過去の製作物は残す?削除する?アカウントリニューアル編

2026.05.13

Lステップの運用を続けていると、「アカウントを心機一転リニューアルしたい」というご相談をいただく機会が増え、
すでに別の方が構築されたアカウントのリニューアルに関わることがあります。

その際、多くのクライアントから
「古いテンプレートやタグ、自動応答の設定は紛らわしいから消してもいいですよね?」
とご質問をいただきます。

(初めてリニューアルに関わる構築者も消してもいいのか悩むはず。。!)

結論から申し上げます。
過去の製作物は「消さずに整理する」のがオススメです。(個人的意見です)

なぜ、一見不要に見える過去の遺産を残しておくべきなのか?
構築担当者の視点から、その重要な理由とスムーズなリニューアル手順を解説します。

理由①:トーク画面の過去メッセージが「リンク切れ」になる

一度送信したメッセージは、送信後に管理画面からテンプレートを削除しても、お客様のトーク画面からは消えません。

お客様の中には、過去に届いた配信をさかのぼって確認されます。
もし設定を削除してしまうと、当時の配信のボタンををタップしても「無反応」となり、せっかくの導線が機能しなくなります。
顧客体験(CX)を損なわないためにも、過去の動線は生かしておく必要があります。

理由②:過去の「構築意図」が運用のヒントになる

他社や前任者が作ったアカウントを再構築するのは、実は非常にパワーのいる作業です。
しかし、残された設定(タグ付けのタイミングやシナリオの組み方)を紐解くと、自分たちだけでは気づけなかった
「クライアントの隠れた強み」や「顧客の反応ポイント」が見えてくることがあります。

過去の設計図は、新戦略を練るための貴重な資料なのです。

理由③:外部サイトの「流入経路」が死んでしまう

自社HPやブログ、SNSの投稿に流入経路を設置している場合、Lステップ側で設定を消すと、
そのリンクからの流入が計測不能になったり、最悪の場合友だち追加の機会を損失したりします。

すべてのリンクを修正するのは膨大な手間がかかるため、既存のURLは残したまま、必要な設定を「追加 or 修正」するのが最も安全です。

失敗しない!リニューアル構築の進め方

古い設定を残したまま構築を進めると、管理画面が煩雑になります。

以下の手順で「混同」を防ぎましょう。

1. フォルダ分けで「新旧」を明確にする

作成中のテンプレートやシナリオは、既存のものと混ざらないよう専用のフォルダを作成します。

  • フォルダ名の例: ★2026.05_リニューアル作成中

  • 管理のコツ: クライアントの日常操作の邪魔にならないよう、フォルダ管理の最下部に配置するのがマナーです。(個人的意見です)

2. リリース直前まで「設定」の重複に注意

既存のタグや自動応答をを使用すると、構築中のメッセージが意図せずお客様に届いてしまうリスクがあります。

  • 細かいトリガー設定や本番用キーワードの紐付けは、リリース直前に行うのがベストです。

3. リリース後は「アーカイブフォルダ」へ

無事にリニューアルが完了したら、古い設定を削除するのではなく、一つのフォルダ(例:z_旧設定_保存用)にまとめて格納しましょう。
これで管理画面もスッキリし、万が一の確認も容易になります。

まとめ:どうしても消したいと言われたら?

クライアント様から「どうしても綺麗に消してほしい」と強い希望があった場合は、
「過去の配信を遡ったユーザーが操作できなくなるリスク」を十分にご説明してください。

その上で、「過去の反応は一切不要」という明確な承諾が得られた場合に限り、削除に応じるのがプロの仕事です。

私個人としては、やはり「もったいない精神」で、大切なデータ資産として残しておくことを最後までおすすめしています。

これからリニューアルを検討されている方の参考になれば幸いです。

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