みなさんこんにちは、堤です。 国内の利用者数約8,800万人を誇るLINE。LINE公式アカウントは、LINEユーザーへダイレクトにメッセージを送ったり、ショップカードやクーポン機能も使えるため、導入を検討する企業や店舗も増えてきました。 LINE公式アカウントにはさまざまな機能が用意されていますが、その機能だけでは満足できなくなった場合におすすめなのがLステップです。 そこで今回は、Lステップをビジネスツールとして活用する方法や導入することでのメリット、料金体系ご紹介します。
Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張したツールです。 たとえばステップ配信、リマインダ配信のほかに、興味関心を持っている人に情報を発信できるセグメント配信なども用意されています。顧客管理や分析などもできるため、マーケティングツールとしても利用できます。 さらに今、Lステップに申し込むと次の特典があります。
Lステップには、主に次の10つの機能があります。
①から⑦まではLステップを契約すること(スタートプラン)で利用できますが、⑧から⑩はスタンダードプランよりも上のプラン(上級プラン)を契約することで利用できます。料金プランについては後ほど解説します。 先にLステップでできる機能をひとつずつご紹介します。
Lステップを利用すると、LINEを使ってステップメールを送ることができます。 ステップメールとは、事前に用意した複数のメールを順番に一定期間配信することで、顧客との良好な関係を構築して商品購入を促すというようなメールマーケティングの手法の1つです。 Lステップのステップ配信機能は、「友だち追加」をしたときのあいさつメッセージから順番に自動的に配信していきます。あらかじめ目的を決め、その目的に沿った内容をユーザーに順番に送ることで、一人ひとりにセールスを行うことができます。 一般的なメールマガジンの開封率は10%前後だと言われていますが、Lステップで送った場合は開封率が60%以上、クリック率は25%以上とも言われています。 開封率が高いということは、そのまま売り上げUPが見込めるということにつながります。 2021年2月よりLINE公式アカウントでもステップ配信ができるようになりました。ただし、LINE公式アカウントの場合は条件分岐は初回のみ、分岐できる項目も限られているため、戦略的にステップ配信を使いたい場合にはLステップの方が幅広く使えるでしょう。
セグメント配信とは、ユーザーを特定の条件でグループに分け、そのグループ毎に対してメッセージを送る配信方法のことです。 Lステップでは、「年齢」「性別」「住んでいる地域」はもちろん、「見込み客」「スタッフ」というようなタグをつけることで、配信相手を絞り込むことができます。 タグは手動でもつけることができますが、自動でもつけることができます。 例えば「このセミナーに興味がありますか?」といったアンケートつきの配信をし、「興味あり」にタップした人だけに「セミナー興味あり」などのタグが付くように設定することもできます。また、商品をご購入いただいた方にアフターフォローのメッセージを配信できます。 一斉配信ではなく、タグによって配信相手を絞ることでユーザーに必要な情報だけを送ることができるため、メッセージを送る通数も節約できるだけでなく、情報をもらう側もわずらわしさがなくなり、売り上げUPにつながります。
Lステップでは一人ひとりの個人情報を管理できます。どんなタグがついているのか、法人名やメールアドレスなど自由に設定できます。 また、Lステップでは個人情報をCSVデータとしてダウンロード可能です。さらにそのデータを修正してアップロードもできます。 たとえば個人事業主や小規模事業主の場合は、Lステップで顧客情報が管理できるため、いくつものツールを使い分ける必要がなくなります。
LINE公式アカウントの場合、ユーザー側からアクションがない限り、どのようなユーザーがいるのか詳細を把握できません。 しかしLステップの場合、「友だち登録」をしてもらえた後は何もアクションがなくても、LINEで使用している名前とアイコンが自動的にLステップに登録されます。 さらに、ユーザーが登録してからどのような行動をしているのか履歴がすべて記録されます。たとえば、どのステップメッセージを読んだのか、どのリンクボタンをクリックしたのかなどがすべて把握できるようになります。
