
2026年2月に第一報が発表された「LINE公式アカウント」の追加メッセージ料金改定について、
LINEヤフー株式会社より適用の具体的な日時や詳細なシミュレーション、および運用上の変更点が発表されました。
今回の改定は、特に配信通数の多い企業や店舗の担当者様にとって、今後の予算策定や運用プランを見直す重要な節目となります。
本記事では、最新のアップデート情報をベースに、変更のポイントと
「今から準備しておきたい確認スコープ」をお役立ち情報としてまとめました。
料金改定の基本的な背景や、費用対効果を高めるための3つの基本対策
(セグメント配信・リッチメニューの活用など)については、[前回の解説コラム]をあわせてご覧ください。
まず、これまで「2026年秋頃」とされていた適用開始日が「2026年10月1日」と発表されました。
対象となるのは日本国内のアカウントのみです。
改めて、10月1日以降の新しい追加メッセージ料金(スライド制廃止後のシンプルな2段階制)を確認しておきましょう。
月間20万通までの追加配信: 1通あたり 3円(税別)
月間20万通を超える追加配信: 一律1通あたり2.5円(税別)
※スタンダードプラン(月額15,000円)の無料メッセージ3万通を超過した分が対象。
今回の発表では、配信数に応じた具体的な金額(税別)のシミュレーションが公開されました。
今後の予算作りの参考にしてください。
これまでボリュームディスカウントを活用して大規模な配信を行っていたアカウントでは、
10月を境にコスト構造が変わるため、現在の配信ボリュームと照らし合わせて事前の試算を行っておくのがスムーズです。
今回の最新アップデートでは、料金だけでなく「追加メッセージの配信上限」に関する新しい仕様も追加されています。
スムーズな移行のために、以下の2点を事前にチェックしておくことをおすすめします。
2026年10月1日以降、追加メッセージ数の上限設定の最大値が一律「359万通」に変更されます。
もし現在、月間359万通を超える上限設定をされているアカウントは、10月に自動的に上限値が359万通へと引き下げられます。
10月以降もこれを超える規模での配信を予定している場合は、
事前に「認定セールスパートナー(LINEヤフー社のセールスパートナー)」への相談と引き上げ申請が必要になりますので、
該当する企業様は早めに相談窓口へ確認しておくと安心です。
管理画面で、通数ではなく「金額(予算)」ベースで追加メッセージの上限目安を設定している場合も注意が必要です。
1通あたりの単価が変わるため、「設定している金額は同じでも、送れる通数が少なくなってしまう」、
あるいは「同じ通数を送るために、設定金額の上限を上げる必要がある」という変化が生まれます。
従来通りの予算や通数に収めたい場合は、10月までに一度管理画面の設定内容を見直しておきましょう。
10月1日の新料金・新ルールの適用に向け、今から少しずつ準備を進めておくことで、
秋以降もバタバタせずに安定した運用を継続できます。
以下のステップを参考に、社内で情報を共有してみてください。
シミュレーションと予算の把握 現在の月間配信数をもとに10月以降の新料金を試算し、秋以降の予算計画に反映させる。
アカウント設定の確認 現在の上限設定(通数・金額)が、10月以降の変更内容とズレていないか管理画面をチェックする。
必要に応じて認定パートナーへの相談や設定変更を行う。
運用の「質」を高める工夫の導入 前回のコラムでもご紹介したように、セグメント(絞り込み)配信のテストや、リッチメニューの導線強化を少しずつ進め、1通あたりの費用対効果をさらに高めていく。
今回の改定は、これまでのLINE運用を見直し、よりユーザーひとりひとりに寄り添った
「質の高いコミュニケーション」へとステップアップする良い機会です。
ぜひ早めの情報整理にお役立てください。