
LINE公式アカウントの料金改定以降、運用者にとっての死活問題は「いかに配信通数を抑えるか」になりました。しかし、ただ配信を削るだけでは、本来届けるべき人に情報が届かない『機会損失』を招く恐れがあります。
大切なのは、Lステップの仕様を正しく理解し、通数に「カウントされるメッセージ」と「カウントされないメッセージ」を構築段階で使い分けることです。今回は、構築のプロが実践している通数コスト削減のロジックを解説します。
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Lステップには、通数を消費する配信と、消費しない配信が明確に分かれています。ここを混同して構築すると、意図しないコスト増を招いてしまいます。
①通数を消費する「プッシュメッセージ」
メッセージ配信、ステップ配信、リマインド配信がこれに当たります。これらは「こちら側から仕掛ける配信」であり、戦略的な絞り込みが必須です。
💡構築のコツ: ステップ配信の1通目から「アンケート」を送り、2通目以降をセグメント配信に切り替えるだけで、通数を30〜50%削減できるケースもあります。
②通数を消費しない「リプライメッセージ」
意外と見落とされがちなのが、リッチメニュー・カルーセルを押した際の「自動応答」です。これらは「ユーザーのアクションに対する返信」としてカウントされるため、無料で送ることができます。
✅具体例: 「最新のキャンペーン情報を知りたい」というボタンをリッチメニューに置き、それを押した人に自動応答(テンプレート送信)で詳細を返すように設定します。これを配信(プッシュ)で行うと、友だち1,000人ならそれだけで1,000通消費しますが、リプライメッセージなら0通です。

友だち全員にプッシュ配信を送るのは、最もコスト効率が悪い運用です。ターゲットを絞らない「薄い配信」を1万人に送るよりも、ニーズが明確な1,000人に深く刺さる情報を届ける方が、最終的な成約数も費用対効果も圧倒的に高くなるからです。
①回答フォームによる属性の可視化
最初の回答フォームで「興味のあるカテゴリー(例:ダイエット、筋トレ、食事)」をタップさせ、その瞬間に「タグ」や「友だち情報」を付けます。
✅具体策: 「ダイエット」に興味がある人だけに絞って配信をすれば、全配信と比較して通数を抑え、かつクリック率が倍以上に変わることも。
②「非アクティブユーザー」を配信除外設定する
「半年間一度もリンクをクリックしていない人」に送り続けるのは、お金を捨てているのと同じです。
💡構築のコツ: Lステップの「流動的な条件(例:直近90日以内にクリックがない)」を活用し、反応がない人を「通常配信」の対象から自動で外すフィルターを構築します。これにより、死に垢(動いていないアカウント)への無駄な課金を防ぎます。
ただし、ここで重要なのが「休眠顧客」へのアプローチです。 反応がないからといって完全に切り捨てるのではなく、コストを最小限に抑えながら再活性化(掘り起こし)を狙う設計をセットで行います。
「休眠限定」のスポット配信: 通常配信からは除外する一方で、3ヶ月〜半年に一度だけ、休眠顧客だけに絞って「限定クーポン」や「重要なお知らせ」を送る「掘り起こし専用配信」を設定します。
低コストな再定義: 全員に送り続けるコストをカットした分、その予算を「今まさに検討しているアクティブ層」や「休眠から戻ってきそうな層」への質の高い配信に充てることができます。
「捨てる」のではなく「配信の強弱をつける」こと。これが通数コストを賢く運用するプロの視点です。

ステップ配信の設定ミスで「すでに買った人」にセールスし続けてしまうことがあります。これは単なる通数の無駄遣いにとどまらず、お客様に『この企業は自分の状況を把握していない』という不信感を与え、解約やブロックの直接的な原因になります。
①成約者へのアクション設定
商品購入やセミナー予約が完了した瞬間に、「購入済み」というタグを付与します。
💡構築のコツ: ステップ配信の条件設定に「タグ:購入済み を含まない」という条件を加えます。これで、成約した瞬間にその人へのセールス配信が止まります。
②無駄な追い込み(リマインド)をカット
予約を検討中の人にだけ送るリマインドも、予約が完了した瞬間に停止させます。すでに目的を達成したユーザーに配信を続けないことは、コスト削減だけでなくブロック防止という「おもてなし」にも繋がります。

情報を届ける手段を「プッシュ配信」から、ユーザーが自ら動く「アクション(Pull型)」へと転換させます。これにより、配信通数に依存しない持続可能な運用が可能になります。
①リッチメニューへの情報集約
「営業時間は?」「アクセスは?」といったよくある質問を、その都度メッセージ配信で知らせる必要はありません。これらはすべてリッチメニューのボタン内に集約し、ユーザーが「必要な時に、必要なだけ」取り出せる仕組みを作れます。
💡構築のコツ: ボタンを押した瞬間に、Lステップの「カルーセルメッセージ」や「テンプレート」が返ってくるように設定します。ユーザーが自らアクションを起こして受け取るこれらの返信は、現在の仕様では通数にカウントされない「リプライメッセージ」扱いとなります。
②「キーワード応答」の活用
「資料請求はこちら」とボタン付きのプッシュ配信を送る代わりに、リッチメニューや画像内で「トーク画面で『資料』と送ってください」と促す設計です。
💡構築のコツ: あらかじめ「資料」というキーワードに対して、資料(PDFやサンクスページ)を返す「自動応答」を設定しておきます。ユーザー自らキーワードを入力して受け取るこの形式は「リプライメッセージ」扱いとなるため、何人に送っても配信コストは一切かかりません。
✅さらに高度な活用法: キーワードを送ってくれた人にだけ自動で「資料送付済み」というタグを付けることで、「誰が資料に興味を持ったか」を可視化し、その後の追客(セグメント配信)に繋げることも可能です。

構築完了前に必ず「月間の想定通数」を算出します。「友だちが1,000人増えたら、今のLINEプランだと月額◯円オーバーします。だから今のうちにセグメント配信の条件を厳しくしましょう」といった、半年先を見越したコスト設計を行います。
友だち数 × 月の配信回数 = 予算の可視化
💡構築のコツ:友だち登録が急増した際に、配信通数が上限に達して「本当に送りたい重要なメッセージが送れない」という事態は絶対に避けなければなりません。構築段階で「1人あたりの月間配信数」の上限を想定しておくことで、無駄を削ぎ落とした「構築」を実現しましょう!

「通数を減らすことは、単なるコストカットではありません。」
ユーザーにとって不要なノイズを減らし、本当に必要な情報を、最適なタイミングで届ける。そのための緻密な設計こそが、結果として通数を抑え、ブロック率を下げ、成約率を向上させます。
「配信コストが高くて運用が苦しい」「もっと効率的なLステップを構築したい」という方は、ぜひ一度マーケリンクにご相談ください。仕様を熟知したプロが、あなたのビジネスを最適化します。