【今さら聞けない】LINE公式アカウントとは?普通のLINEと何が違うの?

2026.09.01

LINE公式アカウントは、企業や店舗が顧客とつながるために使うビジネス向けのLINEアカウントです。個人が家族や友人と連絡を取る「普通のLINE」とは、そもそも設計思想が違います。

この記事では、両者の違い、できること、料金プラン、開設から運用開始までの流れ、さらに運用が軌道に乗ってきたときに広がる拡張機能まで、これから導入を検討する担当者向けに整理します。

LINE公式アカウントってそもそも何?LINEと何が違うの?

LINE公式アカウントとは、企業・店舗・団体がLINE上で顧客とコミュニケーションを取るために開設するアカウントです。友だち追加してくれたユーザーへメッセージを一斉配信したり、個別にやり取りしたりできます。

メールマガジンやDMと違い、日常的に使われているアプリの中に情報が届くため、開封されやすいという特性があります。集客だけでなく、予約受付、再来店の促進、問い合わせ対応まで一つの窓口にまとめられる点が、企業に広く使われている理由です。

個人のLINEと外見はほとんど変わりません。ユーザー側はトーク画面に企業が並ぶだけです。だからこそ、単なる告知の場ではなく「実際に使ってもらえる窓口」として設計することが重要です。

普通のLINEとの違い「1対多」と「機能の広さ」

個人のLINEとLINE公式アカウントの最大の違いは、1人の担当者が多数のユーザーへ同時に情報を届けられる点です。個人アカウントでは一斉送信はできません。

LINEとLINE公式アカウントの違い

個人のやりとりとビジネスでの情報発信を比較してみました。

項目 個人のLINE LINE公式アカウント ビジネス向け
主な利用者 個人 企業・店舗・個人事業主
主な目的 家族・友人との連絡 集客・販促・顧客対応
メッセージ 1対1・グループトーク 一斉・絞り込み配信+1対1チャット
便利な機能 通話・スタンプ・アルバムなど リッチメニュー・クーポン・ショップカードなど
効果測定 なし 配信数・開封数・クリック数などを確認
料金 基本無料 無料プラン+有料プラン
LINE公式アカウントは、お客様とつながり、継続的に情報を届けるためのビジネスツール

 

※料金プランはアカウント作成後にアップグレード・ダウングレードが可能です。

友だち数が少ない立ち上げ期はコミュニケーションプランで十分な場合が多いですが、集客・販促目的で積極的に配信するならライトプラン以上が現実的です。プランの内容は変更されることがあるため、最新情報はLINEヤフー社の公式サイトで確認してください。

管理はどこからできるの?LINE Official Account Managerとスマホアプリ

LINE公式アカウントの管理は、PCブラウザの「LINE Official Account Manager」とスマートフォンアプリ「LINE Official Account」の両方から行えます。

  • LINE Official Account Manager(PC):メッセージの作成・配信、チャット対応、分析レポートの確認など、主な操作をすべてブラウザ上で行えます。設定作業や細かい分析はPCが扱いやすいです。
  • LINE Official Accountアプリ(スマホ):外出先からでもメッセージ配信やチャット対応ができます。通知を受けてすぐに返信したい場合や、店頭での運用に向いています。

最初の設定やリッチメニューの作成はPCで行い、日常のチャット対応はスマホで、という使い分けが実務では一般的です。

開設から運用開始までの流れ

開設自体は短時間で完了します。

  1. LINEビジネスIDでアカウントを作成する
  2. アカウント名・アイコン・あいさつメッセージを設定する
  3. リッチメニューと自動応答を用意する
  4. 友だち追加用のQRコードやリンクを店頭・Webサイト・SNSに設置する
  5. 配信を開始し、数値を見ながら内容と頻度を調整する

「個人のLINEと紐付けて大丈夫?」アカウント開設時によく聞かれる疑問

LINE公式アカウントを開設するときに、「LINEビジネスID」というログイン用のアカウントが必要になります。このとき、ログイン方法を2種類から選べます。

LINEアカウントでログイン

個人のLINEアプリでQRコードを読み取るだけでログインできる。操作がシンプルで、スマホから手軽に管理したい場合に向いている。

メールアドレスでログイン

会社用のメールアドレスとパスワードで登録・ログインする。個人のLINEに依存しないため、組織での管理に向いている。

個人LINEと紐付けると、友だちに公式アカウントの投稿が見えてしまう?

これはよく聞かれる質問ですが、答えはNOです。個人のLINEアカウントでログインするのは認証(本人確認)のためだけで、個人の友だちリストやトーク履歴はLINE公式アカウントとは完全に切り離されています。会社の配信内容が個人の友だちに届くことはありませんし、逆に個人のLINE情報(管理者個人のLINEの友だち・個人LINEのトーク履歴・個人LINEでのやり取り)が公式アカウントに反映されることもありません。

安全に運用するためには、複数の管理者を登録し、担当者ごとに個別のビジネスIDを使うことが大切です。担当者の退職や異動が決まったときは、必ず後任者がログインできることを確認してから、前任者の権限を削除しましょう。

公式参考ページ

初心者がつまずきやすいポイントと対処法

失敗の多くは、機能ではなく設計に原因があります。よくある3つのパターンを整理します。

  • 友だちが増えない:追加する理由がない状態で設置しているケースがほとんどです。クーポンや会員証、限定情報など、登録後にすぐ得られる価値を用意することが先決です。
  • ブロックされる:全員へ販促だけを高頻度で送っているのが主な原因です。配信先を分ける、役立つ情報と組み合わせるなど、「受け取って良かった」と思えるメッセージを心がけます。
  • 売上につながらない:配信から予約・購入までの経路が途切れているパターンです。配信→リッチメニュー→予約・購入ページを一本の流れとして設計することで改善できます。

