
いつもありがとうございます。
これまで累計600社以上のLINE構築・運用を監修してきた、株式会社マーケリンク創業者の堤です。
LINE公式アカウントやLステップを活用する1つの目的として、売上が自動的に上がる仕組みを構築することがあげられます。ステップ配信を利用することがその際たる例ではありますが、この売上の自動化をさらに加速させることができる方法があります。
当記事では、これまで多くのLINE公式アカウントやLステップを導入してきた私が、次はこれを使うべき!というツールの「L-cast(エルキャスト)」のマーケティング手法を解説しております。最後までぜひご覧ください。
マーケリンクのLINE公式アカウント・
Lステップ構築サービスの特徴と実績紹介

L-castは、Lステップ(LINE公式アカウント向けマーケティングオートメーションツール)の機能拡張ツールです。
具体的には、録画したウェビナーを「まるでライブ配信」のように見せて、配信・視聴・フォローを自動化することで、運営コストを抑えながらエンゲージメントと成約率を高めることを目指しています。
料金も月額14,960円とこうしたウェビナー系ツールの中では破格と言っても過言ではありません。
商品やサービスを売るために普段からセミナーを定期的に行っている企業は導入の余地があります。
というのも、当事者になるとお分かりかと思いますが、セミナーの準備/運営/フォロー等、1つのセミナーを行うのにはとてつもない労力がかかります。
毎回のセミナーに多くの方が来てくれたらいいのですが、場合によっては開催したけれど、2,3人しか集まらず、商品も売れずにモチベーションも下がってしまった…ということも珍しくはありません。
しかしながら、このL-castを導入すると一度セミナーを実施・撮影し、L-castに設定をすれば、後は自動的にL-castを通じてセミナーが行われるわけです。つまり、企業側は労力をかけることなく、セミナーを実施し、商品成約の機会を伺うことができます。
それではここでL-castの具体的なおすすめポイントを深堀りして解説していきます。

L-castには「ステップコメント」という機能があります。これは、セミナーの時間に合わせて、コメントをセミナー運営者から視聴者に送ることができるというものです。
セミナーをやっていると、「あ、この場面でこれ言えばよかった。これ言い忘れてしまったな。」ということは少なくありません。その場合、セミナーを再度撮影するのは骨が折れます。一方で、ステップコメント機能を使えば、コメントで適切に補足をすることができるため、セミナーの訴求を高めることにつながります。
また、視聴者からコメントをいただくこともでき、特定のコメントをいただいた場合は、このメッセージをLステップ内で返す、プレゼントを渡すなど視聴者と双方向のコミュニケーションを図ることができます。

セミナーを実施することの目的に立ち返ると、それは特定の商品やサービスを販売することです。これをセミナーセールス用語で「オファー」と言います。このオファーがどれくらい訴求できるかで商品の成約率は大きく変わります。
L-castではこのオファー時に図のようなオファーボタンを出すことができます。このオファーボタンを視聴者がタップすると、特定のURLへ遷移させることも可能です。また、オファー時にはLステップと連携して、特定のメッセージをLステップ内に送信することだってできてしまいます。
成約率を上げるためのオファーだからこそ、L-castを利用すると様々な工夫ができそうですね。

L-castには高度な分析機能も存在しています。図のようにとあるセミナーでは申込が63名でした。そのうちセミナーへの参加者が55名ということで、参加率は87.3%となります。また、平均的にどのくらい視聴しているかもわかります。人によっては数分しか視聴しない方もいますが、図の場合、約81%ということがわかります。
当セミナーでは基本的に視聴者さんからコメントを促すことはしていませんが、それでも合計2名・3件のコメントがあったこともわかります。それぞれ誰がどのようなコメントをしたかも全て記録・閲覧することが可能です。
おすすめ②で言及したオファーに関してのクリック率は15%ということもわかりますね。最後に見逃し配信です。当セミナーの場合、リアルタイムで参加しなかった方だけに見逃し配信のアナウンスをしています。このアナウンスをすることで、何らかの理由で参加できなかった方向けへ機会損失を防ぐことができます。
全体の申込人数に対して見逃し配信を視聴した人の数字を取ると、約10%となりますが、本件の場合、63-55=8名の未参加者へアナウンスされていることを考えると、75%(=6名/8名)の方が見逃し配信を視聴していただけたことになります。
このようにL-castでは分析機能も充実しているため、セミナーのPDCAを高速で回すことが可能になるわけです。

私、堤も実際にL-castを導入しています。私が行っている別事業での話ですが、資産形成のサポートサービスを販売するためのセミナーを実施しています。
従来はこれを全てリアルタイムで行っており、1回90分のセミナーを5日程連続で行うなど、かなりの時間を取られていました。もちろんリアルタイムで行うことの訴求力は高いのですが、事前準備、当日の運営(自分だけでなく、司会や裏方なども含め)のことを考えると決して簡単なものではありません。
またセミナー実施は熱量を込めて行うため、かなり疲弊するものです。実際はこの浮いた時間以上に他の業務に充てることができるようになり、効率的に仕事を進めることが可能になりました。
L-cast導入の際の1つの懸念として、録画で流すことにより、セミナー成約率が下がらないか?というものがあります。確かにリアルタイム>録画の方がその場の熱量も伝えることができ、一般的に考えて成約率は高そうです。
しかし実際のところ私の場合、リアルタイムで行った際の成約率と録画の成約率では全くと言っていいほど変わりませんでした。
これは、先ほど見た「ステップコメント機能」「オファー機能」「見逃し配信機能」など成約率を高めるような機能がL-castには存在していることも大きいでしょう。
今後はむしろ、適切に分析を行い、さらに成約率が高まるようなL-cast(録画セミナー)を構築することで、成約率が上がってしまうことさえ予想ができます。

今回はLステップの拡張ツールであるL-castについてお届けしました。セミナーを定期的に行っている企業であれば、1度設定を完了させると、まさに「自動的に」売上を上げることが可能になる、そんな魔法のツールです。
ただし、ただセミナーをすればいい、ただL-castを導入すればいいという簡単なものでもありません。そこにはマーケティング的に様々な工夫を凝らした成約率を高めるプロの設定・技が必要です。
マーケリンクではLステップと合わせて、L-castに関する相談も随時承っております。まだ導入している企業が少ない黎明期だからこそ、いち早く取り入れて自社サービスの販促に生かしていきましょう。
お問い合わせいつでもお待ちしております。