
LINE公式アカウントを運用する上で、多くの担当者が突き当たる壁が「制作した画像がスマホで見るとイメージと違う」という問題です。特にリッチメッセージは、通常の投稿よりも画面占有率が高いため、ユーザーの受ける印象を大きく左右します。
そこで今回、クライアントへの提案や自社内での仕上がり確認にそのまま使える「LINE配信画像サイズ見本(全17種類)」を特典としてご用意しました。1040px × 1040pxなどの主要サイズが、実際のスマホ画面でどの程度の表示領域で表示されるかを網羅したモックアップ集です。
これをご活用いただくことで、デザインの修正回数を減らし、より精度の高いクリエイティブ制作にお役立てくださると嬉しいです^ ^

目次
LINE公式アカウントの標準機能である「リッチメッセージ」は、画像やテキストを一つのビジュアルにまとめて配信できるメッセージ形式です。テキストだけでは伝わりにくい商品やキャンペーン情報などを画像つきメッセージで伝えることで、視覚的に訴求することができます。
通常のテキストメッセージは、内容を理解するために「読む」という動作を必要としますが、リッチメッセージは「見る」だけで内容が伝わります。情報が溢れるスマートフォン環境において、一瞬でキャンペーンの雰囲気や商品の魅力を伝えられる点は、大きな優位性となります。
通常の画像投稿(画像メッセージ)との決定的な違いは、画像自体に「リンク(URL)」や「クーポン」を直接設定できる点にあります。テキストだけのメッセージよりも目に留まりやすく、開封されやすいため、高い誘導効果が期待できます。
また、テキストの自動応答や動画再生といったアクションも設定可能で、双方向のコミュニケーションツールとしても機能します。

リッチメッセージには、用途に応じて使い分けられる全11種類のテンプレートが存在します。どのレイアウトを選ぶかによって、情報の整理のしやすさや、クリック率(CTR)が大きく変動します。
最も汎用性が高いのは、画像全体を一つのリンクにする「1分割」のタイプです。正方形(1040px × 1040px)は画面を大きく占有するため、インパクト重視のキャンペーンに最適です。一方で横長(1040px × 520px〜)は、テキストメッセージと組み合わせても画面を専有しすぎず、スマートな印象を与えます。
最大6分割まで対応している「分割レイアウト」は、複数の導線を作りたい場合に真価を発揮します。
例えば、2分割で「新作アイテムを見る」と「セール会場へ行く」といった選択肢を提示したり、複数分割で商品カテゴリー別の入り口を設けたりすることが可能です。
ただし、分割しすぎるとスマホ画面では一つひとつのパネルが小さくなるため、可読性に注意が必要です。

リッチメッセージの最大の目的は、情報を一方的に送りつけることではなく、読者に「次のアクション」をストレスなく取ってもらうことです。そのためには、スマートフォン特有の視聴環境に合わせた配慮が欠かせません。
読者は移動中などの隙間時間に画面を確認するため、一瞬で理解できる「可読性」が最優先されます。重要なキャッチコピーは太く大きく配置し、説明文は最小限に絞る「引き算」の設計を心がけてください。また、視覚的な優先順位を明確にし、メインビジュアルからキャッチコピー、そして「予約する」といったアクション喚起へと視線が自然に流れるよう、色のコントラストや大きさを調整することが重要です。
さらに、画像そのものがボタンであることを伝えるため、画像内に「詳しくはこちら」といったボタン風のデザインを配置することも有効です。分割レイアウトを使用する際は、一つひとつのタップ領域が小さくなりすぎないよう、ユーザーの操作性を考慮した余裕のあるレイアウト設計を意識しましょう。

デザインが完成した後は、管理画面での設定に移ります。実務上のミスを防ぐためにも、まずは基本スペックを正確に把握しておくことが重要です。
正方形サイズは 1040px × 1040px 、ファイル形式はJPGまたはPNG、容量は10MB以下という規定を遵守してください。今回特典として配布している「17種類のモックアップセット」をご活用いただければ、実際のスマホ画面でどう見えるかを事前に正確に把握できます。
具体的な設定手順としては、管理画面のメニューから「リッチメッセージ」を選択し、まずはプッシュ通知に表示される「タイトル」を設定します。次に、用意した画像に合わせて適切なテンプレートを選択し、画像をアップロードします。最後に最も重要なプロセスが、配信前の「プレビュー表示」と「テスト送信」です。必ず自分自身のスマートフォンで受信テストを行い、リンクの動作に不備がないか、タップしやすい配置になっているかを実機で最終確認する習慣をつけましょう。
多くの担当者が悩む「画像のサイズと容量」の制限です。Lステップなどの拡張ツールを使用する場合、画像サイズ(アスペクト比)の自由度が比較的高く、容量内であれば柔軟にアップロードが可能です。しかし、LINE公式アカウントの管理画面から直接配信する場合は、「幅1040px」であることが絶対条件となります。基本的には「幅1040px」を基準に制作しておくのが最も効率的です。

また、アップロードできる画像容量にも違いがあります。LINE公式アカウントは最大10MBまで対応していますが、通信状況や各種拡張システムによってはより軽量なサイズが推奨されることもあります。
さらに、あえて正方形ではなく少し縦の短いサイズ(1040px × 800pxなど)を使用することで、スマホ画面に画像が表示された際、画像の下に「テキストメッセージの冒頭」をチラ見せさせるテクニックもあります。画像で目を引きつつ、テキストで詳細を読ませるという二段構えの誘導は、反応率を高める上で非常に有効です。
(出典:

特典のモックアップセットをダウンロードする。
今後配信する画像のサイズに迷った際、モックアップに当てはめて見え方を比較してみる。
スマホ画面に最適化されたサイズで、新しいリッチメッセージをテスト配信してみる。