
年末年始は、企業・店舗からユーザーへの挨拶やキャンペーン情報など、LINE公式アカウントのメッセージ配信が集中する時期です。しかし、この配信集中により、メッセージ遅延やサーバー負荷による各種トラブルが発生する可能性がLINEヤフー社から公式にアナウンスされています。
本記事では、スムーズな年末年始運用を実現するために、必ず確認すべき3つの注意点とその対策を解説します。
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12月31日、特に1月1日にかけては、サーバーに非常に高い負荷が発生し、メッセージ配信に遅延が生じる可能性があります。 また、1月1日0時に配信開始したメッセージがサーバーに重く負荷をかけ、負荷状況により配信が失敗する可能性があります。
①配信タイミングを分散させる
深夜帯の配信は、平常時と同様にブロックを誘発する可能性があるため推奨されません。12月31日や1月1日の配信は避け、可能であれば12月30日以前、または1月2日以降に配信スケジュールを設定し、サーバーへの集中を避けるようにしましょう。
②予約配信時刻を分散させる
1月1日0時など、誰もが設定しそうなキリの良い時間での予約配信は避けるようにしてください。

投稿のタイミングが特定の時間帯に集中した場合や、通信速度、ネットワーク環境の状況によっては、投稿内容がすべてのユーザーのLINE VOOMに反映されるまでに数時間のタイムラグが発生する可能性があります。
①LINE VOOMも早めに投稿
メッセージ配信と同様に、年末年始のピークタイムを避けて投稿を完了させることを推奨します。
②重要な情報はメッセージで補完
VOOMでの告知をメインにする場合でも、即時性の高い情報やクーポンの期限が近い情報は、メッセージ配信での補完も検討しましょう(ただし、メッセージ配信の集中に注意)。

メッセージ配信と同様に、自動応答の返信やステータス(既読など)の反映に遅延が発生する可能性があります。 また、特にリッチメニューの応答についても、ユーザーがタップしても応答がない状態が発生する可能性があります。
①リッチメニューをピーク時に差し替える
リッチメニューにキーワード応答を設定しているアカウントは、サーバー負荷時にリッチメニューをタップしても応答しない不具合が生じる可能性があるため、年末年始のピーク時にはキーワードを設定しないリッチメニューに差し替えることを強く推奨します。
②チャット応答の遅延も考慮
年末年始は問い合わせ対応が遅延する可能性があることを、自動応答やプロフィール画面などで事前にユーザーに告知しておきましょう。

年末年始にLINE公式アカウントを運用する際は、メッセージ配信やリッチメニューの利用に遅延・不具合が発生する可能性を念頭に置くことが重要です。
最も重要な対策は、メッセージ配信やVOOM投稿のタイミングをピークからずらすことと、キーワード応答を設定したリッチメニューをシンプルなものに差し替えることです。