
LINE公式アカウントやLステップを運用している多くの企業・店舗・個人事業主が抱えている課題のひとつが、「LINE内で完結する販売・決済の仕組みが欲しい」というものです。
これまでLINEは集客やコミュニケーションのツールとして使われてきましたが、決済やEC機能を実装するには別途外部システムを用意する必要がありました。
しかしL-ma(エルマ)は、LINEやLステップと連携して LINE内だけで決済・購入体験を完結できる仕組みを提供する、これまでにないタイプの拡張決済ツールです。
本記事では、
・L-maとは何か
・どんな機能を持っているのか
・Lステップとの連携で何が変わるのか
・実際の活用シーン
などをわかりやすく解説していきます。
目次

L-maは、LINE公式アカウントと連動して動作するチャット決済・ダイレクト取引システムです。
特徴としては次の点が挙げられます。
LINE公式アカウント内で完結する決済フロー
チャット型フォームなどのインターフェース
リアル店舗でも対応可能な販売体験
小規模事業者でも導入可能なシンプル設計
これは従来、ECサイトや外部リンクに誘導していた構造とは根本的に異なり、LINEの顧客体験上で“買う”までを完結させる仕組みです。
要するに、LINE友だち追加→購入→決済→フォローアップまでをLINE内でシームレスにつなげられるところが最大の強みです。
L-maの開発背景には、COVID-19の影響でオンラインとオフラインの境界が薄れ、「店舗でもオンラインでも同じ顧客体験を作りたい」というニーズが急増したことが挙げられています。
こうした流れは「ニューリテール」と呼ばれ、モバイルオーダー、テイクアウト、D2Cモデルやサブスクリプションなど、オンライン・オフライン双方での販売体験が求められるようになりました。
L-maは、大掛かりなシステムを使わずとも、LINEだけでニューリテールに対応した決済・販売フローを実装したいというニーズに応えるために生まれたツールです。

従来、LINEから商品を売る場合、
LINEで商品案内をする
ECサイトに誘導する
カート・決済ページへ遷移する
といった流れが一般的でした。
これには、離脱リスクや入力ストレスがつきものです。
一方、L-maは次のようなフローを実現します。
LINEメッセージ → チャット型フォーム → 決済完了 → 購入通知/フォロー
このフローのポイントは、
・画面遷移が少ない
・チャット感覚で購入できるUI
・LINE内で完結できる
という点です。
近年のUX設計では、最低限の操作だけで購入完了できることがコンバージョン率向上の重要な要素とされています。この点でL-maは非常に優れた導線設計と言えるでしょう。

L-maの最大の特徴は、Lステップと連携できることです。
Lステップ自体はLINE公式アカウントの機能を拡張し、マーケティングオートメーション(MA)として高機能な顧客管理・シナリオ配信を実現します。
このLステップとL-maを組み合わせると、以下のようなシナジーが生まれます。
ユーザーの購入データをLステップでタグ付けしたり、それをトリガーとして自動配信シナリオに組み込むことができます。
・初回購入者限定のフォローアップ
・リピート率が高いユーザーへの特別クーポン
・未購入者へのリマインド
など、個別行動に合わせたアプローチが自動化できます。
例えば、決済完了と同時にLステップで自動メッセージを送り、レビュー依頼、次回キャンペーン案内、継続プランの提案までスムーズに行うことが可能です。
L-maは幅広い活用シーンに対応できます。以下は代表的な事例イメージです。
LINEで商品を紹介 → チャット注文 → 決済 → 配送案内までLINEだけでOK
定期購入モデルの設計が可能で、継続課金フローもLINE内で完結できる仕組みを作れます。
リアル店舗でL-maのQRコードを掲示して顧客のLINEで直接決済させることも可能です。
これはリアル⇆LINEの導線をキレイにつなぐ仕組みでもあります。
ここまでの内容を振り返ると、L-maには以下のようなメリットがあります:
・LINE内で販売〜決済まで完結できる
・Lステップと連携し顧客行動データを活用できる
・チャット型UIで購入体験がスムーズ
・リピート・サブスク設計にも強い
・リアル店舗でも活用できる決済体験
これらは、顧客の購入体験をストレスなく、
かつ売上につなげるための最適化ポイントです。
LINEはすでに「コミュニケーションツール」ではなく、顧客接点としての集客・育成・購入・アフターケアまでの顧客ジャーニーを駆動できるプラットフォームになりつつあります。
その中で L-maは、LINE内での“売る仕組み”そのものを提供する重要なピースです。
Lステップと連携することで、単なる情報配信や告知だけに留まらない、LINEをビジネスの中心に据えたマーケティング&セールスの新しい形を実現できるようになります。
LINE公式アカウント × Lステップ × L-maの組み合わせは、今後のニューリテール・オンライン×オフライン融合時代の顧客体験設計における一つの標準になっていく可能性を秘めています。
なお、L-maの正式なリリースは現在未定となっておりますが、 Lステップ正規代理店である株式会社MARKELINKならば、その情報をいち早く入手し、皆様へのLステップ×L-ma導入を実現できます。
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