確認すべき指標は、友だち追加数と追加単価、クリック率、ブロック率、そして予約・購入へのCVRです。配信数だけを追っても改善点は見えてきません。

まず知識をつけたい方へ。LYMキャンパスで無料学習できる

「開設前にもう少し理解を深めたい」「運用を始める前に基礎から学びたい」という方には、LINEヤフー社が提供する公式の学習プログラム「LYMキャンパス」が活用できます。

LYMキャンパスは、LINE公式アカウントやLINE広告の基礎から実践的な活用方法まで、動画や資料で学べる無料の学習プラットフォームです。LINE公式アカウントの運用を始める前の予習や、すでに使っているが改めて体系的に学び直したい場合にも向いています。

学習後に認定試験を受けることもでき、LINE関連の知識を持つ人材として社内での位置づけを明確にしたい方にも参考になります。詳細は公式サイトで確認できます。

公式URL:LINEヤフーマーケティングキャンパス(https://lymcampus.jp/

運用が進んだら考えたい拡張ツール

LINE公式アカウントの標準機能だけでも十分に活用できますが、友だち数や運用の複雑さが増してくると「もっと細かく届け分けたい」「ユーザーの行動に合わせて自動でフォローしたい」という場面が出てきます。そこで活用されるのが、Lステップをはじめとした拡張ツールです。

Lステップとは

Lステップは、LINE公式アカウントに連携して使う外部ツールです。標準機能では難しい「細かいセグメント」と「シナリオ配信」を実現できる点が最大の特徴です。たとえば「美容室を初めて予約した人だけに3日後に満足度アンケートを送る」「アンケートの回答内容によって次に届けるメッセージを自動で切り替える」といった設計ができます。

  • 詳細なセグメント管理:アンケート回答、流入経路、タグ付けなど独自の条件でユーザーを分類できる
  • ステップ配信:友だち追加後の日数や行動を起点に、メッセージを自動で順番に届けられる
  • リッチメニューの出し分け:ユーザーの属性や状況に応じて異なるリッチメニューを表示できる
  • 流入経路の計測:QRコードや広告ごとに友だち追加数を計測し、どの施策が効果的かを把握できる
  • 予約・カレンダー連携:外部の予約システムと組み合わせることで、LINE上から予約の受付・リマインドまでを自動化できる

Lステップ以外の拡張ツール

LINEの拡張ツールはLステップだけではありません。UTAGE、Linyなど、目的や予算、必要な機能によって選択肢があります。それぞれ得意な領域が異なるため、自社の運用フェーズや課題に合わせて検討することが大切です。

拡張ツールを使うタイミングの目安

開設直後から拡張ツールを導入する必要はありません。まずLINE公式アカウントの標準機能で運用し、「全員に同じ内容を送っているが属性によって変えたい」「友だち追加後のフォローを自動化したい」「どの広告から登録されたか把握できていない」といった課題が出てきた段階で検討するのがスムーズです。

MARKELINKが支援できること

MARKELINKは、LINE公式アカウントおよびLステップの構築・運用支援を行っており、これまでに600社以上を支援しています。Lステップの正規代理店としての掲載もあります。

  • アカウント開設時の初期設計(あいさつメッセージ・リッチメニュー・自動応答)
  • 友だちを増やすための集客導線の設計
  • Lステップを活用したセグメント管理とシナリオ配信の構築
  • 流入経路ごとの効果測定と改善提案
  • 予約・問い合わせへの導線づくりとWeb広告との連携

よくある質問

個人のLINEアカウントを仕事に使ってはいけませんか?

利用規約上、法人・事業者による個人アカウントの業務利用は想定されていません。一斉配信や複数担当者での管理もできず、担当者が退職した場合に顧客との連絡手段ごと失われるリスクもあるため、社員の業務用携帯のLINEと社用のLINE公式アカウントの使い方は慎重に検討をしてください。

スマホだけで運用できますか?

スマホアプリだけでも基本的な運用は可能です。ただし、リッチメニューの詳細設定やレポートの分析はPCブラウザのほうが操作しやすいため、最初の設定はPCで行うことをおすすめします。

LステップはLINE公式アカウントがあれば誰でも使えますか?

LINE公式アカウントがあれば連携して利用できます。ただしLステップは別途契約が必要で、料金体系が異なります。機能や料金の詳細は変更されることがあるため、Lステップの公式サイトで最新情報を確認してください。

まとめ

LINE公式アカウントは、普通のLINEをビジネス向けに拡張したものではなく、集客から再来店・成約までを一本化するための仕組みです。一斉配信、セグメント、リッチメニュー、効果測定といった機能が個人アカウントとの違いにあたり、初期費用0円・3つのプランから始められます。

まず知識をつけたい方はLYMキャンパスで無料学習できます。運用が安定してくると、Lステップなどの拡張ツールを組み合わせることで、細かいセグメント配信やナーチャリング・予約自動化まで対応できる仕組みに発展させられます。

成果を左右するのは機能よりも、友だち追加の動機づくりと、追加後に購買・予約へ進む導線設計です。LINE公式アカウントの立ち上げ方や、Lステップを使ったシナリオ設計・セグメント配信について相談したい方は、下記ボタンよりお問い合わせください。

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