LINE公式アカウントでは、個別トークと自動応答を併用して使うことができませんでした。しかし、Lステップでは1対1でトークをしながら自動応答ができます。 チャットボットとは、「チャット」する「ボット(=ロボットの略)」のことで、チャット上で特定のキーワードを入れると、それに対してあらかじめ設定しておいたメッセージが自動的に返信されるというものです。 たとえばユーザーからの質問にすぐに返信をしなかった場合、関心が薄れてしまったり、顧客獲得のチャンスを逃してしまったりする可能性があります。 定休日や営業時間など、「よくある質問」を自動応答に設定しておくことで、ユーザーからの問い合わせにいつでも対応できます。
Lステップではアンケートフォームと回答フォームが作成できます。 アンケートの項目は自由に作成でき、回答された情報は、顧客情報として自動的に記録することも可能で、その後のセグメント配信などにも役立てることができます。 たとえばセミナーの申し込みをLステップの回答フォームでおこなうことで、参加申し込みがあった場合、「ありがとうございます」といったようなメッセージや、セミナー開催日前に予定通りセミナーを開催する旨を伝えるリマインドメッセージを自動的に送ることができます。 リマインドメッセージを送ることで、キャンセル率を大幅に下げることができます。
スコアリングとは、顧客や見込み客に属性や行動などさまざまな角度から点数をつけることです。 Lステップでは、クリック数やアクセス数、メッセージの送信数、購入回数、質問回数など指定したアクションに対してスコアリングができます。 数値や項目は自由に設定が可能で、たとえば、クリック数やアクセス数によって配信内容を変えたり、ユーザーの行動や購入履歴に基づいて優先度を変えることができます。
通常、リッチメニューは1アカウントにつき1つですが、Lステップを入れることで友達ごと、条件ごとにリッチメニューを使い分けることができます。 たとえば、セミナーに興味ありを押してくれた人には限定のリッチメニューを、それ以外の人には通常のリッチメニューを表示することができます。また、アンケートにAと答えたらAのリッチメニューをBと答えたらBのリッチメニュー、Cと答えたらCのリッチメニューを表示させることも可能です。 ※なお、セグメントリッチメニューは、Lステップの【スタンダードプラン】以上のプランで利用できる機能です。
TwitterやInstagram、Facebook、ブログなどさまざまなツールを利用して情報を発信している企業は珍しくありません。 Lステップを導入すると、どの媒体から辿り着いたのかはもちろん、どのブログ記事からたどり着いたのか、どのYouTube動画からたどり着いたのかなど、流入の経路が細かく分析できます。 また、流入経路ごとに配信するメッセージを変えたり、表示させるリッチメニューを変えたりもできます。ツールごとにユーザーの傾向を把握し、それぞれに違う目標を設定するなど、より売り上げUPにつながる情報を発信してもいいかもしれません。 ※なお、流入経路分析は、Lステップの【プロプラン】以上のプランで利用できる機能です。
クロス分析とは、収集した2つ以上のデータを使うことで傾向と特徴をつかむことができるマーケティングで利用される分析方法の1つです。 たとえば、商品購入者の性別や年齢、未購入者の性別や年齢を集計することによって、その商品を購入した人の傾向や特徴をつかむことができます。 つまり、Lステップのクロス分析機能を使うことで、30代男性をターゲットに開発した商品が、実は40代男性に最も購入されていたというようなことが分かるということです。 クロス分析を行うことで、どの商品に力を入れればいいのか、どの年代をターゲットにすればいいのかなどが分かるため、売り上げUPにつながります。 ※なお、クロス分析は、Lステップの【プロプラン】以上のプランで利用できる機能です。
Lステップを導入することで得られるメリットは大きく分けて3つあります。
まず1つ目は、手間のかかるLINEの返信や配信を自動化できるため、人件費などの運用コストの削減が期待できます。 また、集客、教育、アンケート、アフターフォローなどもLステップを使うことで自動化が可能になります。
