定・分析する機能です。「Webサイトのバナー広告から」「QRコードを読み込んで」「SNSの投稿から」といった、登録に至ったさまざまな経路を把握できます。

その結果、どの広告やプロモーションが効果的か、どのチャネルからの登録が多いのかを具体的に確認できるようになります。

これらのデータを活用して、より効果的な集客戦略を立案・実行できるのは、マーケティング担当者にとって大きなメリットです。

Lステップを導入するメリット

Lステップを導入すると、下記のようなメリットがあります。

▼Lステップを導入するメリット

メリット①|人件費を削減できる
メリット②|マーケティング戦略が立てやすくなる
メリット③|顧客管理ができる

事業や店舗にどのようなメリットがあるか、具体的に確認していきましょう。

メリット①|人件費を削減できる

1つ目のメリットは、手間のかかるLINEの返信や配信を自動化できるため、人件費を削減できる点です。Lステップを活用すれば、これまで人手で対応していた多くの業務を自動化できるようになります。

LINE公式アカウントよりも細かい設定が可能で、FAQ対応・予約確認・クーポン配布などは24時間の無人対応に移行できます。

店舗の営業時間を伸ばしたり、営業時間外にスタッフを稼働させたりする必要がありません。むしろ、スタッフはより売上につながる業務に集中できるようになります。

メリット②|マーケティング戦略が立てやすくなる

2つ目は、データが集まることでマーケティング戦略が立てやすくなる点です。

Lステップは、LINE公式アカウントだけでは取得できない、より詳細な顧客データを収集・分析できます。具体的には、顧客の行動履歴や、回答フォームへの回答内容などといったデータです。

これらの情報を活用することは、顧客のニーズや関心をより深く理解し、データに基づいた精度の高いマーケティング戦略を立てる上で不可欠です。顧客一人ひとりの属性に合わせたメッセージ配信やキャンペーン実施が可能となり、マーケティング活動全体の効果が高まります。

メリット③|顧客管理ができる

3つ目は、顧客一人ひとりの属性やニーズを正確に把握し、それぞれに最適なアプローチを取れる点です。Lステップを導入すると、顧客情報の一元管理はもちろん、タグ付けやスコアリング機能を活用すれば、顧客の購買意欲を可視化できます。

その結果、顧客に合わせたコミュニケーションが取れるようになり、顧客満足度の向上はもちろん、リピート購入やアップセルにもつなげられます。

Lステップを導入するデメリット

メリットの多いLステップですが、導入前には下記のデメリットを考慮しましょう。

▼Lステップを導入するデメリット

デメリット①|本格的な運用には有料プランが必要
デメリット②|多機能で使いこなすには困難

デメリット①|本格的な運用には有料プランが必要

Lステップは、LINE公式アカウントの無料プランでは利用できない高度なマーケティング機能を提供しています。

無料プランも用意されていますが、本格的に利用するケースだと有料プランに加入する必要があります。フリープランの場合、月間の配信数が200通までと、1社1アカウントが上限です。

多機能で高性能なツールである反面、利用には月額費用が発生するため、コスト面で検討しなければなりません。

しかし、自動化による人件費削減や、マーケティング効果の向上を考慮すると、投資に見合うリターンが期待できる場合も多くあります。

デメリット②|多機能で使いこなすには困難

Lステップは、ステップ配信、セグメント配信、顧客管理、チャットボットなど、非常に多機能なツールです。その反面、全ての機能を効果的に使いこなすためには、ある程度の学習と習熟が必要となります。

多機能であるがゆえに、どこから手をつけて良いか迷ったり、機能を十分に活用できなかったりするケースがあります。

このような場合は、プロに依頼するのがおすすめです。上流設計から実行支援まで一気通貫で伴走できる業者を選ぶと、立ち上げの遠回りや設定ミスを抑えられます。

マーケリンクは、LINEマーケティング業界の第一人者です。LINE公式アカウントやLステップの構築に関して、これまで600社以上の支援実績があります。 

ざっくりした相談でも問題ないので、下記よりお気軽にご連絡ください。

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Lステップ構築サービスの特徴と実績紹介

Lステップの導入に向いている会社は?

Lステップの導入に向いている会社は、主に以下の3つの特徴を持つ会社です。

▼Lステップの導入に向いている会社は?

