

認証済アカウントとは、LINEヤフー社がビジネス利用にふさわしいと判断した公式アカウントのことです。ビジネス情報や運営実態が確認されるため、信頼性が高く、ユーザーから安心して友だち追加してもらいやすい特徴があります。
未認証アカウント(グレーアイコン)に比べ、認証済アカウント(青アイコン)は以下のような点で差が出ます。
・LINE内検索(スマホのLINE検索)に表示される
・Web検索でアカウントページがヒットしやすくなる
・公式素材の利用幅が増える(ポスターやノベルティの種類が増える)
認証済になることで、LINEを顧客接点として使う企業にとって大きなメリットがあり、特に集客や広告運用を行いたい場合は必須と言えるステータスです。

認証済アカウントには、ビジネス活用に役立つさまざまな利点があります。特に以下のポイントは多くの企業が取得を希望する主要理由になっています。
認証済アカウントになると、LINE広告(友だち追加広告など)の利用が可能になります。
※業種によっては審査によりNGとなる場合があります。
無料で使える友だち追加ポスターのデザイン数が増えるほか、オリジナルのノベルティを購入できるようになります。来店店舗やイベントでの友だち獲得施策が行いやすくなります。
ユーザーがスマホのLINEアプリで検索したときに、認証済アカウントは上位に表示されやすく、発見性が大きく向上します。
未認証では制限されるリサーチ(アンケート)機能で、自由回答形式を使えるようになります。顧客の生の声が取れるため調査の精度が向上します。
通常、有料プランの支払いはクレジットカードのみですが、認証済アカウントなら請求書払いに対応。法人利用として非常に便利になります。
Googleなどの検索結果にLINE公式アカウントのページが表示される可能性が高まります。
(ただしSEO効果として劇的なものではありません)

メリットだけでなく、運用上の注意点も理解しておく必要があります。
認証後はアカウント名の変更に制限がかかり、申請の手間や審査が発生します。
「とりあえず名前を決めて後で変えたい」という場合は注意が必要です。
認証済になると検索に表示されるため、完全にクローズドで運用したいアカウントでは、意図しないユーザーが流入してくる可能性があります。
限られた顧客だけに使ってほしいケースではデメリットとなる場合があります。

実際に認証を取得するための流れはシンプルです。
① LINE Official Account Manager(LINE公式アカウント管理画面) にログイン
② 右上の「設定」(アプリ版はメニュー内の設定をタップ)ボタンをクリック
③「アカウント認証をリクエスト」を選択
④ 必要情報を入力して「確認する」をクリック
(会社情報・事業内容・WebサイトURLなど)
⑤ 審査結果の連絡を待つ(通常数日〜1週間程度)
⑥ 審査通過後、青バッジが付与され正式に認証済アカウントとして利用可能に
審査では、ビジネスの実態が確認できるWebサイトや店舗情報などが重視されます。不備があると却下されるため、事前に情報を整えておくのがおすすめです。

認証済アカウントは、LINE公式アカウントをビジネスで本格的に活用したい企業にとって、ほぼ必須のステータスです。
LINE内検索への表示、広告出稿、公式素材の利用、請求書払い、リサーチ機能の自由回答など、未認証にはない多くのメリットを備えています。
一方で、
・アカウント名変更の制限
・検索に出ることでクローズ運用が難しくなる
といったデメリットもあるため、運用方針に合わせて慎重に検討することも重要です。
申請フロー自体はシンプルで、必要書類やWebサイト情報が整っていれば数日〜1週間ほどで承認されます。
LINE公式アカウントで集客・販促を強化したい企業は、まず認証済アカウントの取得を最優先で検討する価値があります。