2つ目はデータ分析ができることため、マーケティング戦略が立てやすくなります。 流入経路分析機能やクロス分析機能を使うことで、ユーザーがどのような行動をしているのかが把握できます。 そのため、ユーザーの関心に応じて配信内容を変えたり、力を入れる商品が把握できたりするため、売り上げUPにつながります。
3つ目は、顧客情報を管理できることです。 Lステップを導入して回答フォームなどで情報収集をすることで、データが蓄積され、そのデータをもとにしてセグメントを絞り、顧客に適した有効なアプローチができます。 顧客の情報(ユーザー属性)を把握することは、すべてのビジネスにおいて最も大切なことです。
Lステップではターゲットを絞って情報を配信できるため、飲食店や小売業で売り上げUPが期待できるのはもちろん、サロンや学習塾などの利用者獲得増加も期待できます。 また、顧客管理機能や分析機能を使いこなすことで、あらゆる業種で見込み客を顧客へと誘導しやすくなります。ここでは、3つの事例を紹介させていただきます。
飲食店や小売店でLステップを導入した場合、クーポンやポイントを活用することで売り上げUPが期待できます。 たとえば、Lステップでアンケートに回答してくれた方へ限定のクーポンを用意することで、顧客情報を蓄積しながら来店を促進したり、商品を購入した方にポイントを付与し、ポイント数に応じた特典を用意することで来店促進につなげたりできます。 また、電話で聞かれることの多い営業時間やお店の場所などをLステップの自動応答に設定しておけば、スタッフが直接対応する回数を減らせます。 さらに、小売店の場合には流入経路分析やクロス分析を行うことでターゲット層が把握できるため、効果のある情報を配信できます。
サロンや学習塾などにLステップを導入した場合、顧客管理やリマインダ配信機能を活用することで、顧客獲得率やリピート率が上がることを期待できます。 たとえば、学習塾で活用する場合には、申し込みフォームを利用して体験教室の定員や申込者の管理ができます。 また、サロンでLステップを活用する場合には、セグメント配信機能を使って顧客の関心のある情報だけを配信できるため、リピート率UPにつながります。 また、リマインダ配信機能を使い、予約日前に自動でメッセージを配信できるため、顧客の「うっかり忘れ」を防ぐことができます。 さらに、Lステップでは顧客管理機能がついているため、より効果的な対応が可能です。
来店をしてもらったり、商品を購入してもらったりするためには、同業他社との差別化が必要な時代となってきています。 しかし、一人ひとりのユーザーに合わせてメッセージを送り分けることは、難しいというのが現実です。 Lステップは、配信業務を自動化できるだけではなく、ステップ配信やセグメント配信、顧客管理や分析まで行うことのできるマーケティングツールです。 たとえばLステップでは、どのユーザーがどんな情報をチェックしているかが把握できるため、反応のいいユーザーに対してのみ特定の情報を配信できます。 つまり、Lステップを導入することで、見込み客の教育からセールスまで行うことができるということです。 また、クロス分析や流入経路分析を確認することで、ターゲットを絞って有効な情報を配信できるため、売上率UPやリピート率UPが期待できます。
Lステップには、「スタートプラン」「スタンダードプラン」「プロプラン」の3つが用意されていて、各プランの料金は下記のとおりです。
(引用:Lステップ公式サイト)
スタートプランの配信数は月間1,000通までと限られているため、まずは小さな規模から始めてみたい方にもおすすめです。 なお、各プランとも新規登録のお客様に限り初月無料となっていますが、別途LINE公式アカウント費用がかかりますので、ご注意ください。
Lステップを導入することで、顧客一人ひとりに合わせた情報を必要なタイミングで自動で配信できるため、手間をかけずに情報を配信できます。 また、Lステップには顧客管理機能や分析機能もついているので、数多くのツールを使いこなす必要がありません。 LINE公式アカウントは今後、全ての事業で期待されるビジネスツールであり、Lステップを活用することで売上UPやリピート率UPが期待できます。初月無料でいつでも解約OKなので、まずは導入して少し使ってみるのもおすすめです。 マーケリンクでは、Lステップの制作から配信などの運用までトータルでサポートしています。集客やリピート率、売上などに課題を感じられている方は、お気軽にマーケリンクへご連絡ください。