向いている会社①|顧客のリピート率を高めたい会社
向いている会社②|LINEで一連のプロセスを自動化したい会社
向いている会社③|データに基づいたマーケティングを実施したい会社

順番に見ていきましょう。

向いている会社①|顧客のリピート率を高めたい会社

顧客のリピート率向上が事業の鍵となるビジネスに、Lステップは特に適しています。例えば、飲食店や美容室、整体院、アイラッシュサロンなどの店舗型ビジネスです。

LINE公式アカウントは集客や売上アップだけでなく、リピート率の改善にも役立つツールです。Lステップを活用することで、顧客の再来店やリピート購入を効果的に促進できます。

例を挙げると、顧客育成を自動化するステップ配信を活用することで、顧客の状態に応じたアプローチが可能です。

また、顧客の属性や興味関心に合わせて配信できるセグメント配信は、特定のターゲット層に的確な情報を届けるために有効です。美容室であれば、性別や年齢に応じて異なるキャンペーン情報を配信することで、訴求効果を高められます。

向いている会社②|LINEで一連のプロセスを自動化したい会社

集客から顧客育成、販売、アフターフォローまでの一連のプロセスをLINE上で自動化したい会社に、Lステップは有効です。LINE公式アカウントは単なる配信ツールではなく、業務改善ツールとして、新規集客から業務自動化まで多岐にわたり活用できます。

運用面では、友だち追加時のあいさつで初回特典や予約導線を提示し、来店や体験を自然に促進します。

営業時間や予約に関する定型的な問い合わせはチャットボットやキーワード応答で24時間自動対応が可能です。顧客管理機能で属性や行動履歴を一元化できるため、担当者不在でも対応品質を維持できるようになります。

結果として、人的対応に依存しない運用に切り替わり、対応のムラや機会損失を抑えられるようになります。

向いている会社③|データに基づいたマーケティングを実施したい会社

顧客の行動と属性を計測し、根拠のある打ち手を見つけたい企業にLステップは適しています。

友だち追加直後に属性を収集し、リンククリック・予約完了・未読/既読・購入報告などの行動に応じてタグやスコアを自動付与します。これらの情報により、興味関心や検討段階ごとにセグメントを切り分け、配信内容・タイミング・頻度を最適化することが可能です。

運用は、タグ条件やスコア値でシナリオを自動分岐させるだけです。顕在層には体験予約や特典の即時案内、既存顧客にはクロスセルや来店間隔に応じたリマインドをすることで、コンバージョンの最大化を狙います。

また、配信レポートとコンバージョン計測を組み合わせれば、開封・クリック・予約・購入までの各指標を定点でモニタリングできます。

Lステップの導入事例

【業界別】Lステップの活用事例10選

最後に、実際にLステップを導入した事例を見ていきましょう。

▼Lステップの導入事例

導入事例①|エクシアホワイト大曽根店様
導入事例②|株式会社名護パイン園様

どちらも弊社、マーケリンク社の事例です。上記以外の事例に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。多くの業種でLステップは利用されているので、チェックしてください。

>>【業界別】Lステップの活用事例を10選紹介!運用ポイント4つ

導入事例①|エクシアホワイト大曽根店様

ecxia white 大曽根店

ホワイトニングサロンを運営するエクシアホワイト大曽根店様には、LINEを基盤に集客→予約→同意→運用までの導線を設計・構築しました。要望は、新規集客から予約管理までを自社で完結したいというものです。

実施した主な施策は、以下の4つです。

  • ・LINE内での予約システム
  • ・見込み顧客教育のためのクイズコンテンツ
  • ・新規体験者を促すステップ配信
  • ・契約書や同意書を踏まえた店舗オペレーション研修

特に「予約導線に特化したLP風フォーム」の設計に注力しました。オープン直前に依頼を受けましたが、約3週間で納品できました。

LINE活用により、新規予約を安定的に獲得できる仕組みを構築できた事例です。

導入事例②|株式会社名護パイン園様

株式会社名護パイン園様の事例

株式会社名護パイン園様は、パイナップルのテーマパーク「ナゴパイナップルパーク」を運営しています。LINEを活用して園内の顧客満足度向上やEC販売数増加を目指した施策を実施しました。

主な取り組みは、園内消費を促進する「オススメグルメ診断」の実装です順路型テーマパークの動線に合わせ、来園直後にグルメ案内を配信する導線を整備した結果、利用者の27.3%が園内の飲食・土産を購入しました。

あわせて、園内ではスタンプラリーを導入。各スポットのQRコードを読み取ることでパイナップルの知識を深められる設計とし、完走者には限定プレゼントを進呈しました。

クライアントからは「素敵なコンテンツに仕上がっていると感じます」との評価をいただいています。

まとめ:LステップとはLINEマーケティングを自動化・効率化するツール

Lステップを使うと、LINE上で集客・育成・販売・アフターフォローまでをまとめて自動化できます。タグ付けやスコアリング、ステップ配信などを組み合わせることで、手作業を減らしながら、コンバージョンを伸ばせます。

難しい操作は不要で、一度設計すれば仕組みが動き続けます。

一方で、本格的に使うには有料プランや初期の設計・学習が必要です。効果を出す近道は、KPIを決めた上で「予約導線+よくある質問の自動対応」から始めるのが効果的です。

計測結果を見ながら、セグメントやシナリオを少しずつ広げていきましょう。内製化が難しければ、要件定義から実装・運用まで支援できる専門家に任せるのも合理的です。

マーケリンクであればこれまでに600社以上の支援実績があるので、再現性の高い成功パターンを提案ができます。

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